天気 晴一時曇
猛暑が近付くような予報で、外出は控えた方が・・という感じの朝の予報だった。まだ暑さに慣れてない首都圏、熱中症予防のためか、天気予報も大袈裟な。
紫陽花の写真ばかり続き、飽きられそうな・・これは昨日のものではなく、2年前の公園の写真。池の後の、あまり人の通らない場所にみごとな紫陽花が咲く。懐かしい、としか今は言えない。
猛暑に近付くような予報だったので、シャワーを浴びて洗濯をして、出かけずにそのまま籠っていた。そうすると、眠い。パソコンの前でうつらうつら。スマホを膝の上に置いたままこっくりこっくり。もう、ここまで来たら年寄三昧になってしまった感じだ。認知症の人たちには、よく眠る人が多い。わかる、わかる・・眠いものねえ・・と、食堂で配膳を待っている間にも眠ってる人を見て思う。
「〇〇さん、眼を覚ましてください、お昼ご飯ですよ」と声を掛けられても、開いた眼がまた閉じてしまう人も。「今日は牛丼ですよ、美味しいから眼を覚まして」
何だか、私も近々、そういう人たちと同じになりそうだ。
今のところ、私は珈琲で眠気を遠ざけたり、軽いストレッチで眼を覚まさせたり工夫はしているけれど・・そのうちに、食堂へ行く時間になっても私の姿が見えず、職員に叩き起こされるかも。そういう人は、認知症でなくても居る。運よく、私は寝坊したり昼寝で覚めなかったり、で職員を煩わせたことは一度もない。自分を褒めます。
眠けりゃお昼寝すればいいのよ、と言う人が居る。私はしない。なぜなら、昼間でも熟睡出来るので、一度起こされるとその眠さを夜まで持っていってしまう。で、夜中の1時2時に目が冴えて、悶々として、夜明けにまた眠りたくなり・・ということになる。同じ階のFさんが、最近、昼夜逆転している。時間の感覚がないようで、目覚めていれば「食堂へ行く時間?」と聞いてくる。
「さっき昼食を食べたばっかりよ」と言っても信じないで、また介護士に同じ質問・・
朝の4時ごろから廊下を歩いていて、すり足で歩くので変な靴音がして、こちらは眠れなくなるのですよ・・
ということで、最近は介護士さんに、昼間起きていられるように、早朝の徘徊はせずに済むように・・と、お願いした。他の、睡眠の正常な人たちが睡眠障害を起こしそうだった。最近は朝4時でも明るいので、彼女にとっては、もう朝なのかもしれない。食堂へ行かねば・・という思いから徘徊しているのだろうか。この数日は、足音を聞かなくなった。でもまだ、昼間の居眠りは続いている。睡眠剤を強くしたのだろうか。
介護士さんが「哀しいくらい時間が解らなくなっていくんですよ」と言ったことがあった。認知症がこれほど時間の認知を遠ざけるとは、私もここへ来るまで知らなかった。
明日は我が身。
寂しくはなけれど二人冷奴 KUMI (2014年)