2022年5月14日、お参りしました。
「神功皇后が朝鮮半島の帰途、この地に留まり、甲冑や金細工の雌雄の鶏を唐櫃に納め、『村民危急の際に掘りおこせ』と埋蔵したという伝承がある。唐櫃の地名はこの伝承に由来しているといわれる。氏子は『石神社』と親しみをもって呼んでいる。毎年節分には、北区有野町唐櫃字溝ノ下に鎮座する山王神社で行われる『東天紅』という古式行事は、本来当社の行事と思われるが、当社には行事を行う場所も施設もなく、また、山王神社の氏子と同じであるため、山王神社で行われているのであろう。社殿は高さ1メートルの石の祠である。扉内側に『奉建御宝殿1692(元禄5)壬申12月吉日施主下唐櫃村庄屋孫兵衛』と刻され、創建年月が明らかである。石の祠の北側に石棺が埋められていると伝えられ、明治の中頃に、村民が伝承を確かめようと発掘を試みたところ、石の蓋らしいものがあっただけで、埋蔵物の存否を確かめることは出来なかったという。境内には、付近でほとんど見ることが出来ない、樹齢百年を優に越えていると思われる『シラガシ』の巨木が多数あって、神戸市から『市民の森』に指定されている。」
神戸市北区有野町唐櫃字高津孝962
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唐櫃石神社、石の祠が市民の森に、フェンスで囲ったところに鎮座しています。
「神功皇后が朝鮮半島の帰途、この地に留まり、甲冑や金細工の雌雄の鶏を唐櫃に納め、『村民危急の際に掘りおこせ』と埋蔵したという伝承がある。唐櫃の地名はこの伝承に由来しているといわれる。氏子は『石神社』と親しみをもって呼んでいる。毎年節分には、北区有野町唐櫃字溝ノ下に鎮座する山王神社で行われる『東天紅』という古式行事は、本来当社の行事と思われるが、当社には行事を行う場所も施設もなく、また、山王神社の氏子と同じであるため、山王神社で行われているのであろう。社殿は高さ1メートルの石の祠である。扉内側に『奉建御宝殿1692(元禄5)壬申12月吉日施主下唐櫃村庄屋孫兵衛』と刻され、創建年月が明らかである。石の祠の北側に石棺が埋められていると伝えられ、明治の中頃に、村民が伝承を確かめようと発掘を試みたところ、石の蓋らしいものがあっただけで、埋蔵物の存否を確かめることは出来なかったという。境内には、付近でほとんど見ることが出来ない、樹齢百年を優に越えていると思われる『シラガシ』の巨木が多数あって、神戸市から『市民の森』に指定されている。」
神戸市北区有野町唐櫃字高津孝962
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唐櫃石神社、石の祠が市民の森に、フェンスで囲ったところに鎮座しています。