20241015
ぽかぽか春庭アート散歩>2024建物散歩秋(1)日本大通りの建物、旧横浜商工奨励館(横浜情報文化センター)、開港資料館
9月28日、横浜の日本大通りをぶらぶらして、この地に残る近代建築を見て歩きました。

旧横浜商工奨励館は、関東大震災で壊滅的となった横浜を復旧新生させるべく建てられました。1929(昭和4)年に竣工、2000(平成12)年に改修増築をほどこして横浜情報センターとなり、NHK放送センター、ニュースパーク(旧新聞博物館)などが入っています。
設計は横浜市建築課で、木村龍雄、北川満多雄、徳永熊雄、佐藤芳夫ら横浜市建築課の技師たちの担当。建物の1階は石張、上層階は擬石仕あげ。
旧横浜商工奨励館の正面

正面後方に見える高層階は、増設された部分


正面階段


2階階段上ロビー、貴賓室


旧英国領事館(横浜開港資料館)1931(昭和6年)


エントランス外側と内側


商工奨励館のように、表層部分を残しつつ増築高層階を建て増しする方法もあるほか、横浜には、震災遺構の建築物も残されています。明治時代に建てられ関東大震災で崩壊した遺構のうち、この煉瓦遺構は、所有者の意向により、保存が決まりました。もとの「開通社」は、、横浜港から陸上される貨物の通関・発送取扱事務を営んでいた商社 だそう。1908(明治38)年に建てられたと推測され、近代建築のありようを知る手掛かりになります。


日本大通りの近代建築、ハイライトは「三塔、キング・クイーン、ジャック」です。いつも通りすがりに外観を見るだけでしたが、28日、ゆっくり見学できました。
<つづく>