天気 雨
昨日の続きの境内の石仏と紫陽花。今日は梅雨寒、と言っても良いような一日だった。
飛行機事故の末、コロンビアのジャングルへ放り出された4姉弟が、13歳のお姉ちゃんの頑張りで生き延びた。という話は大人たちのそれぞれに、命の尊さを教えてくれた気がする。幼い命を必死で守った4人に幸あれ、と願う。
愚かな戦争は、ダムを爆破して何十万という人たちから水を奪い、それでも足りずにまだ殺し合っている。戦争仕掛け人は、命を何だと思っているのか。自分の命は必死で守っているというのに。
一方で、平和な日本ではまだ、感染症におろおろして、インフルエンザとコロナなんかに恐怖していて・・贅沢なことかもしれない。
ここでは、「〇〇さん、暫く見ないわねえ」という話が出れば、そのあとに「亡くなったみたいよ」と簡単に言う。ほぼ、それしか答えはない。一時的な入院ならば部屋は残っているから、すぐ解る。亡くなれば家族が来てすぐに片付ける。命なんて終ればあってなきがごとし。
生きるために免疫療法を頑張っているけれど、生きることが私にはどこまで必要なのかな?と、時々思う。でも、その「時々」以外は、生きているからこんな面白いことが見られるのだ、と思って生きている。
免疫療法の点滴を中断しているのに、ちっとも体調が復活せず、イライラしている。右手中指は少し良いようだが、唇は相変わらず腫れたままだし、お腹の調子も・・ でも、今日も頑張って生きている。今日は楽しいこと、あったかな? 大谷クンの活躍をちょっとテレビで見られたくらい。窓の外はどっぷりと梅雨の街。
あ、もう一つ、面会したい、と電話があった。面会者も最近は珍しいこと。誰かと思ったら私の唯一の取引銀行の店員から。誕生月なので、いつものようにささやかな贈り物がありますので・・というので玄関へ下りてみた。駅前の支店は今、お隣の市の支店と合併してしまいATMしか残っていない。なので、誕生日にいつも窓口で貰っていた、エコバッグとかおせんべいとか、ちょっとした物が貰えない。で、玄関へ下りてみたら・・店員は大型のテッシュペーパーの箱を1個、渡してくれた。
有難くいただきました。私の預金額にふさわしい誕生祝いでした。
譲られしバスの座席の梅雨湿り KUMI (2013年)