
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記更けゆく秋(3)ララランド
家で「家族としゃべりながら見たいから」と言い、めったに映画館に見に行こうとはしない娘ですが、私が「ララランドが飯田橋ギンレイにきたから、月曜日に見に行く」と告げたら、「じゃ、私もいっしょに見よう」と言いました。
10月30日、珍しく、娘息子といっしょむに映画館に出向きました。夫は、いつでも映画パスポートを使えますから、仕事の合間、別々の日に2本立てを分けて見ます。でも私はパスポートを借りる身だから、いつも2本立てを続けて見ます。
娘は「ギンレイの固い椅子だと、1本見るだけで身体が疲れる」というので、娘息子はララランドだけ見て、父とランチに行くことになりました。
私は、家でおにぎりをにぎって映画館に持ち込み、ララランドを見終わって次のカフェソサエティが始まるまでの入れ替え時間に食べました。
ララランド、2016年に最多のアカデミー賞ノミネートを受けたミュージカルです。
女優の卵ミア(エマ・ストーン)と、ジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋愛模様を描き、歌も踊りも楽しかった。
いつもは「しゃべりながら見る」のが好きな娘、家に帰ってから、しゃべりたかったことをワイワイ言いながら晩ご飯を食べました。
私が聞きたかったこと。「冒頭の高速道路でのダンスシーンは、合成なのか、CGなのか、それとも高速道路封鎖して撮影したほんとうの道路なのか」
娘、すぐにスマホ検索。なんと、2015年8月に3日間高速道路を封鎖して土日2日間でダンスシーンを撮影したのだそう。すごい!

娘からの、主演のゴズリングとストーンについての情報。演じられた歌も踊りも吹き替え一切なしの本人のダンスと歌。ゴズリングはミュージシャンとしても活躍している人で、ピアノ演奏、全部本人。
私はゴズリングについて、まったく覚えていなかったけれど、「16歳の合衆国」を見たときに、ちゃんとレビューも書いていました。ゴズリングは子役から芸能活動をしてきた人だけれど、「子役は大人の役者としては大成せずに、アル中になったり薬中になったり」という、よくあるパターンにはならずに、ちゃんと大人の役者になったんだなあ。
娘の疑問点。恋人同士がロサンゼルスのグリフィス天文台プラネタリウムを訪れるシーン。本物の天文台ロケか。セットか。
ふたりはこっそりプラネタリウムに入り込み、ふたりだけの星空を楽しんだのだ。グリフィス天文台のプラネタリウムは7ドルだけれど、実際には恋人たちがやったようにこっそり忍び込むことも二人だけの星空を写すこともできず、ここは実際のロケではないそう。
そんなメイキング情報も楽しみながら、娘は歌のナンバーもすっかり気に入って、図書館でCDを借りてくるそうです。もっとも、人気CDは2年待ちとかになるそうなので、もし、ネットダウンロードで手に入りそうなら、オトート君のなんたら会員でダウンロードするんだ、という入れ込みよう。
久しぶりに映画館でいっしょに見た映画が、一家で楽しめるものでよかったです。
<つづく>