20171107
ぽかぽか春庭アート散歩>2017の建物散歩(1)ホテルニューオータニ日本庭園
今年も文化財ウィークになりました。毎年秋に、東京都の歴史的遺産文化財を一般の人に公開する催しです。
パンフレットをもらい、公開期間の日付と場所をじっくり眺めて、行きたいところをチェックします。
今年行きたいところ、赤坂プリンスクラシックハウスに決めました。元赤坂プリンス旧館(旧李王家邸)です。
11月1日水曜日。勤務している大学が文化祭休講になったので、近代建築巡り趣味仲間yokoちゃんと現地集合で集まることにしました。
開場は10時半と書いてあったのですが、外観の写真を撮るために10時前には赤坂プリンスクラシックハウスに到着しておこうと約束。
yokoちゃんは麹町駅から歩いてきて、すぐだったというのですが、私は永田町駅に出て、階段がいやだから都道府県会館内のエレベーターに乗って外へ出たら、目の前にあるはずのアカプリに行き着かず、ぐるぐる回って20分も遠回りしました。どこへ行くにも迷うのは毎度のことですが。
道ばたにいた警察官に道を聞いても「さあ、私らは応援ですから、このへんの地理はわかりません」と、すましている。そりゃ、田舎もんの婆さんに道を教えてやるよりはトランプ来日警備のほうが重要でしょうが、赤坂に応援にくるのなら、赤坂の地理くらいは知っておいてほしいよ。
仕方がないから、長い通路を戻って永田町駅改札で周辺地図をもらう。だいたい、方向音痴なのに、東京地図くらい持って家をでなさいっての。
周囲の写真を撮ってから、なにやら準備をしている人に尋ねたら、結婚式があるから11時にならないと入れません、と言う。結婚式場になっていることを計算して、11月2日大安よりも1日先負のほうが結婚式が少ないのでは、と考えて1日にしたのですが、平日の先負なのに、挙式ありました。
まだ1時間もあるから、ホテルニューオータニの日本庭園を見学しようということにしました。
ホテルニューオータニは、一代で財をなした大谷米太郎(1881-1968)が旧伏見宮邸跡地を買い取って私邸にし、東京オリンピックの前に高層ホテルにしたものです。
私は中国で世話になった友人を招いて、回転レストランTHE Sky(ビュッフェダイニング)で食事したおりや、オオタニ美術館に来たときに庭園巡りをしたことがあります。
庭園は、元は加藤清正下屋敷。加藤家改易ののちは、井伊家のお屋敷に。明治になると、旧伏見宮邸となったものです。
伏見宮から外国人が買い取ろうとしたところを、大谷米太郎が押しとどめて買い取り、荒れ果てていた庭園も整備したのだとか。
大名庭園の形式をとどめている園内は、東京の台地と谷の地形を利用しており、滝や池巡りを楽しむことができます。
yokoちゃんは、東京都心の地形の高低差に興味を持ちました。yokoちゃんの済んでいる地域は平らなところだそう。
そういえば、細川家の庭園であった現江戸川公園も、旧古河庭園もこのような高低差を利用している庭園です。
ニューオータニ日本庭園、滝の前で
たまには都会のまんなかのこんなお庭でほっこりしているのもいいなと、散歩を楽しみました。
11時になったのでアカプリに戻りました。
<つづく>
ぽかぽか春庭アート散歩>2017の建物散歩(1)ホテルニューオータニ日本庭園
今年も文化財ウィークになりました。毎年秋に、東京都の歴史的遺産文化財を一般の人に公開する催しです。
パンフレットをもらい、公開期間の日付と場所をじっくり眺めて、行きたいところをチェックします。
今年行きたいところ、赤坂プリンスクラシックハウスに決めました。元赤坂プリンス旧館(旧李王家邸)です。
11月1日水曜日。勤務している大学が文化祭休講になったので、近代建築巡り趣味仲間yokoちゃんと現地集合で集まることにしました。
開場は10時半と書いてあったのですが、外観の写真を撮るために10時前には赤坂プリンスクラシックハウスに到着しておこうと約束。
yokoちゃんは麹町駅から歩いてきて、すぐだったというのですが、私は永田町駅に出て、階段がいやだから都道府県会館内のエレベーターに乗って外へ出たら、目の前にあるはずのアカプリに行き着かず、ぐるぐる回って20分も遠回りしました。どこへ行くにも迷うのは毎度のことですが。
道ばたにいた警察官に道を聞いても「さあ、私らは応援ですから、このへんの地理はわかりません」と、すましている。そりゃ、田舎もんの婆さんに道を教えてやるよりはトランプ来日警備のほうが重要でしょうが、赤坂に応援にくるのなら、赤坂の地理くらいは知っておいてほしいよ。
仕方がないから、長い通路を戻って永田町駅改札で周辺地図をもらう。だいたい、方向音痴なのに、東京地図くらい持って家をでなさいっての。
周囲の写真を撮ってから、なにやら準備をしている人に尋ねたら、結婚式があるから11時にならないと入れません、と言う。結婚式場になっていることを計算して、11月2日大安よりも1日先負のほうが結婚式が少ないのでは、と考えて1日にしたのですが、平日の先負なのに、挙式ありました。
まだ1時間もあるから、ホテルニューオータニの日本庭園を見学しようということにしました。
ホテルニューオータニは、一代で財をなした大谷米太郎(1881-1968)が旧伏見宮邸跡地を買い取って私邸にし、東京オリンピックの前に高層ホテルにしたものです。
私は中国で世話になった友人を招いて、回転レストランTHE Sky(ビュッフェダイニング)で食事したおりや、オオタニ美術館に来たときに庭園巡りをしたことがあります。
庭園は、元は加藤清正下屋敷。加藤家改易ののちは、井伊家のお屋敷に。明治になると、旧伏見宮邸となったものです。
伏見宮から外国人が買い取ろうとしたところを、大谷米太郎が押しとどめて買い取り、荒れ果てていた庭園も整備したのだとか。
大名庭園の形式をとどめている園内は、東京の台地と谷の地形を利用しており、滝や池巡りを楽しむことができます。
yokoちゃんは、東京都心の地形の高低差に興味を持ちました。yokoちゃんの済んでいる地域は平らなところだそう。
そういえば、細川家の庭園であった現江戸川公園も、旧古河庭園もこのような高低差を利用している庭園です。
ニューオータニ日本庭園、滝の前で
たまには都会のまんなかのこんなお庭でほっこりしているのもいいなと、散歩を楽しみました。
11時になったのでアカプリに戻りました。
<つづく>