旅行 写真で紹介 

旅のあれこれ、見たこと、感じたこと 写真で現地を紹介します。

博物館明治村

2015-07-11 23:08:47 | 愛知
2015年7月6日、行きました。台風の影響もあり、あいにくの雨で全部をまわらずに5丁目と4丁目だけとなりました。
拝観料1700円です。
愛知県犬山市字内山1番地
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SL東京駅





帝国ホテル中央玄関(登録有形文化財)
「大正12年(1923)/昭和60年(1985)移築、F.L.ライト設計。車寄,ホワイエと両側のラウンジ,ロビーを保存。水平性の強調,床高の微妙な変化や,彫刻した大谷石,スクラッチ煉瓦,透かしテラコッタによる幾何学装飾など,ライトの設計手法を良く表す。移築時に主構造をSRC造と鉄骨造に改めた。」

















名鉄岩倉変電所(登録有形文化財)
「明治45年(1912)建築/昭和50年(1975)移築、当初は煉瓦造の平屋建。天然スレート葺切妻屋根に両妻壁を立ち上げる。四隅にバットレスをもち,開口部は大きめの要石を飾る半円アーチで,欄間を方立で三分割する。小屋組は木造クイーンポストトラス。移築時に主構造をRC造に改め,煉瓦タイル貼とした。」





宮津裁判所法廷(登録有形文化財)
「明治19年(1886)建築/昭和52年(1977)移築、木造平屋建,入母屋造,桟瓦葺で,吹き放ちの庇が巡る。軒下にガラス入高窓を開く。外壁は隅柱を見せた漆喰塗で腰は竪羽目板張。裁判官席は一段高く設ける。和風の意匠を基に,切石基礎や法廷入口アーチ等,洋風を加味している。H形平面の片翼の一部を移築。」

金沢監獄中央看守所(登録有形文化財)
「明治40年(1907)建築/昭和47(1972)年移築、八角平面の木造平屋建。5方向の渡り廊下が監房棟に続いていた。桟瓦葺の屋根中央に方形の見張塔を載せ,四面に屋根窓を開き,方杖で軒を受ける。基礎は切石で,外壁は柱形付の洋風下見板張で,腰壁と軒下小壁を竪羽目板張とし,欄間付の上げ下げ窓を開く。」

高田小熊写真館(登録有形文化財)
「明治41年(1908)建築/大正初期(1912-1925)増築/昭和57年(1982)移築」、木造2階建,切妻造,鉄板葺屋根の北面に大きくガラス屋根を設けるのは,スタジオの採光である。外壁は柱形を見せる下見板張で,簡素な上げ下げ窓を開く。玄関部分は大正期の増築で,ショウウィンドウの腰を石貼とし,幾何学意匠のパラペット飾りを冠する。」



隅田川新大橋(登録有形文化財)
「明治45年(1912)建造/昭和50年(1975)移築、鉄骨造プラットピントラス橋。3径間173mのうち,浜町側トラスの4/10に当たる23mを移設。全幅19m,両側トラス間12mで,歩道を片持ちとする。路面はアスファルトブロック敷。歩道鉄製高欄のアールヌーヴォー意匠が軽快。設計は東京市土木課。」





内閣文庫(登録有形文化財)
「明治44年(1911)建築/平成2年(1990)移築、二階建の文庫本館で,ドリス式の大オーダーを飾った主屋から両翼を突出する。屋根はスレート葺で,棟上にドーム形ランタンを掲げる。外壁は1階をモルタル塗目地切,2階をタイル貼とする。縦長の窓は両開ガラス窓である。設計は大蔵省臨時建築部の大熊喜邦。」









皇居正門石橋飾電燈(登録有形文化財)
「明治26年(1893)頃築造/平成2年(1990)移設、石橋親柱に設置された6基の内の1基。青銅鋳造,高さ2.7m。脚部は獣足を四隅に踏張り,アーチ形蛇腹を渦巻で受け,旭日と獅子で飾る。縦溝付柱身の上下はアカンサスで飾り,柱上に1灯,四方の腕から各1灯を吊る。台石は移築時に新造。設計は河合浩蔵。」

川崎銀行本店(登録有形文化財)
「昭和2年(1927)建築/平成2年(1990)移築、RC造3階建銀行建築の正面左角部を部分保存。設計は矢部又吉。1階は花崗岩切石整層積で基壇に扱い,2階と3階を通してコリント式角柱を付ける。出入口はドリス式円柱がエンタブレチュアを支え,行章入のメダイオンを飾る。近代都市建築の外観意匠を示す。」



大明寺聖パウロ教会堂(登録有形文化財)
「明治12年(1879)建築/平成6年(1994)移築、木造平屋建,入母屋造,桟瓦葺。正面に切妻の玄関廊をつけ,鐘楼を載せる。外観は真壁造の和風意匠であるが,内部は三廊式のゴシック様式を実現している。身廊は木製束ね柱と漆喰塗の四分ヴォールトで飾り,側廊には竿縁天井を曲面に張る。大工は大渡伊勢吉。」



菊の世酒蔵(登録有形文化財)
「明治28年(1895)建築/昭和58年(1893)移築、桁行18間,梁行9間の土蔵造2階建。切妻造,桟瓦葺で片側に庇がつく。外壁は押縁下見板で保護し,小庇付の窓を多数開く。小屋組は梁行を3等分して柱を立てて鳥居形に組み,両側から登り梁を渡して和小屋とする。移築時,北半にRC造展示室を組み込んだ。」

左から小那沙美島燈台、天童眼鏡橋、前橋監獄雑居房、東京駅警備巡査派出所(登録有形文化財)
「小那沙美島燈台は、明治37年(1904)築造/昭和51年(1976)移築、鋳鉄造,全高6m。工期と立地条件から組立式とされた。燈柱は円筒管4段からなり,上部の点検用デッキを6本の持送りで受ける。燈籠には8面の曲面ガラスを組込み,円錐形の銅板製天蓋と球形の冠蓋を載せる。光源はアセチレンガス燈。当時の工業技術を示す。」
「天童眼鏡橋は、明治20年(1887)築造/昭和51年(1976)移築、山形県産の山寺石(輝石安山岩質凝灰岩)を用いた石造二連アーチ橋の道路橋。長さ13m,幅7.7m,アーチはスパン5.6m,迫り高2.2m。スパンドレルは切石の乱積とする。路面は桁行方向に水平で反りがない。地覆,束,笠石からなる石造高欄がつく。」
「前橋監獄雑居房は、明治21年(1888)建築/昭和46年(1971)移築、木造平屋建の監房。切妻造に越屋根を載せ,桟瓦葺とする。移築時に約半分に切り縮め,中廊下の両側に9房と洗い場を配す。外周と廊下側は栗材の太い格子で,間仕切のみ厚板の壁とする。小屋組は越屋根を取込んだ洋風小屋組。当時の収監施設の実際を伝える。」
「東京駅警備巡査派出所は、大正3年(1914)頃/昭和47年(1972)移築、RC造化粧煉瓦張で腰部に白帯が巡る,いわゆる辰野式の交番。隅切の八角平面で,銅板葺の宝形屋根に換気用ランタンを置く。入口の半円形ペディメントはコンソールを放射状に配す。出入口庇は鋳鉄の持送りで,欄間付き上げ下げ窓の小庇はコンソールで受ける。」

金沢監獄正門(登録有形文化財)
「明治40年(1907)築造/昭和52年(1977)移築、鉄筋コンクリート造、間口15m、左右脇門・左右詰所及び脇門鉄扉付。高さ5.4mの煉瓦壁に主門と脇門を開き,左右に二階建の看視塔が付く。主門は弓形アーチ,脇門はまぐさにアーチを重ねる。中央にエンタブレチュアを飾り,アーチ,コンソール,バンドコースの花崗岩がアクセント。山下啓次郎らによる明治後期五大監獄の一」

聖ザビエル天主堂(登録有形文化財)
「明治23年(1890)建築/昭和48年(1973)移築、鉄筋コンクリート造平屋建、瓦葺、建築面積575㎡。もと外周壁を煉瓦造とする木造会堂。平面は三廊式で,身廊壁面を三層構成とするゴシック様式。木製の束ね柱やトリフォリウム,リブ・ヴォールトと,漆喰塗内壁の対比が美しい。外壁にはバットレスを付け,薔薇窓,尖頭アーチ形の開口,小尖塔などで飾る。」

















半田東湯(登録有形文化財)
「明治末期(1868-1911)建築/昭和55年(1980)移築、木造2階建,切妻造,桟瓦葺,妻入の町家で,背後に平屋建の浴室が接続する。正面1階は庇をつけ,両側に男女別の脱衣室への出入口を設け,中央の出格子裏が番台である。男脱衣室から上る2階は和室2室で,肘掛窓に手摺がつく。浴室の内装は移築時の復原。」

旧呉服座(重要文化財)
「明治25年(1892)建築、桁行25.7m、梁間14.3m、一部二階、切妻造、妻入、正面及び側面庇付、杉皮葺、木戸廻り側面及び舞台廻り側面突出部附属。旧呉服座は舞台、花道、平場、桟敷、楽屋などよりなる木造二階建の芝居小屋で、昭和四十六年に大阪府池田市より明治村に移築され、旧規の姿に復原されたものである。この建物は現存する劇場建築の中では建立年代の古いもので、規模も大きく、江戸時代以来の芝居小屋の伝統を各部にとどめていて、我が国劇場建築の推移を知る上で貴重な遺構である。」















小泉八雲避暑の家(右)と本郷喜之床(左)・(登録有形文化財)
「小泉八雲避暑の家は、明治初期(1868-1911)/昭和46年移築、木造2階建,桟瓦葺,平入,間口3間の町家で,呉服雑貨商として建築。1階は入口が引違戸,店の前がはめ外し板戸と格子窓,2階は手摺付の肘掛窓である。通り土間に沿って3室が並び,2階は表に10畳と4畳,裏に12畳座敷を配す。地方都市商家の一例。」
「本郷喜之床は、明治後期(1868-1911)/昭和55年(1980)移築、木造2階建、瓦葺、建築面積47㎡。石川啄木ゆかりの新井理髪店。木造2階建,桟瓦葺,平入,間口3間の町家である。入口は両開ガラス戸で,両側に引違ガラス窓が続く。1階の前半は店で洋風の板天井とし,背後に和室3室を食違いに配す。2階は6畳2室で,正面には手摺付の肘掛窓を設ける。」

旧伊勢郵便局舎(宇治山田郵便局舎)(重要文化財)
「明治42年(1909)建築、木造、建築面積601.9m2、銅板葺。明治41年11月25日起工,翌年5月14日の竣工である。設計は逓信技手白石圓治,工事監督は逓信技手石渡喜三郎で,施工は地元の岡田斎次郎である。もと伊勢神宮外宮の大鳥居前に建っていたが,昭和42年11月に新局舎への業務移転にともない,博物館明治村に移築された。円形状の中央棟とその両脇にV字型に連なる東西翼屋からなる特徴ある平面形式や独特で斬新な洋風意匠は,当時の郵便局建築の様子をよく示しており,我が国の建築史上高い価値が認められる。また,明治時代の本格的な木造郵便局舎で現存する唯一の事例として貴重である。」





工部省品川硝子製造所(登録有形文化財)
「明治10年(1877)頃建築/昭和44年(1969)移築、煉瓦造平屋建、瓦葺、建築面積123㎡。木造キングポストトラス小屋組による切妻屋根に,換気用の越屋根を載せる。外壁はイギリス積で軒蛇腹が巡る。開口部は半円アーチのファンライト付と,まぐさ石形式の2種を用い,石材がアクセントとなる。明治初期官営工場の遺構。」







六郷川鉄橋(登録有形文化財)
「明治10年(1877)築造/大正4年(1915)・昭和63年(1988)移築、鉄製トラス橋、橋長30m。日本最初の複線用鉄橋で,当初6連あった練鉄製100フィートポニーワーレントラス橋の1連を移設復原。桁長約30m,桁高約3m,幅員7.5m。部材製作のリヴァプール HAMILTON’S WINDSOR IRONWORKS社と設計者の英人土木技師R.V.Boyleの銘板が残る。」





鉄道寮新橋工場(登録有形文化財)
「明治5年(1872)頃/大正8年(1919)・昭和43年(1968)移築、鉄造平屋建、銅板葺、建築面積948㎡。鉄造平屋建。並列二棟の切妻屋根は鉄造キングポストトラス小屋組で支持する。外壁は下見板風鉄板張で,鉄サッシュの窓を開き,出入口に持送りで庇をつける。鉄製部材は輸入材で,トスカナ式鋳鉄柱にリヴァプールHAMILTON’S WINDSOR IRONWORKS社の銘がある。」



歩兵第六聯隊兵舎(登録有形文化財)
「明治6年(1873)建築/昭和40年(1965)移築、木造2階建、寄棟造、瓦葺、建築面積389㎡。当初は桁行50mを超える建物で,移築時に3分の2に縮めた。外壁は白漆喰塗の大壁に胴蛇腹を巡らせ,やや幅広の上げ下げ窓を開く。入口はポーチの起り屋根をトスカナ式円柱が支え,櫛形欄間付の唐戸を開く。鎮台時代兵舎建築の遺存例。」







名古屋衛戍病院(愛知県有形文化財)





ブラジル移民住宅(登録有形文化財)
「大正8年(1919)建築/昭和50年(1975)移築、木造2階建、切妻造,スペイン瓦葺、建築面積82㎡。日本人大工による真壁造の建物で,小屋組や継手も和風の技法とする。1階は煉瓦敷の台所と納屋,2階が居室4室で外階段がつく。2階ヴェランダは曲木で受ける。窓は片開き板戸と両開きガラス戸を部屋毎に使い分けている。」



ハワイ移民集会所(登録有形文化財)
「明治22年(1889)頃建築/昭和44年(1969)移築、木造平屋建、鉄板葺、建築面積88㎡。基督教組合派の岡部次郎牧師が建設した教会。バルーン・フレーム構造の平屋建で,鉄板葺の切妻屋根は軒先で緩勾配とする。隅柱付の下見板張で上げ下げ窓を開く。正面軒高にコーニスを飾り,換気口や入口上ペディメントと共に反復する三角形で意匠をまとめる」

シアトル日系福音教会(登録有形文化財)
「明治40年(1907)頃/昭和59年(1974)移築、木造2階建、寄棟造、シングル板葺、両妻に屋根窓を載せる、建築面積96㎡。我国へも明治末に導入されたプラットフォーム構法で,外壁は小口留の細かな下見板張とする。太い角柱で支えた玄関ポーチと2階ベイ・ウィンドウで変化をつけ,正面側の窓台は細かな持送りで受ける。」



日本赤十字社中央病院病棟(登録有形文化財)
「明治23年(1890)建築/昭和49年(1974)移築、木造平屋建、寄棟造,桟瓦葺、建築面積285㎡。煉瓦造の高い基礎に建ち,廊下を高床に造る。外壁はドイツ下見で,ハーフティンバー風に柱形をつける。病室は欄間付の上げ下げ窓に両開鎧戸,廊下は引違ガラス窓で小壁に革紐装飾を施す。設計は片山東熊。」



第四高等学校武術道場無声堂主屋(登録有形文化財)
「大正6年(1917)建築/昭和45年(1970)移築、木造平屋建、切妻造、桟瓦葺、正面中央に切妻造玄関がつく、建築面積509㎡。内部は剣道場と柔道場に二分し,両妻の落ち棟に師範台と更衣室,背後に浴室を設ける。外壁は隅柱付の洋風下見板張,小壁は漆喰塗真壁造,欄間付引違窓を開く。洋風小屋組で無柱の空間を実現した。」





食堂楽のカフェ








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