春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「ランス美術館展 in 島根県立美術館 」

2020-11-03 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ランス美術館展ポスター
20201103
ぽかぽか春庭アート散歩>アート散歩2020秋(2)ランス美術館展 in 島根県立美術館

 ガイド本を何冊か「見ておくように」と渡されたのだけれど、「娘の計画通りについていけばいいや」と思っていたので、私は松江に島根県立美術館があることも知らずにしんじ湖温泉に投宿しました。

 途中、どこかの壁に「ランス美術館展」というポスターが貼ってあるのに気づきました。毎週「日曜美術館」の美術展案内を見て、東京周辺の美術館なら「週末はあの美術館に行ってみよう」と計画します。でも、島根は遠いと思って見過ごしたのか、島根県立美術館で「ランス美術館展」をやっているということはまったくアンテナに引っかかっていませんでした。
 地元のテレビ局の開局50周年を記念する展覧会だそうで、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、SPSしまねグループの主催。
 しかも、敬老週間ということで、65歳以上なら県外からの観覧者も年齢証明があれば無料。らっき~。

 実は2017年に新宿の損保美術館で「ランス美術館展」を開催していたのですが、見逃していたのです。
 ランス美術館改装中の貸し出しによって、19世紀フランス風景画をたっぷり見ることができました。

・ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ
 2020年9月12日(土) ~ 11月3日(火・祝)

 フランス北東部、シャンパーニュ地方の古都ランス。むろん一番有名なのはここで醸造されるシャンパンですが、地元の美術館は19世紀のフランス絵画を収集しており、特にコローの所蔵が充実しています。
 コロー、ロマン主義絵画、バルビゾン派、ブーダンを中心とするオンフルールに集った画家たち、モネ、ルノワール、ピサロら印象派。油彩画50点、版画26点うち、16点がコローです。西洋美術館の常設展示にもコローがありますが、16点もまとめてみるのは初めてです。

 

・カミーユ・コロー(1796-1875)「春、柳の木々」


・ウジェーヌ・ブーダン(1824-1898)「水飲み場の牛の群れ」
 ブーダンは若いころのモネに戸外で製作することを指導し、印象派誕生のきっかけをつくった画家です。


 常設展は、「水」が描かれた作品を収集する、というコンセプトで集められているのだそうです。

・ポール・ゴーギャン「水飼い場」


 工芸室、現代美術室など常設展の展示も何室もあったのですが、午後は松江城へ回る予定でしたから、洋画室のほかはさらっと観覧し、娘と展望デッキに出てみました。
 松江宿泊のホテルから宍道湖を見ると、ちょうど対岸にあたる場所にユニークな形の建物が見えます。丸く穴が開いているように見えるのは、屋上の展望スペースです。展望スペースからの宍道湖夕陽のながめは、とてもきれいだということだったのですが、私と娘がこの展望スペースから眺めたときは熱射病になるかと思うくらい日差しの強い真昼でした。(画像借り物)


 1999年に開館した、菊竹清訓事務所の設計。ガラス張りの内部も宍道湖を眺めるスペースがゆったりしていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする