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ぽかぽか春庭「お別れ会白ワインで乾杯」

2023-04-04 00:00:01 | エッセイ、コラム
20230404
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>花のもとにて春至難(2)お別れ会白ワインで乾杯

 校長副校長は「高齢HAL副校長追い出し作戦」を強く憤り、残留するよう申しいれてくれたのですが、学校法人ではない、株式会社設立の学校という現場では、経営権を握っている理事の意向で学校方針が決まる。

 3月29日、校長とN副校長、校長夫人(N副校長の姉)が「HAL先生お別れ会」を催してくれました。校長夫人はソプラノ歌手です。2022年12月の学校主催講演会のおり、前半は「シルクロードの錦」という元NHK統括ディレクターとしてシルクロード取材をしてきた方の講演、後半は「日本中国友好50周年記念、日本の歌と中国の歌」という歌の公演を市民に公開しました。
 校長夫人とも何度も打ち合わせをして、顔なじみになって、今回の退職を惜しんでくださるとのことで、4人の会になりました。

 お茶の水駅からホテルへ。和食屋の個室に丸テーブル。12時からランチ開始です。HAL挨拶、5年分の感謝をお伝えしました。乾杯と校長挨拶。5年分の「お疲れさん」
 乾杯の白ワインはHALからの差し入れ。事前に電話を入れて、乾杯用にシャルドネを1本準備してもらいました。和食には日本酒とも思いましたが、校長夫妻はよく晩御飯にワインをたしなまれているのを知っていたので、あえて和食にワイン。

 見た目もきれいで、おいしい和食セットでした。


 最後に記念品交換。校長夫妻からは、美濃焼織部の切子ガラスペア風樹、副校長からは万年筆。ありがたくいただきました。


 HALのお返しの品は、ちょっと恥ずかしい安物でした。校長夫妻には赤ワイン2本(娘が懸賞で当てた。ペットボトル入りの大衆ワイン)、副校長にはホワイトホースウイスキー(娘が懸賞で当てた品)。娘はアルコールはほんの少しケーキの果物に入っていても気持ちが悪くなるので、アルコール類は当選品は全部母へ。でも、ビールも2ケースたまっているし、和金もウイスキーもあるので、ビール1ケースは、日本語学校教職員用お別れ記念品として配りましたし、ワインとウイスキーは返礼品に活用。
 今後無収入になることがわかっているので、節約生活のはじめとして、お金をかけないプレゼント返礼品だったのですが、切子ガラスペアグラスは私には普段使いにはできないような高価なもの。安ワインのお返しは申し訳なかった。今後、宝くじ当たったら、校長夫妻副校長を豪華お食事にご招待いたしましょう。

 食事をしながらのおしゃべりは、ほとんどが「辞めざるをえなくなったHALの愚痴」で、楽しい話題ではなかったのに、校長夫妻も副校長も穏やかなとてもやさしいお人柄だったので、終始なごやかな雰囲気で楽しく和食をいただき、白ワインもがぶがぶいただきました。校長夫人と、副校長はワイン1,2杯で打ち止めの姉弟。飲める派の校長とHALはワイン2本あけたけれど、帰りの足元がふらつくこともなく、駅へ。


 
 6月開催のソプラノ歌手校長夫人のリサイタルちらしをいただきました。コンサートを楽しみにして、再会を約しました。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「花曇りの桜」

2023-04-02 00:00:01 | エッセイ、コラム

20230402
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>花のもとにて春至難(1)花曇りの桜

 いっしょに退職することになったS非常勤講師とH非常勤講師が「最後にいっしょにごはんを食べながらお話しましょう」と、お別れ会食をセッティングしてくれたので、駅前のイタリアンの店で食べながらこれまでの思い出を語り合う時間がとれました。3月17日に卒業式を終えた後の3月20日のこと。

 S先生H先生は、2019年に最初に学院に勤務してくれた日本語講師です。S先生はもともとベテランで力量がありましたが、H先生はほぼ新任で経験が少ない日本語講師でした。しかしS先生は4年の間にめきめき実力をつけ、教師としての成長が著しかったです。とてもよい先生になり、学生からも慕われていました。
 H先生は「先生が新人の私にもいろいろな機会をあたえてくださり、ほんとうに日本語教師としてよい経験を積むことができました」と、くりかえし感謝してくださるのが申し訳ないように思います。

 私は私立大学文学部では「日本語教師養成講座」を受け持っていましたが、この日本語学校では「4コマ目は教科書などの授業ではなく、教師が自分の裁量で自由に日本語教育を実践する」という「ゆるい」スケジュールを作っただけなのです。H先生はその中でゲームをとりいれた授業など、いろいろ工夫して授業を実践してきました。
 すでに日本語教師の資格を得ている若い先生に、4コマ分の文型指導やテストなどの時間をぎっちぎちにとるより、自分の裁量で授業を構成するという時間を作ったことは、教師を育てるためには、よい方法だったのだと、今は思います。

 今は「思い出」になった日常の教室


 今回「6名いた日本語教師が一度に4名退職する」という状態になり、4月からは新しい日本語教師とともに学校がリスタートすることになりました。
 新体制のもとではそんな「ゆるい」授業は不可能で、点数を少しでも上げるための厳しい詰め込み教育が実践されていくことと思いますが、新しい体制の学校として今後は発展していくことを願っています。
 今後も学校を支えるべく残って仕事を続ける校長副校長にあとを託します。

 3月29日、校長夫妻副校長とのお別れ会食のあと、今まで住んでいた住所とのお別れのために、区役所へ。転出届を出しました。
 ほんとうは、2019年の夏から今の住所に住んできたのですが、仕事を続けているうちは、保険証や運転免許証の住所変更など手続きが面倒になるので、息子が残っている旧住所に住民票を置いたままにしてありました。夫タカ氏が「仕事を辞めたのなら、住所変更もしたらいいよ」というので、現住所への転入をすることにしました。

 区役所に行く途中、公園を通り抜けます。桜並木の下は昼間は宴会をする人もいたでしょうが、夕暮れ近くの公園の桜は、花曇りの中、もう散り始めています。
 区役所で待ち合わせをして、ミサイルママと花見をすることにしました。お互いの近況報告をして、HALが3月末で退職することも報告しました。そして、いつもの愚痴。「辞めたくてやめたんじゃないよぉ。リストラされたの」
 まあ、たいていの反応は「73歳になっていれば、リストラっていうより定年後の嘱託も打ち止めになったってところだから、嘆くほどのこともないでしょう」なんですが、やさしいミサイルママは、「これからどうするの」と心配してくれました。「年金じゃ食べていけない一家だから、少し休んでなにか探すよ。夫はね。シルバーセンターに登録しておけば、なにかしら仕事があるんじゃないかって言うんだけどね」

 今回のミサイルママとの待ち合わせは、ゆみさんコンサートが4月29日に行われるので、ミサイルママじんさん夫妻と並びの席をとってもらい、チケット代を渡すためでした。
 モスバーガーのコーヒーでおしゃべりして、雨が降ってきたので「じゃ、また由美さんのコンサートで」と再会を約束しました。


<つづく>
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ぽかぽか春庭「男子フリー&アイスダンス &エキシビション

2023-04-01 00:00:01 | エッセイ、コラム


20230401
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023フギュアスケート三昧(3)フィギュアスケート2023世界選手権 男子フリー&アイスダンス in さいたまアリーナ

 2023世界フィギュアスケート選手権4日目は、アイスダンスフリーと男子フリー。たまアリで現地観戦。


 男子はディフェンディングチャンピオンの宇野昌磨選手がショートトップの成績でフリー出場です。ケガをしているという足の状態は心配ですし、クワッドアクセルを組み込んでくるであろうアメリカのイリヤ・マりニンの追撃もあるし、応援も気がぬけません。

 アイスダンスの「かなだい」は、念願の世界選手権出場。ショートでは11位と健闘しています。10位以内に入れば、次回の出場枠が2となり、チームココ小松原夫妻といっしょにでられるので、応援に力が入ります。かなだいとチームココの両方とも大好きなので、両方に出てほしいのです。
 アイスダンスは欧米の選手層が厚く、上位進出を果たすには自己ベスト+αが必要です。これまで、ショートかフリーのどちらかで、カナダイのどちらかが転ぶミスが続きました。アイスダンスはジャンプがないので、ほとんど転倒するチームはなく、一度転ぶと大きなダメージになります。今度ばかりはころばないでほしいと、祈りました。

 席は200レベルのはじっこ。


 カナダイの「オペラ座の怪人」は、完璧と言っていい、すばらしい出来でした。美しい流れで観客すべてを魅了しました。最後までころぶことなく要素をまとめていて、フィニッシュポーズでは両選手とも涙。私も涙ぐんでしまいました。ダイちゃん、よく頑張った!
 自己ベストとなるフリー115・95点、ショートフリー合計188・87点で総合11位。目標にしてきたトップ10には今一歩届かなかったのですが、ほんとうによくがんばりました。
 男子シングルとアイスダンスの両方で世界選手権出場、そして11位の成績は立派で、高橋選手の偉大さがわかります。


 25日、競技開始前の曲かけ練習を見ることができました。

 男子シングルのフリー。
 山本草太はジャンプ失敗があり15位。でも初出場でよくがんばった。
 友野一希は、オーケストラの指揮者に扮してコミカルな要素もいれながらジャンプもがんばり6位。
 グラディエーターを演じたフランス代表ケヴィン・エイモズも、「ラマンチャの男」の曲「見果てぬ夢」を美しく表現しきったアメリカ代表ジェイソン・ブラウンも、ベストをつくして素晴らしかった。
 最大の武器クワッドアクセルを引っさげて参戦したマりニンは、おしくも回転不足などで3位。車ジュンファン(韓国)が2位。

 そして宇野昌磨は期待通りの1位。
 競技終了。力を出し切った宇野昌磨は、氷の上に大の字に。よくがんばりました。
 

 25日土曜日の男子フリーに続けて、26日はエキシビションメダリストオンアイスを観覧。プレミア席前から3列目

 エキシビションに登場するのは成績上位順、というわけでなく、世界大会にふさわしい、さまざまな国の人が選ばれていました。ドイツのベテラン、ニコル・ショット(7位)、ジョージア代表 モリス・クヴィテラシヴィリ(20位)、イタリア代表マテオ・リッツォなど、多彩な表現力で見ごたえがありました。クヴィテラシヴィリは派手な黄色いタキシード風の衣裳を着て、客席から登場。マテオ・リッツォのテニス選手に扮してのコミカルな演技熱演など、面白かったです。

 カナダの31歳キーガン・メッシングは、この大会が最後の世界フィギュア出場。このシーズンが終わると、競技フィギュアから引退し、家業の「消防士」になるそうです。キスアンドクライの点数待ちの間に恒例の「スマホの中の我が子」の姿を披露したし、エキシヴィでは得意のバック転を繰り返して拍手喝采。母方の高祖父は、日本からカナダへの移民第1号とされる永野万蔵さん。消防士になっても、活躍すると思います。  

 エキシビが終わった会場。なごり惜しい、、、
 

 けやき広場のロイホで娘と晩御飯食べて帰りました。

<おわり>
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