上野公園2月21日
20180301
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記春盛り上がる(1)もうすぐ春、ソダネー
2月の冬期オリンピック、日本は冬季五輪史上最多のメダルを獲得して盛り上がりました。
娘と息子は、フィギュアスケートは、放送されたすべての選手の演技を見ました。ペアやアイスダンスでは、成績下位選手の演技放送がなかったので、いたくご不満。でも、日本のメダルが期待された男女シングルは、ほとんどの選手の演技が放送されたので、放送された選手の姿、全部見ていました。
私は、シングル演技の30人出場中、フリーに進出した24人はショートフリーとも見ましたが、フリー進出ならなかった選手で見たのは、男子はショート27位カザフスタンのデニス・テンと28位フィリピンのマイケル・クリスチャン・マルティネスだけでした。フリーに進出した選手だと、ラトビアのデニス・ヴァシリエフスとか、ジョージアのモリス・クビテラシビリとか、スポーツアナも噛んでいた名前だってちゃんと言えるようになりました。
結果については、羽生宇野両選手の金銀も盛り上がりましたが、女子の宮原、坂本両選手がどちらも自己ベスト記録を残したことで、「よかったね」と、家族で言い合いました。
そして、インタビュアーが宮原に「残念な結果でした」とインタビューを始めたのを聞き、「メダルなくても立派だよ。自分のできる最高の演技をしたのに」と憤慨。メダルだけが価値あるような言いようが、がんばった選手に気の毒ないい方に思えました。
そのあと、民放で松岡修造が宮原選手に「ショートもフリーも自己ベスト。このオリンピックで本当に自分を超えた。おめでとうと言いたい」と発言した、というのを知って、娘は「さすがシューゾーさん、私の思いをちゃんと代弁してくれた」と。
メダルの数だけに興味を持つ人たちもいるのかも知れませんが、スポーツを見て盛り上がるのは、選手たちがそれぞれの困難を克服しながらベストのパフォーマンスをする姿を見ること。フィギュアスケートだけでなく、カーリングもスノボもスキーも、ほんとうにすばらしい選手のがんばりを見せてもらいました。
24日のカーリング女子3位決定戦。娘息子といっしょに応援しました
イギリスとの一点を取らせ合う、息詰まる展開。最終10エンドで有利な後攻のイギリスのショットが狙いを少しずれ、日本のストーンがNo.1になり、勝利しました。準決勝まで進んだことだけでも、立派なことだと思っていたけれど、銅メダルに達して新たな時代を作りました。でも、もし銅メダルにならなかったとしても、やはりファンとしては「ベストをつくした、立派」とたたえていたと思います。
「そだねー」が聞こえるたび、「そうそう、ソダネー」と、うなずきながら。
娘は予選から全戦を見てきたので、もうすっかり6人目のロコソラーレ気分。試合終了後、カー娘が涙ぐむ姿に、もらい泣き。選手を応援する気持ちが、娘に力を与えてくれていると思うと、出場全選手に感謝です。
盛り上がったピョンチャンオリンピック。
スピードスケート金メダルの小平奈緒選手が、五輪2連覇しているライバル李相花(イ・サンファ)を抱きしめて、銀メダルをたたえる姿も本当に感動的でした。
スピードスケートの新種目、女子マススタートで、高木菜那選手が金メダルを獲得し、3人チームで滑るパシュートの金とあわせて、ひとつの五輪でふたつの金メダル。すごい。
でも、スケートで転んだ他の選手のとばっちりで転び、予選敗退となってしまった選手も、怪我の影響や体調不良で思い通りの成績が残せなかった選手にも、ありがとう、お疲れ様でしたと言いたいです。
25日の最終日、昼は東京マラソン。2時間、東京の景色の見覚えある通りが映ると「ほらほら、あそこだよ」といいながら、応援しました。16年ぶりの日本新記録達成おめでとう。
夜は閉会式を見ました。がんばった選手たち、晴れやかな顔でした。
2月は冬期オリンピックの話題ばかりになってしまいましたが(とくにフィギュアスケート)4年に一度なのですし、お祭りですから。
3月1日の気温は19度まで上がるという天気予報が出ていました。春一番も吹くとか。一気に春、とはいかないでしょうが、三寒四温、春はもうすぐ。そだねー。
・バスを待ち大路の春をうたがわず 石田波郷
皇居東御苑にて2月22日
・日の中の白壁大手門の春 春庭
・大手門を染めて早春の入り日 春庭
地震で一部分が壊れていた大手門の白壁もすっかり修復されていました。
<つづく>