KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

やっぱり梅雨は苦手

2023年06月14日 | 俳句
天気 雨のち降ったり止んだり

昨日・今日と梅雨空で、今日は蒸し暑いのに気温は低い・・The Tuyu という肌感覚の日だった。
写真は、私が最後に見た2019年の高幡不動尊の紫陽花。一昨日載せた山紫陽花の写真の翌年になる。人生最後になるかどうかはまだ解らないけれど、20年以上は毎年紫陽花を見に行き、初詣に行き、その他色々・・吟行句会も含めて行かない年のなかったお寺さんだ。真言宗なので(偶然、夫の家もわが実家も真言宗)行きやすい、ということもあっただろうか。
この日はすでに半年経っていた、がんの治療中の夫も誘い、夫にとっても最後の参拝となった。治療効果もあって、案外、永らえてくれるかも・・と思った時期だった。この月の末にはがんに効果のある山梨の温泉へ3泊の湯治に行っている。温泉から帰ってすぐの検査では、実際に、患部のがんは小さくなっていた。でも・・転移が元でその後5ヶ月しか生きられなかったけれど。

この日、夫はやはり疲れてしまい、境内の、木陰のベンチに坐って私を待っていた。なのでゆっくりと写真を撮っている訳にもいかず、暑い日でもあり、あまり写真に没頭はできなかった。それでも、私は境内の紫陽花の間を通る遊歩道の坂を、あの時は普通に歩けたのに・・あれからたった4年しか経っていないけれど、多分、今はとても歩けない筈。平地がやっとだろう。

紫陽花が咲くからこの時期を乗り切れたけれど・・一昨日あたりから、頭痛もしてきた。頭痛は苦手なので、すぐに鎮痛剤を飲んでしまう。気象病の天気痛はとても辛いらしい。私の頭痛はたいしたことないれど、ともかく、中年以後は梅雨の時期にはあちこちが変になる。

この青がいちばん好きな色。高幡不動尊は土地の性質からか、この色の花が多くて美しい。

もし、梅雨の季節に紫陽花がなかったら・・紫陽花の存在を気にしていなくても眼に入る花だから、日本人には必然の風景なのだと思いたい。

軒へ来る雀数ふる梅雨籠り  KUMI (2021年)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする