KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

やっぱり便利・左利き用

2023年04月17日 | 俳句
天気 曇のち晴

今日も不安定な空と気圧と気温と。体調の落ち着くことがないまま一日が過ぎる。
写真は昨日の朝と午後と。午後には不気味な雲が東京の方角(都心の方角)を覆い、その時刻に雹が降ったそうだ。こちらまでは来なかった。



昨日は目まいがひどいうえに頭痛がした。まさに気象病そのもの、でも、免疫療法の副作用も出ているので、どちらかは解らない。
友人に頼み、左利き用の小さなハサミを買ってきてもらった。


何しろ右手中指のヒョウ疽はこの数日、どんどん痛くなり、なぜか両隣の指を使った後にも痛みがひどくなることが解った。なので、パソコンはほぼ左手だけで入力、右手の小指と親指はEnter用。でも、やはり人差し指はキイを打ちたくなって動いてしまう。そんな訳で捗りません、ハイ。
ハサミを左手で使えるのはとっても有難いこと。無論、右手で使うようにはいかないけれど、一日2回は巻きなおす指の包帯も楽に切れる。封書の郵便物も楽に開封できる。こんなに右手を使えない期間が長引くと思えば、とっくに買っていたのに・・と悔しい。
皮膚科で診てもらったら・・と友人に「言われたが、困るのです。診察をきちんとしてくれない訪問医は、皮膚科と内科を兼務、今日ケアマネさんに訊いたら、どちらかというと皮膚科の方に重きを置いているのだとか。でも、先週は包帯の指なぞ見向きもせず。「化学療法中は治らないでしょう」と冷たく見放された2週間前は、包帯とって見せたのにチラと見たような・・見なかったような。耐えるほかない。前回は化膿したのは少し離れた場所だったが、化膿してからだんだん良くなっていったので、自然治癒に期待しよう。(って、情けない話)
今日はケアマネさんにさんざん愚痴を言って、でも解決する訳でもないけれど・・

囀りの街の並木を移りゆき   KUMI
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「手当」ということ

2023年04月15日 | 俳句
天気 曇のち雨

久々に塗り絵を。

いつ頃から雨になっていたのか知らない。午前中はシャワーを浴びて、昼食を食べに部屋を出たらもう降っていた。
何しろこの天気の変化の早さは相変わらず体調に悪い。耳鳴りMAX。冷たい雨のあと、明日は夏日になるのだという。
午後、いつもの後輩が、小さな花束を持って面会に来てくれた。ベランダで育てている花、紫と白のタツナミソウもある。ベランダで育てるとは珍しいこと。マンション住まいを続けていたら、今頃は何を咲かせていただろう・・とふと考えた。


昨日のドクターとの続きを、明け方目覚めて考えたら、眠れなくなった。もう諦めましょ、になっているのだが、ふと、「手当」についての  話を思い出した。それが、どこで見たのかが思い出せない。右手でまともにペンを持てなくなってもう一年。文字のメモも取らないので「出どころ」の解らない話だ。多分、YouTubeで観ていた医師の話かもしれない。
「手当をする、と言うが、それは元々病人のためににする行為のこと。額に手を当てて熱を診る、痛いところに手をtw当てて治療する・・などなど、昔から手を当てることが医師の患者への大事な行動だった」というような。手当には金銭の意味に使うことも多いが、そういえば「傷の手当をしましょう」と言うのだから、元々は医療行為から始まったのかもしれない。医師や看護師が患者に手を当てることで、患者は安堵を感じる。
昨日のドクターはそれを忘れている。高齢の患者は、内科医が自分の病気を治してくれる、なんて思っていない。ただ、少しでも暮らしていく日々を楽に過ごせるようになりたい、と思っているだけだ。(今風に言えばQOLの向上)

そういえば・・
「失敗しない外科医」のドラマの主人公の女医さんは、手術を終わると、麻酔で眠っているベッドの患者の胸に無言で手を当てる。患者はまだ意識がないのに・・でも、どこかでドクターの手の温もりを感じるのだろうか・・と、ドラマを見るたびに思った。治療には全く意味のない無言のあの手の温もりこそが「手当」なのではないだろうか。昨日のドクターにないものは「手当」の心かも。
 
降り出して揺るる立浪草の花  KUMI
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生きるって大変

2023年04月14日 | 俳句
天気 曇がち

今日、見に行こうと思っていた八重桜。写真はコロナ禍の始まった年のもの。昨日、バスの窓から咲いているのがチラと見えた。無論、いつもより1週間以上も早い。


昨日、免疫療法の点滴をしたばかりでは、やはり体調が・・で、出かける元気はなかった。午後は月2回の訪問医の来る日で。すぐに散る花ではないけれど、明日は天気が悪いようだ。
訪問医の診察を受けたら、かえって体調が悪くなった。去年末から替わった訪問医は私には良いドクター、とは言えない。前にも書いた気がするけれど。
私は主な病気が三つあって、肺がんは今、病院で月に1回の治療と検査をしているので、かかりつけ医には診察してもらうことはない。でも、循環器科(心臓)は、年に2回くらいの検査とペースメーカーの定期点検をするだけなので、投薬や病状管理は、かかりつけ医が行うことで病院とも話がついている。そして、イレウスは・・病院では又重度の症状が起きたら救急で来てください、というだけでもう病院との定期的な縁はない。だから、私としては、いちばん訪問医(ここでのかかりつけ医)に相談したい病気だ。膠原病は・・今のところ寒気によるレイノー現象に悩んでいるだけで、肺炎は起きていない。なので、血流を良くするだけのこと、でも、それだって医師が聞いてくれるなら私より知恵があるはず。今日の診察は、
「体調は変わりありませんか」
「はい、あちこち具合の悪い所ばかりで。お聴きしたいことが色々あります」と応えて始まったのだが・・
血圧とか不安定な心拍とかの話をして「血圧が不安定な時は、看護師に話してくださいね」と、聴診器で胸の動きをちと診て・・ベッドに座っている私にもう背中を私に向け、部屋を出ていってしまった。え、お聴きしたいことがある、と伝えたのに・・投薬の確認もあまりしていないし。
イレウスのことを全く話せなかった。退院時に貰った病院の薬のことも訊きたいし・・どうしよう。
思い切ってあとを追い、近くの部屋から出てきたドクターへ「先生、もう一つお願いが・・」
今は、がんよりもイレウスの方が心配なのだ。最近は患部がチクチク痛む。このドクター、入院時のことは全く知らない。無論カルテくらいは見ているだろうが。ともかく、イレウス再発防止のための方策、自分なりにやってはいるけれど・・追いかけて、やっと万一の時の薬は処方してもらえたものの・・言葉のすれ違いがあったり、ひどく疲れた。訪問医なのだから、訪問料も支払っている。病気は一つまでしか診てもらえないの?

そんなことがあり、医師不信に陥っている。日本の医療体制はとても良く機能していて信用もしているけれど、病気の入り口のかかりつけ医が患者に冷たくては、患者は誰を頼ればいいの?施設に話して他のクリニックのドクターに替えてもらうのも手続きが面倒(一つではなく、他のクリニックも入っている)。替えたとしても、そこも信頼に値するかどうかは不明だ。ここへ入る前のかかりつけ医だったクリニックが懐かしい。でも、そこのドクターも引退されたそうだ。
何だか色々考えたら、生きるための努力が面倒になってきた。

(初夏の季語ではあるけれど)
余花残花いのち一つを持て余し  KUMI
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黄砂の空

2023年04月13日 | 俳句
天気 晴 黄砂降る
写真は公園の藤棚、一昨年くらいの写真。今年は藤ももう、咲き始めてしまったらしい。
この藤棚くらいまでなら、散歩に行けるかな、ゆっくり歩けば。無論、黄砂の降らない穏やかな日に。

朝、Jアラートでびっくりさせられる。北海道へミサイルが飛んでくるらしい、と。

黄砂の中をミサイルが飛んでくるとは・・運の悪い日。ミサイルはまさか、と思ったとおり飛んでは来なかったが、黄砂の方は、朝起きたら快晴なのにもう空は不気味な霞んだ状態。晴れていれば薄っすらでも富士山は見えるはずだ。
起きてから一度も窓を開かなかったのに、食事が終ったら、クシャミの連発。慌てて鼻に薬(ワセリン)を塗ったけれど間に合わなかった。昨日は軽くて済んだ眼の痒みも始まってしまい、点眼薬をもらいに行くのが面倒で節約しているのに・・
悪いものはみんな大陸からやってくる。黄砂もだが、含まれる中国大陸の化学物質は、花粉症の比ではない悪影響があるのだという。車は汚れるし傷にはなるし・・関東はさほどの被害はないようだが、日本海沿いの地域では、関係ある病気の人は外出しない方が良い、という。花粉症みたいにクシャミで退治、とはいかないらしい、という解説を見て、ぞっとした。
下は北側の朝の空。西の空を撮ろうとしたら、人がもうラウンジに出ていたのでやめた。快晴の8時頃、いつもならもっと空が澄んでいる。


はい、今日は外出しません。室内に居ても眼がいつもの倍以上も痒い。
昨日は免疫療法の治療の日、南風が強くて、でも往復のバスから眺める新緑や街の並木の花水木がきれいなこと。八重桜が満開。
今日の、黄砂さえなければ穏やかな晴天、ちょっとでも花を眺めに出たいのに、と悔しい気分。もっとも、点滴の翌日のせいか頭痛はするし、あまり体調は良くないけれど。

桜蘂降る足元は良く見ねば  KUMI
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新緑の季節へ

2023年04月11日 | お散歩写真
天気 晴

一昨日からブログ記入なし、書くことがないというよりもサボり、と言った方がいいのかもしれない。何だか忙しい・・と言いながら、夜はせねばならぬことをあと廻しにテレビのドラマを見てしまったり。時間を好きに使えるのは職員の出入りのなくなる夕食後なので、ついつい・・怠け癖の出る時間帯だ。

ちょっと外へ出ても寒さをあまり感じなくなったのが有難い。気づいたらツツジはもう満開に近いし、桜に替わって新緑が目立ち始めた。施設の周りのささやかな土地にはカラスノエンドウとタンポポが花盛り。


朝ドラで、今月から植物学者・牧野富太郎をモデルにしたドラマが始まった。足元に咲く花が、朝からテレビ画面の主人公とともに活き活きと映っている。主役にはなりにくいそんな花たちの映像を楽しみにしているのは、私のような変わり者だけかもしれない。今日も、施設の駐車場の脇でカラスノエンドウにスマホを向けていたら、車を降りた人(見覚えあるので、入所の誰かの家族)が不思議そうに私を眺めて玄関へ入っていった。バアサン、頭は大丈夫かな?と思ったに違いない。
30代の頃の同僚で、定年近い、軍隊経験者のオジサンがいた。激戦地・ガダルカナルの生き残り、などという噂もあったが、穏やかな人だった。花や木が大好きで、小さな草花を育てるのが趣味だった。仕事ではまったく若者についていけなかったが、花好きの私と花のことでは気が合った。プランターの花の植え方とか、観葉植物の手入れの仕方とか、教えてくれた。自ら育てた苗を持ってきてくれたり。
彼がいつも言ったことは・・
「花好きは年をとってもボケない、退屈しないからね」
なるほど、と思う。私は俳句に必要な程度の植物の知識しかないが、それでも「カラスのエンドウだったか、スズメのエンドウだったか・・」
などと考えているだけでも確かにボケる暇がない。

昨日今日と、友人たちが訪れて色々助けてもらったり話を聞いてもらったり。つくづく、自分一人の力では生きていけない、皆の力で生かされているのだと感じる。明日は点滴の通院日、免疫療法に終わりはない。もう少し頑張ってみよう。

春の夢始発電車の音に消え  KUMI  
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