福岡県大川市、酒見「風浪宮の大楠（白鷺の楠）」（県指定）です！！

酒見地区は、大川市役所のすぐ北側です

県道４４２号線を北へ、宮内信号を左へ道なりに進むと

右側（東側）に参道を西向きに開いて風浪宮が鎮座します

道路向かい側の大川公園側に駐車場が有ります



大川公園は風浪宮の外苑です


参道入口鳥居です

風浪神社です

大きな手水舎です

御由緒の石碑です

御由緒の説明版です
　　風浪宮御由緒
御祭神　住吉大神・息長垂姫命（神功皇后）
　　　　少童命（底津少童命・中津少童命・表津少童命）
　　　　高良玉垂命
神験　　交通安全・勝運守護・所願導き之神
　古代海洋族長として古事記等で知られる初代神主阿雲磯
良丸より連綿と受け継がれてまいりました当風浪宮は、玄
界灘を望む福岡市志賀海神社や長野県安曇野市の穂高神社
と同族として御鎮座１８００年を数える古社であります。
又、当時の有明海と筑後川の境（汽水域）を向いて鎮座さ
れて以来海上安全・勝運・導きの神とした尊崇されてまい
りました。
　境内には国重要文化財御本殿（永禄３年１５７０年蒲池
鑑盛公寄進）、白鷺の楠として親しまれている県天然記念
物の大楠があり、鎌倉時代は元寇の役後、足利尊氏公が全
国の国に一ヶ寺づつ国家鎮護の為に建立した筑後国利生塔
（貞和３年１３４７年）がありました（現在廃寺）。当宮
は中世、風浪大権現を称し英彦山神宮や阿蘇神社と同様、
神仏習合時代様子を色濃く残し、現在も鐘楼や南北朝時代
後村上天皇（南朝）方の元号正平年間（１３５５）が刻ま
れた国重要文化財石造五重塔が往昔を偲ばせています。
　尚、平成２５年９月に初代神主、阿雲磯良丸墓が、支石
墓（主に弥生時代、中国、朝鮮半島、北部九州にみられる
葬法）として日本最大の規模である事が判り、当時の首長
級の墓としても知られることとなりました。
　　　　　　　　　　勅命社　風浪宮

太鼓橋を渡って山門です

正面に拝殿です

右手境内に目的の大楠（白鷺の楠）です

本殿は工事の為シートで覆われています


文化財標柱です

説明版です
　永禄３年（西暦１５６０年）
　　蒲池鑑盛公再建
　旧国宝指定　国重要文化財
　　風浪宮本殿
　風浪宮御本殿は、永禄３年（１５６０年）時の領主で
筑後国南部に約１２万石を領した、筑後１５城筆頭大名
として筑後を治め、蒲池城を本拠としていた蒲池鑑盛公
（蒲池氏第１６代）によっり再建されたもので、構造は
、鎌倉時代の豪直な気風をやく徴し、三間社流造り、檜
皮葺きで刀剣のごとき屋根の反りと朱塗りの本丸柱によ
り、全体の重量を支える等、豪壮且つ巧みな手法がとら
れています。
　県下では、英彦山神宮、宗像大社、太宰府天満宮等と
同様、旧国宝指定群の中の社寺建築として知られ、平成
２２年に再建４５０年祭を斎行。
　又、平成３０年度には社殿の御屋根葺き替え、御塗り
替え等の大改修工事が予定されています。

北側参道から

西側から

白鷺の楠の説明石碑です




南側から

東側から目通り幹囲９，０ｍの巨木です

参道北側に五重塔です


五重塔説明版です
　国指定重要文化財
　　　風浪神社五重塔
　この石造り五重の塔は、藤原介嗣の作と伝えられ、
基壇部分に正平１０年（１３５５）の年紀銘があるこ
とから俗に「正平塔」と呼ばれています。以前は、拝
殿の前にありましたが、明治になって現在の場所に移
されました。
　各層の屋根は、四方とも入母屋の形をなし、上縁に
大樟の模様、軒裏には、たる木が彫られています。ま
た、降棟の辺りには大きな鬼面が一つずつ、五層目の
屋根の平には蟠龍の曲がりくねった姿がそれぞれ彫刻
されているほか、各層の塔身はには、仏龕の中に如来
や菩薩・天人などの浮き彫りが見られます。その豪放
な彫法は中国の古石塔婆類の他には、わが国では余り
類例がないといわれる貴重な文化遺産です。
　明治４３年・国の重要文化財に指定されました。
　　　　　　　　大川市教育委員会

参道西川のソテツの大木です

境内社の天満社です、言わずと知れた学業守護社です

こちらの祠は祀られていないのか不明です

こちらは梅之宮です

こちらは松風稲荷社の石鳥居と赤鳥居ですが祠が有りませんね～

こちらも稲荷社鳥居二台に社殿ですが単に稲荷社となっています

岩藤稲荷社です

月読神社です

本殿を回り込むと裏参道の鳥居が有ります

では、次へ行きましょう

駐車場の脇の幼稚園の庭にもクスノキの大木が在ります

（ここまで、９月２９日九州旅行分でした）