天気 曇一時晴のち一時雨
今日の午前中と午後5時ごろの雨上がりの空。
雲がだんだん多くなり、関東の沖合に台風が近づいているらしく、時々雲が増えては雨が降る。
耳鳴りが凄い。蝉の声のあまりしない場所なのに、耳の中は蝉時雨だ。年中、一匹以上は鳴いていて消えることのない音なので慣れてしまったが、蝉時雨はねえ・・台風が近いせいかも。
さて、隔離3日目、昨夜ここのいちばんの責任者(呼び名は所長としておく。別の呼び名なのだが)が、本社から連絡あった、とやってきた。本社へ私が送ったメールが転送されてきたのだ。
わ~、転送される、なんてそんなつもりはなかったけれど、所長(一応、そう呼んでおく)の悪口は書いてないからいいか。
知りたいことは色々あるが、まず現状、クラスターは起きていない、とのこと。でも、感染した職員から感染しているかどうかは、14日間の観察が必要。ま、常識の範囲です。でも保健所からは現在はクラスターなし、と言われたのが安心だ。濃厚接触者になる入所者は全員、ワクチン接種済。私は濃厚接触者でもないし、通院は支障ない。通院当日、私が感染していなければ。
「職員もワクチン終わっていた人なのですか」といちばん訊きたいことを訊いたら・・「いえ、していませんでした」
・・・・・(私の無言)
要約すると、施設での集団接種、市役所の言うとおりに職員へ手続きを指導、接種日を設けて入所者と同時に接種した。
が、しない人も居た。
強制出来ない、のだ。接種しない人が誰なのかは聞けないが、一昨日、私の部屋を掃除に来た30代とおぼしき介護士さんに訊いたら「私はしていません」と。本当は、訊くことがモラハラになるから、訊いたのは初めてで、その彼女がしていないのなら、他にも居る筈だ。
会社としては「接種してください、でも強制ではありません」としか言えないのだろう。強制したらパワハラになる。退職してしまうかもしれない。介護士と看護師の不足は東京の由々しき問題だから、辞めても本人はちっとも困らないのだ。
入所者の殆どは2回を終えて2週間が過ぎている。あとは事情のあった数人が、2回目を終わっていないだけだ。入所者のワクチンが終っていなかったら、簡単にクラスターになっていただろう。
ワクチン打っても、感染はするという。でも、感染しにくい、重症にならない、ということは実証されている。(最新のアメリカの情報では、デルタ株には効果なし、とネットニュースにあったけれど今のところ、日本では効果が出ている)事情があって打たなかったのかもしれないが・・打てる状況の人が拒否したのなら、感染した職員に「どうしてくれる、この隔離の14日間の不自由を!」と言いたい気分にもなる。
経過はまだ文書には出来ない、と言うのは少し抵抗したかったが夜遅いのでやめた。途中経過でも、家族に知らせておきたいことはある。私以外にも訊かれてその都度説明はしていると言うが、彼女もそれでは大変だ。知りたいのは、今、どんな状況になっているか、ということ。
さて、隔離中の食器はすべて感染防止のため、使い捨てになった。食堂閉鎖で部屋まで届けてくれるのは有難いが、最初は、ひどい容器だった。ご飯は干からびているし味噌汁はコンビニの100円珈琲のカップだし・・と、食欲が萎えて、昨日は珍しく食べ残してしまった。
今朝からやっと、「まともな使い捨て容器」になった。朝は和食の日は一汁二菜。月水金がパン食になる。牛乳は和食には必ず付く。
部屋食だと冷蔵庫から不足のお菜を足せるのが嬉しい。
昼は、お楽しみ弁当の日・・普通なら松花堂弁当のきちんとした入れ物なのに、コンビニ弁当のポリ容器。でも穴子ちらしを美味しく頂いた。容器には慣れるしかない。
箸も割り箸。なんとも風情のないこと・・と思ったら、家から、新品の箸を持参していたことを思い出した(写真の箸)。役立つ日が来てしまった。
「釈放」まであと12日。
立秋や雀しきりに来る窓辺 KUMI