KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

浴室のこと

2023年07月04日 | 俳句
天気 晴

未完成の塗り絵があって、簡単そうなので昨夜完成。あまり面白くない絵だけれど、舟で浴槽を思い出した?今日は浴室の話くらいしかない。明日は月1回の点滴治療の通院日、一日かかるので今日のうちに・・シャワーを浴びて、洗濯をして、明日の通院の準備もあるし・・などなどしていたら、もう日暮れ近くになってしまった。

入浴は、介護付きだと週2回。殆どの人は介護付き。私のように自分で体を洗えて浴槽へ入れる人は、介護士の介助といっても見守りと浴槽に湯を張ることと、終わったあとで次の人のための簡単な清掃くらい。無論、無料ではない。

それなら介護は不要でしょ、という人も介護付きで入浴している。なぜかというと・・浴槽の掃除が面倒、それが出来ても、浴槽へのお湯張りの「ボタン操作」が覚えられないようだ。私は、器械操作は別に困らないが、本当は浴槽の掃除がしたくない。でも、自分一人で使うことを許してもらっている。体調が余程良いときは浴槽に入るが、あとはシャワーで済ませる。
そしてもう一つ。介護付きになると入浴日と時間は介護士のスケジュール表に入ってしまい、好きな曜日・好きな時間、という訳にはいかない。そして日曜の入浴は出来ない。私はというと、9時~17時の間なら、当日でも断れば何曜日でもシャワーを浴びて良い。真夏の週2回は外出しない日続きでもちょっとキツいです。食事時間は毎日同じだし、色々と自分の好きには出来ない施設暮らし、お風呂くらいは自由にしたい、掃除は自分でしますから、と施設長を拝んで依頼した。今年4月に施設長は交替になったが、何も言われずほっとした。

え、浴槽に入らないの?とびっくりする人が居る。ちっとも。欧米人は、一生浴槽へ入らない人も居るらしい。第一、あちらの国の庶民の家に浴槽はないようだ。あっても、シャワーを浴びたり足を洗ったりするためのもので、非常に浅い。
昔、ヨーロッパ旅行に行ったとき、歴史のありそうな古いホテルで、シャワーしか使えなくてびっくりした。

一人暮らしになってからは、入浴中の事故が怖くなり、浴槽の使用をやめた。10年くらい前だったか、近所で入浴中に亡くなった独居の男性が居て、何日か後に発見され大騒ぎになったことがある。夫の親しい仲間も、奥さまに先立たれた一人暮らしで、亡くなってから何日か発見されなかったという。いずれも、場所は浴室。
なので、ペースメーカー植え込みの障害者でもあり、器械を長く湯に漬けてはいけないということもあって、私はシャワーだけの方が安心・安全。壁に囲まれたマンションの狭い風呂に入っても楽しい訳でもないし。
ここの浴室の方が、浴槽も含めとっても広い。

この4階の浴室を使って良いことになったのは、去年の夏、コロナのクラスターで3階に患者が多数出て、いつもの浴室の使用が出来なくなってから。3階のときは男性も含め、5人くらいが使用していたので前日申込が必要だった。今は・・介護付きの人でシャワーだけ、という人が時々使うくらい。なのでワタクシ専用みたいなものでございますよ。部屋から10歩で行けるし、今日は入りたい!と思ったら介護士に声をかけて血圧体温酸素飽和度は自分で測って報告し・・体調悪かったらやめることも出来るし。
いつまで続くこの自由、ではあるけれど。

4階で使うようになってから入浴道具は、こんな風にシャワーの横にぶら提げている。100均の用具ばかり。グッドアイデァ、と自分では気に入っている。


蓮の花散らば浄土へゆく小舟  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする