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ぽかぽか春庭「晩夏の病」

2024-09-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
20240908
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記白露(2)晩夏の病

 暑さいまだおさまらずのころ、はやりに乗り遅れてはやり病に罹患しました。なんとも間抜けな時期でのコロナ罹患です。半年おきに5回目までワクチン接種をしていたのですが、6回目の接種は「もう流行りも収まったみたいだし」と、ぐずぐずしていたら、発症。のどが痛くて咳が出る。鼻水が出る。頭痛はあるが熱はないので、通常なら病院へ行ったりしないで「寝て治す」程度の症状だと思ったけれど、日曜日の夜、やっちゃんからの電話で、北海度に行くとき羽田から出るので、その前に会う時間をとりたい、という連絡だった。

 「熱はないけど、頭痛と喉のいたみ。咳がでる」と症状を話すと、「後期高齢者の症状はなにがあるかわからないから、明日病院へ行け」とのやっちゃんからの忠告。安心してやっちゃんに会うためだと思って、翌日受診。「ははは、ただの風邪だから、3日もすれば治っていて、会える」と、報告できると信じての受診でした。

 月曜日の朝、病院へ出向き、症状を話すと、病院職員は心得ていて「熱がなくても発熱外来になるので、13時に来てくれ」と、申し渡される。

 13時10分すぎ。遅刻だと思いながら病院へかけつけたが、午後はもう待合室にもジジババはいないので、遅刻をとがめられることもなく、問診表を記入してから30分待つ。ようやく看護師さんが隔離部屋にやってきて、「鼻の奥まで検査しますので、少し痛いですが、がまんしてください」と言われたが、少しじゃなく、ものすごく痛かった。(夫がいうには、鼻ぐりぐりは古い検査の方法で、今はもっと簡便なやり方があるのだと)

 別の隔離コーナーにつれていかれ、待てとの指示。90分待っても音沙汰ないので、看護師呼び出しボタンを押すと、すぐに来てくれた。PCR検査山積みだったころでなく、今の時期、検査する検体はたぶん私だけ。ネット言説だからもしかしたら正確ではないかもしれないが、検査結果が出るのに通常30分というので、たぶん忘れられていた。
 結論は陽性。うわっ!ついに私もコロナ罹患して、人間であることが証明されました。私だけはかからんと思っていたのに。

 早速やっちゃんに「コロナ判明したから会えない」と連絡。友達が各地にいるやっちゃんだけど、大学母校がある北海道には各地に友達がいる。毎年夏に友達一回りすると10日ほどかかる。帰りは9月10日ころ、というので、帰りに会うことになりました。

 というわけで、8月末までは食欲あまりない中、ソフトクリームシャーベットなど喉を通るもの、バナナ桃トマトところてんなど、食べられるものを食べてすごす。カロリーはけっこうとったので、コロナダイエットにはならぬ。八月いっぱいごろごろと寝てすごし、世間一般に聞く病勢推移どおり、咳は続きましたが、1週間で症状は消え、たしかにインフルエンザよりも軽い。

 病むも癒えるも人生めぐりあわせ。ぐるぐる回るメリーゴーラウンドのように、めぐりめぐって、楽しい日もあれば寝込む日もある。次のひとめぐりまで、元気にいたいです。


<つづく>
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