KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜桃忌

2023年06月19日 | 俳句
天気 晴のち曇

昨日の紫陽花の続きみたいな写真。体調良ければゆっくり歩いて何とかここまで行けるかな、と思っていたが、一昨日の右足のトラブルで、ちょっと自信がなくなった。カルガモのヒナも生まれたかもしれない頃。

桜桃忌は、太宰治の忌日の13日(玉川上水入水の日)とする人も居るが、発見された今日にする方を私は支持してきた。三鷹の禅林寺で法要が営まれるのも確か今日。
桜桃忌について私がとやかく書いても、又聞きのお披露目でしかないので省略。ただ、玉川上水は私にとって馴染み深い場所だった。以前は、太宰の入水場所よりはるか上流のむしろ取水堰のある上流近くに住んでいた。大雨で増水して、交差するバス道路が水浸しになったこともあるので、太宰の事件の頃の下流は、かなり水量があったはず。今、現場(三鷹市内)の流れを見下ろしても「こんな所で入水なんて無理・・」と思うような水量だが、当時は水害時の対策のない水路。梅雨のさ中にはかなりの水量だったのだろう。

発見の日が39歳の誕生日だった、という偶然も有名な話。今になって知ると、なんというもったいない・・と思う。39歳なんて、まだ人生の入り口みたいな年齢だ。
それでも、彼の遺した作品を私は結構「青春の証し」みたいに読んだものだ。年をとってから読み返して、なんだ、あまり面白くない、わがままなお坊ちゃまのたわごと?・・などと思ったものもある。今は、本はすべて廃棄してきてしまったので、読むとすれば電子辞書の「日本文学作品集」に載っている。
ここへ来る前には漱石などは、読み返したもの。最近はそういう余裕がなくなった。向き合うのが自分の病気のことばかりのような・・人生に余裕、というものを持たなくては。


その余裕は、今のところテレビドラマに盗られてしまった。やっぱ、キムタクと福山正治サンは見逃せないでしょ。毎日、病気のことばっかし考えてたら、やってらんね。

桜桃忌武蔵野を月わたりゆき  KUMI (2007年)
コメント (2)
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