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ぽかぽか春庭「こいのぼりなう in 新国立美術館」

2018-05-12 00:00:01 | エッセイ、コラム


20180512
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記GM(2)こいのぼりなう in 新国立美術館

 4月28日、新国立美術館へ。ビュールレ美術館展を見るためですが、もうひとつ、新国立美術館の企画で「こいのぼりなう」という展示があることを知り、入場してみました。入場無料。ビュールレ展が混んでいそうなので、もう少し人が少なくなるまで待っていようという心づもりでしたが、こちらはこちらでとても面白く見ることができました。

 テキスタイルデザイナー須藤玲子がデザインした布地で作られたこいのぼりが、約300匹泳いでいます。
 須藤の作り出した布地が20センチ四方くらいの見本帳になり、並べられているコーナーもあり、布地を織り出す工場のビデオ映像もありました。布を作る工程、とても面白かったです。

 こいのぼりインスタレーションは、フランスの展示デザイナーのアドリアン・ガルデールとのコラボレーション。布地の魅力を伝えるのに、とてもよい展示方法と思いました。

 入り口の白いこいのぼり


 新国美の一番広い会場いっぱいに泳ぐこいのぼり




 こいのぼりの下にはソファがたくさん置かれていて、みな思い思いのスタイルで休んでいました。なかにはぐっすりと寝込んでいる人もいるし、ひっついて恋する喜びを表現しているカップルも。私も、1時間弱休憩してのんびりできました。


 ワークショップコーナーでは、「世界に一匹だけのこいのぼり」を作るテーブルがありました。こいのぼりの形に切った白い台紙に、小さく切ってあるさまざまな色や模様の紙でうろこを貼っていきます。「あ、その紙はお母さんが使うからもってっちゃダメ」なんて話しながら、親子で作っていたり、ほのぼのとした手作りコーナーです。
 私も一匹作ってみたのですが、つくづくと美的センスの欠けている人間だなあとの認識を新たにしました。

 須藤さんのテキスタイル見本帳をざざっとながめてみました。さまざまな布地、すてきでした。
 「織物染め物が好き」と長年思ってきましたが、自分で作る側に回るのは百年早いと思いました。私は、見る側で十分です。

こいのぼりといっしょに


<つづく>
コメント (2)
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