KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

生まれた時からスマホがあった

2021年08月24日 | 俳句
天気 曇がち

朝起きて、カーテンを開けたときの空。低い雲の途切れたところの高い空に、鰯雲が見えた。何となく秋めいた雲。鰯雲・鯖雲などは秋の季語になっているものの、本当は一年中出ているとか。

今日も隔離のお籠り。朝食後、少し掃除などしたり、投薬、歯磨き・・結構朝は忙しい。動きが鈍いので食事の支度などなくてもさっさと片付ける、ということが出来なくなった。少し動けばすぐに息切ればかり。
さて、終わったら、スマホのショートメールで下の階のお姉さまへご機嫌を聞くのが、日課になってしまった。彼女の電話はガラケー、なぜかこちらから掛けると留守電になっているか、すぐに切れてしまう。本人にも原因が解らないようだ。
短いメールで無事を確かめ、何か話があれば彼女の方から電話してくる。今日はとくにないようで・・。メールの打ち方は最近になって娘さんに教わったのだそうだ。句読点はないが、とにかく90歳過ぎてからメールを覚えたのだから仕方ないか。スマホが欲しいのだそうだ。「みんなラインをしてるし、写真も送れるらしいし」と、結構意欲はある。孫に勧められているようだ。
教わるにしてもこの隔離生活では、他の人とも会えない。

スマホ当たり前の年代と、スマホを全く知らない年代との格差は大きい。私がスマホを使い始めた6年くらい前には、
「スマホを使えるのですか、凄い!」などと言われ、高齢者は使えないのが当たり前、使う必要もない、と思われていてムッとしものだ。

でも、スマホ時代に生まれた子供は公衆電話の使い方を知らないので、万一の時のために教えるのだそうだ。今日の朝刊の投稿欄に小学生の投稿が載っていた。朝日の朝刊から。7歳だから2年生?

小学生 1〇田〇〇(岐阜県 7)
 「9がつにぼうさいの日があるから、なつやすみにでんわのかけかたをおぼえようか」とおかあさんがいいました。ぼくがうまれるまえ、大きなじしんのあとでは、けいたいでんわがつかえなくて、こまった人がたくさんいたそうです
*****
ということで、投稿者はお母さんと、町の公衆電話の在るところを廻り、電話のかけ方を勉強する。
(〇を)とる、(〇を)いれる、(〇を)おす、と、学校の宿題プリントには書いてあったそうだ。ここのブログへ来る大人はまさか、〇が何かをご存知ない方は居ないと思うけれど・・受話器をとる、コインを入れる、電話番号をおす。

写真は日暮れ近い酔芙蓉。前の住まいのマンション裏の酔芙蓉、今頃は綺麗に咲いているだろう。朝は真っ白に咲いている。この色が、すっかり酔った花の色かもしれない。一日中観察したことはない。

白いうちの写真がなかなか見つからないので、ボケ写真だけれど同じ木の花。多分、昼近い時刻のほんのりピンク。


パラリンピックが始まる。でもおそらく終わるまで見ないかも。助かる命も救えない今の東京で、なぜパラリンピックを?とどうしても意義が解らないので、ひたすら終了の日を待つだけだ。ちなみに私も心臓が器械で動く障害者のはしくれだから、興味がない訳はない。

長寿なら父の家系よ鰯雲  KUMI  
コメント (6)
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