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ぽかぽか春庭「光と動きの100かいだてのいえ in 写真美術館」

2024-10-10 00:00:01 | エッセイ、コラム


20241010
ぽかぽか春庭アート散歩>2024アート散歩秋(2)光と動きの100かいだてのいえ in 写真美術館

 写真美術館、第3水曜日のお楽しみ。地下1階、2階、3階の展示のうち、2階の今森光彦「日本の里山」展は7月第3水曜日にも見たので、最後にササッと回ることにして、地 1階のいわいとしお「光と動きの100かいだてのいえ」から観覧。副題は「19世紀の映像装置とメディアアートをつなぐ」
会期:2024.7.30(火)—11.3(日・祝)

 写真美術館の口上
 人気絵本『100かいだてのいえ』の作者いわいとしおは、日本を代表するメディアアーティスト岩井俊雄でもあります。岩井は、幼少からアニメーションに強い興味を持ち、パラパラマンガや驚き盤を現代のテクノロジーによって進化させた作品<時間層>シリーズによって、独自のメディアアートを確立しました。この展覧会では、岩井のメディアアートと、その原点となる19世紀の映像装置をつなぎ、光と動きが生み出す視覚体験の面白さと、それらを作り上げた科学者や芸術家たちの飽くなき探求心を解き明かします。

地下1階エントランスの看板

 
 19世紀に写真技術が日に日に進化をとげ、光と影の表現を深めてきた歴史。パラパラ漫画から連続写真の連続上映による映画の発展。そのメディアを原点として、19世紀から20世紀の装置の再現もので、写真や映画の原理を知り、観覧者は参加型展示で遊ぶ。

入口にある100階建てのいえの立体作品


 映像装置を動かしてピアノの音を出すのなどやってみたけれど、とっても下手でした。ぽろろん素敵な音をつなぐころができる人もいるのに、私のは単音をぼん、ぼんと鳴らすのが精いっぱい。円盤を回して絵が動き出すのをスリットから覗くのも下手。

 小学生時代の工作ノートが出展されていました。いろいろな工作物のアイディアをノートに書き記し、実際に制作した作品のページには「済」と書き込まれている。


 メディアアートは、芸大卒業作品から展示があり、光と動きがくるくるチカチカ。見続けていると年寄りの目はチカチカしてくるのですが、こういう新しいアートにふれるのもメイドの土産と思って眺めました。

 スイッチをいれると人が無限にくるくる動く。


 写真や映画の原点を知り、再現された古典的な「動きを楽しむ装置」に実際に触ってみたり、最先端のメディアアートを知る。「現代アートはわからんちん」とばかり言っている老婆にも楽しいひとときでした。

<つづく>
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