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ぽかぽか春庭「免許証書き換え講習会」

2021-09-02 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210902   
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2021二十一世紀日記秋(1)免許証書き換え講習会&バスシルバーパス更新

 年をとるといろいろやっておかなきゃならないことが山積みになります。
 春庭もあれこれ飛び回りました。第一番に運転免許証の書き換え講習。これまではゴールド免許10年一度の書き換え時に、警察署で講習(ビデオ)をちょこっと見て、目の検査などしてそれで終わり、写真を撮ってお金払えば更新できたのですが。70歳過ぎての更新は、目の検査のほか、実車運転の講習もあるという。

 さて困った。春庭、自慢じゃないがペーパードライバー歴40年。免許取りたての若いころは実家の車でドライブなどにでかけたこともあるのです。しかし家族「おまえの運転、危なっかしくていつか事故るよ」と言い同乗拒否。ドライブに付き合ってくれたのは、運転を何も知らないアヤオバだけでした。
 結婚してからは夫が「自動運転ができて絶対に事故を起こさず地球を汚さないエネルギーの車ができるまで、我が家は車を持たない」という方針だったし、都内移動なら地下鉄と電車バスで十分間に合ったので、運転する機会ありませんでした。
 ただ、身分証明書かわりに免許証が必要だった、ということで更新を続けてきたのです。

 実車の講習を受けなければならないって、どうするどうする。免許を取ったときマニュアル車だったので、高齢者講習に用いられるというAT車には触ったこともありません。
 インターネットで「AT車の運転方法」というサイトを開き、エンジンのかけ方から復習しました。

 ドキドキしながら自動車学校に講習申し込みをして、8月25日、講習会に出かけました。
 高齢者講習会に集まったのは、男性3人と私。動体視力検査、夜間視力検査など、念入りな視力検査。私の目は近眼で老眼。でも検査結果によると、運転するのに問題のない視力だそう。ビデオの「高齢者運転の注意」などをぼうっと眺め、いよいよ運転講習。

 担当の先生に「ペーパードライバーですし、40年前に免許取ったときはマニュアル車でしたから、AT車運転席に乗るのは初めてです。今後も運転することないと思いますが、免許証返納して運転履歴証明書をもらうのではなく、免許証がほしいのです」と、正直に伝えました。
 講師は、「運転試験じゃないから、大丈夫です」
 2人ずつ乗車しました。

 講師は「直進、5番で一時停止。右折してから6番に入ってS字を抜ける」など、進行を教えてくれるし、「ああ、左折のハンドルもっとゆっくり」など、ダメだしをしてくれます。私は自分の運転する車が動くことすらびっくりの状態、、アクセルなどほとんど踏み込まず、のろのろと自動車学校の中の道を動きました。
 ひとりの実車は15分くらいのものですが、40年ぶりに車を動かした私にはどきどきの時間でした。

 実車のあとは、ふたたび講習室で講師から運転規則の改正になった部分の講義を受け、運転講習受講証明書を交付されました。よかった。
 
 バスの「都内シルバーパス」の更新も必要。こちらは毎年。70歳以上で非課税の人は「千円」で都内バスのパスがもらえます。しかし、ちょこっとでも税金を納めている人は、2万円仕払う。都バスだけでなく、私鉄バスもこのパスにで利用できるので、私は重宝にしていますが、「2万円払っても、1年のうちバスに何回も乗らないから無駄」という友人もいました。
 私は通勤に使うので、更新します。
 
 年をとればとるほど、できることは限られてきますけれど、現役で働けるうちは心身を健康に保って、細く長く働いていこうと思います。

 月に一度病院に薬をもらいにいくと。会計待ちのベンチなどずらりとお年寄りが並んでいます。むろん、私も病身だから病院へ通っているのですが、居並ぶお年寄りの中にいると居心地悪く、いたたまれなくなってしまいます。病院に来ているお年寄りですから当然のこと、ぐったりと元気なく、生気ないお年寄りたち。

 介護1の判定を受けた姑がデイケアセンターに行くのをしぶり、「あんな年寄りばっかりのところに行くの、いやだ」と言っていたときは「そういうあなたも90歳の高齢者」と、心のなかで突っ込みをいれていましたが、自分が「高齢者」になってお年寄りに囲まれた時間を持つと、姑の気持ちがわかってきます。

 若い留学生に囲まれて「センセーセンセー」と頼りにされることにより、若さのエネルギーをもらっているのだと感じます。
 私もできる限りのことを尽くして、留学生が日本語を学んでいけるよう努力し、給与以上の宝物をもらっているのだと、感謝感謝で毎日暮らしていきたいです。

 学生から元気をもらう


<つづく>
コメント (2)
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