天気 晴
蓮池の終わりの花。8月の写真があまりないのは、この月に命日と病気入院が集中していることも理由になりそうだ。
今日は、5年前に7ヶ月患って亡くなった姉の命日。
その日のブログを再掲します。
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2016年8月29日のブログより
姉の葬儀が26日に終わり、今日が初七日。葬儀のときに初七日法要も一緒におこなったので、今日から普通の暮らしに戻ることにしました。
喪主、などというのは夫に先立たれたときになるもの、と思っていたのに、家族葬ながら私が喪主になってしまいました。もう一人の姉は様々な事情で色々なことに関わる余裕がなかったので、結局は、亡姉の何もかもを背負わされた私にお鉢がまわってきた訳で。
葬儀は、逝った者にとっては人生の終わり。
喪主なぞになってしまった私には、また別の諸々の後始末の始まり。元気な間に終るかしら?という諸々です。
終活を何もしていなかった独身者は、入院中もさんざん私を東奔西走させましたが、今度は、お墓です。実家の菩提寺に入れねばなりません。
高齢で障害者の私には日帰りはちょっときつい距離、でも一泊するほどの距離でもなく・・
そしてちょっとばかり残った資産の相続。亡兄姉には甥姪がたくさん居ます。
ともかく、ひとつのことは終わったので、少しは自分で自分の時間を「管理」出来るようになりました。入院当初から外出不可能で不治と診断され、何ヶ月も続いた病院からの「命終の電話待ち」状態から解放されました。
このブログをお読みのお独りの皆さま、せめて、お金は身内の誰もがすぐに使えるようにしておきましょう。
通帳の場所、暗証番号、離れて住む身内にもすぐ依頼出来るようにしておきましょう。
それがイヤなら、出来るだけ多くの現金を解りやすいところに置いておきましょう。ドロボーなんて滅多に入るものではありませんから。
喪主、などというのは夫に先立たれたときになるもの、と思っていたのに、家族葬ながら私が喪主になってしまいました。もう一人の姉は様々な事情で色々なことに関わる余裕がなかったので、結局は、亡姉の何もかもを背負わされた私にお鉢がまわってきた訳で。
葬儀は、逝った者にとっては人生の終わり。
喪主なぞになってしまった私には、また別の諸々の後始末の始まり。元気な間に終るかしら?という諸々です。
終活を何もしていなかった独身者は、入院中もさんざん私を東奔西走させましたが、今度は、お墓です。実家の菩提寺に入れねばなりません。
高齢で障害者の私には日帰りはちょっときつい距離、でも一泊するほどの距離でもなく・・
そしてちょっとばかり残った資産の相続。亡兄姉には甥姪がたくさん居ます。
ともかく、ひとつのことは終わったので、少しは自分で自分の時間を「管理」出来るようになりました。入院当初から外出不可能で不治と診断され、何ヶ月も続いた病院からの「命終の電話待ち」状態から解放されました。
このブログをお読みのお独りの皆さま、せめて、お金は身内の誰もがすぐに使えるようにしておきましょう。
通帳の場所、暗証番号、離れて住む身内にもすぐ依頼出来るようにしておきましょう。
それがイヤなら、出来るだけ多くの現金を解りやすいところに置いておきましょう。ドロボーなんて滅多に入るものではありませんから。
以上、2016年のブログより
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実は、この姉の入院から葬儀から僅かな資産の処分から、すべてを片付けるのに足掛け3年。無論、他の身内に手伝ってもらったものもあるが、大部分を私が担うことになってしまった。6人兄妹の末っ子、残る三歳上の姉は老老介護の身、心臓手術したばかりとはいえ、私の方が自由に動けた。夫もまだ動けたし車の運転はしてもらえたし。
でも・・です。私は疲労困憊。これが終ったら、「お独りさまが元気なうちにしておくこと」という本を執筆しようと思っていたくらいだ。何しろ、80歳を過ぎていたのに何一つとして「死後の準備」をしていなかった。突然倒れた訳ではない、徐々に弱っていった(あとで脳腫瘍と解った)のだから、通帳とキャッシュカードくらいは使えるようにしておいて欲しかった。大金の入った通帳、指紋認証でお金をおろしていたので、姉はカード暗証番号を思い出せなくなっていた。普段使いの、年金しか入っていない通帳だけが、代理人の私におろせる通帳だった。
亡兄姉3人居て、そこに甥姪が何人も居て、相続手続きに、どれだけの時間と労力を使ったことか。
本当に、独身貴族は何もしていなかった。マンションには、50年以上も溜めこんだ荷物や本などが押し込まれたまま。ゴミ屋敷、に近い状態、床はまったく見えなかった。部屋へ人を入れるのを拒んでいた理由が解った。
・・・・・・命日だからと、姉を偲ぶつもりにはとてもなれない。
私はもう、自分の資産らしきものは処分してホームレス状態、終活は終了しております。
新涼や啼いて翔ちたる明け烏 KUMI