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ぽかぽか春庭「花のある近景」

2023-01-05 00:00:01 | エッセイ、コラム
20230107
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記新年(4)花のある近景-千の花束をあなたに

 2022年から2023年へ。千里をかける虎のかけっぷりから、静かでやさしいウサギの年。世の中も変わっていくのではないかと思います。

 我が家、犬猫飼育禁止の団地住まい、13年間にわたって、ペットは、ウサギでした。ウサギは鳴き声も小さく隣の家にも聞こえない。糞はまん丸コロコロしていて、臭いもなく、の犬猫の糞に比べて始末がよい。食べ物は干し草中心のウサギフード。
 娘息子が世話をしてきたのは、灰色のネザーランドドヮーフ、茶白黒の三毛ハーレクイン、真っ黒のロップイヤーラビット、3代のウサギは娘息子にとって、最も身近な動物でした。自分より小さく弱い存在をいつくしみ大切にすることの大事さを、うさぎたちは教えてくれました。
 かわいかったウサギのことを思い浮かべながら、新しい年を始めましょう。2023年がうさぎのように穏やかで静かな年になりますように。野山に暮らす野兎は、天敵に襲われたとき、逃げ走るのは早いんですけれど、家ウサギはゆったりのんびりです。

 2022年に千里をかけめぐる虎のごとく走り巡った美術展写真展。人物像、動物の写真、風景の絵、すばらしい作品に巡り会う喜びの多い2022年でした。
 花の写真も、蜷川実花、藤原新也、星野道夫それぞれに花の生命のほとばしりを感じました。絵画展。ボーシャンの花もモネの花も心ひかれる美しさでした。
 一番気に入ったのは、星野道夫が撮影した北極圏の花。短い夏の間に姿を見せ、長い夜が続く極北の地につかのま地に伏すように咲く花は、ひときわ貴重な姿を見せてくれました。

 我が家の玄関先に咲いた冬バラ。
 学校のイベントで歌ってくださったソプラノ歌手の方と打ち合わせで会ったとき、ささやかなプレゼントとしてさしあげました。小さな花を喜んでくださり、大事に部屋に飾っているようすを写真にとって送ってくれました。
 心ばかりの品を大切にしてくださるその心がうれしい。


 第九合唱に参加したミサイルママにも、心ばかりの花束をプレゼント。
 「部屋に飾りました。すごくきれい。ありがとう」というショートメールが届きました。

 視覚障害の友人阿子さんからは、見えない目でひらがなを書いたクリスマスグリーティングカードをいただきました。
 電話で「劇団昴のクリスマスキャロルというお芝居、いっしょに見に行きませんか」というお誘いを受けた時、ちょうど学校主催のイベントと時期が重なってしまい、ごいっしょできませんでした。
 阿子さんのライン音声通話では「劇場で、古い友人と思いがけず出会うことができました。クリスマスの奇蹟みたい」と、声がのこされていました。
 クリスマスカードは立体仕様。開くと大勢のサンタさんたちが回転ずしの周りにいるゆかいな図柄です。食いしん坊の私のために選んでくれたのかな。阿子さんにも、心の花束を。

 九州の青い鳥さんからは「心がピカリと光ります」とラインメールが届きました。
 みんなみんなありがとう。

 移住先の神岡古民家に宿泊させていただいた友人A子さん。楽しい旅ができました。
 仕事先の上司は、ランチに同行するたびに、いやになるくらいの愚痴こぼしを聞いてくれました。ランチの味も悪くなったかもしれませんが、いやがらずにランチごいっしょしてくれました。
 
 ブログを訪問して、ブログ友達の日常を知ることも心の支えでした。
 一人暮らしの達人、yokoちゃん。コロナの外出制限の中、読書や買い物散歩で心豊かな退職後生活を続けている姿をしらせてくれることに感謝。
 コロナ下で物書きとしての収入が減少しても元気にアルバイトで補って物書きの志を継続しているまっき~さんにも、田舎暮らしの見事な「豊かな食材と人間関係」を教えてくれるくちかずこさんにも、感謝申し上げます。
 ブログ出不精の春庭で、なかなか訪問はできないのに、「いいね」を毎回押してくれる方々にも感謝。はげみになります。
 なんとさまざまな人に支えられてきた1年であったことか。

 やっちゃんとの年始電話。いつものたわいない話ですが、「今年もボランティアの大学乗馬部指導と馬術試合の審判は続ける」と、頼もしい。お互い一病息災の身ではあるけれど、気持ちは元気いっぱい。夏にはまた出かけたいね、と約束しました。山梨県立美術館のミレーの絵を見るのが第一候補です。

 周囲の人に支えられ、助けられながらの2022年でした。コロナにもかからず、寝込むような病気もせず、働くことができたこと、すべての人に感謝をこめて。

 2023年も頑張って生きていきます。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「ふみ日記2023」

2023-01-03 00:00:01 | エッセイ、コラム
20230103
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記新年(2)ふみ日記2023

 毎年だじゃれで日記タイトルをつけてきました。2023年のタイトルは「23」の「和語の数字1,2,3=ひ、ふ、み」から「ふみ日記」

 文を書くことが私にとって活力の元であり、慰めであり、生きていく理由にもなりました。
 むろん「文」を書けなかったときもありました。23歳のときに母を失ったあとの1年くらい、なにもできない時間がありました。1年たって、母が残した俳句や歌、エッセイをまとめて3回忌に母の知り合いの香典返しにする、という話になり、本をまとめる作業の中で、少しずつ生きていけるようになりました。それから50年。今も文は私の生きる力です。

 人が生きていく活力を得るのは「推し活」だったり「自分のメイク術のインスタ公開」だったり、「おいしいもの探報」だったり、それこそ人によりけり千差万別ですが、つたない文でも書き続け、それを読んでくださる方もいてくださる。ごく少数ではありますが、読み手がいることが励みになりますし、過去ログの中でも、あるタイトルに興味を持った方が訪問してくださり、参考にしてくれているらしいことがわかります。少しは役にたつことができた、とうれしくなります。

 病弱な暮らしを続けている娘息子の「食い扶持稼ぎ」を最優先にして生活をたててきましたが、いろいろなことが重なって仕事中心の生活が変わることになりそうです。

 そうなると、「ふみ」中心の時間を中心に毎日をすごすことになるでしょう。
 掃除は大嫌い、料理はほかに作ってくれる人がいないからやっているだけ、カップラーメンやレトルト料理の毎日だって平気、という春庭です。家事は「やらずにすませられるならやりたくない」ですから、通勤時間と仕事時間のない日常はきっとしょうもない時間になるかもしれません。

 2023年がよい年になるように願いながら新年を迎えましたが、ちょいと気持ちはへこみがち。
 がんばります。

 ルノワール1894


<つづく>
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ぽかぽか春庭「謹賀新年」

2023-01-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
20230101
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記1月(1)謹賀新年

 みなさま、新年おめでとうございます。
 2023年が、みなさまにとって、世界にとってよい1年となりますように。
 皆様のお幸せをお祈りします。

 2022年6月に観覧した120歳のピーターとともに。(撮影OKコーナーのピーターです) 
 人参大好きピーター
 
 ママとピーター


 バレエ「ピーターラビット」よりダンサーピーター
  

 今年もよろしくお願いいたします。
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