2015年7月20日、お参りしました。台風も過ぎ去り、晴れでいい天気でした。
明王院(みょうおういん)は、芦戸川に面した愛宕山の麓にある寺院です。もとは常福寺と言われており、大同2年(807)弘法大師の開基と伝えられています。真言宗大覚寺派の寺院です。
拝観無料です。
広島県福山市草戸町1473
map
草戸・川西の散策看板
明王院の石垣
「明王院下屋敷の石垣に珍しい形の石が見られる。扇形、丸、瓢箪の形をしている。この石垣が出来た時期は不明だが、石工が同じではないかと思われる扇形の石垣が荒谷街道の民家の石垣にみられる。荒谷街道は北は石見に通じ、南は草戸の明王院を通り鞆に通じる街道である。何故こういう石が積まれたかは不明であるが、石工の心意気ではないかと言われている。」
寺標
明王院の説明書
石碑
閻魔堂
「十王堂とも呼ばれています。慶長再興、平成2年(1990)再建、閻魔大王以下十王が祀られています。」
参道
のはなさかせ地蔵、可愛くお出迎えです。
山門(県重要文化財)
「この門は棟札の記録によると慶長19年(1614)の再建ですが、その創建はさらにさかのぼるといわれています。降棟に龍頭瓦を乗せており、鞆町安国寺釈迦堂の屋根よりやや小形で珍しいもので、全体に雄大で豪荘な建物です。」
明王院の説明書
本堂(国宝)
「鎌倉時代の元応3年(1321)に建立された仏堂で、全体的には和様の姿をとり、細部には大幅に唐様を採用した折衷様で、外陣の輪垂木天井は極めて珍しい手法となっています。その他独特の技法も多く、全国でも最も古い折衷様建築物です。」
五重塔(国宝)
「貞和4年(1348)に建立され、一文勧進の小資を積んで造られた純和様の建築物です。全国の五重塔のうち、法隆寺・室生寺・醍醐寺・海住山寺に次ぐ5番目の古さを誇り、中世密教寺院における現存唯一の遺例です。初層内部には極彩色の仏画や文様が描かれて弥勒浄土の世界が広がっています。」
絵馬
願掛け輪くぐり
文化財説明書
六地蔵
書院(県重要文化財)
「小屋組は古式で手法も古く、一間毎に柱を建てた書院形式初期の技法を用いた江戸時代初期の建築物です。建物の平面を田の字に四つの部屋があり、四周を広縁と廊下で取り囲んでいます。」
庫裏(県重要文化財)
「入母屋造、本瓦の建物で、水野勝成によって神辺城より移建されたと伝えられています。玄関や板敷き広間の天井は小屋組を露出させ、淡彩の山水、花鳥、動物を襖に描くなど江戸初期の風格を示しています。」
鐘楼(市重要文化財)
「面取り角柱を方形の礎石上で内側に傾斜をつけて建てた四方転びの建て方で、特に各柱を内側に湾曲させているのが特徴です。建立は正保4年(1647)で水野勝成、鐘は明暦3年(1657)福山三代藩主水野勝貞の寄進によるものです。」
長屋
「江戸時代の終わりに寺小屋として使われていた。」
境内
トイレの魔除け札
愛宕神社鳥居
井戸、懐かしい手押し式のポンプです。
墓石群(市重要文化財)
ど根性樫(御霊木)
「道の造成や雨風で根のあたりの土が流されるたびに、深く根を土の中に下ろしていった。」
愛宕大権現(天狗の面)
明王院(みょうおういん)は、芦戸川に面した愛宕山の麓にある寺院です。もとは常福寺と言われており、大同2年(807)弘法大師の開基と伝えられています。真言宗大覚寺派の寺院です。
拝観無料です。
広島県福山市草戸町1473
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草戸・川西の散策看板
明王院の石垣
「明王院下屋敷の石垣に珍しい形の石が見られる。扇形、丸、瓢箪の形をしている。この石垣が出来た時期は不明だが、石工が同じではないかと思われる扇形の石垣が荒谷街道の民家の石垣にみられる。荒谷街道は北は石見に通じ、南は草戸の明王院を通り鞆に通じる街道である。何故こういう石が積まれたかは不明であるが、石工の心意気ではないかと言われている。」
寺標
明王院の説明書
石碑
閻魔堂
「十王堂とも呼ばれています。慶長再興、平成2年(1990)再建、閻魔大王以下十王が祀られています。」
参道
のはなさかせ地蔵、可愛くお出迎えです。
山門(県重要文化財)
「この門は棟札の記録によると慶長19年(1614)の再建ですが、その創建はさらにさかのぼるといわれています。降棟に龍頭瓦を乗せており、鞆町安国寺釈迦堂の屋根よりやや小形で珍しいもので、全体に雄大で豪荘な建物です。」
明王院の説明書
本堂(国宝)
「鎌倉時代の元応3年(1321)に建立された仏堂で、全体的には和様の姿をとり、細部には大幅に唐様を採用した折衷様で、外陣の輪垂木天井は極めて珍しい手法となっています。その他独特の技法も多く、全国でも最も古い折衷様建築物です。」
五重塔(国宝)
「貞和4年(1348)に建立され、一文勧進の小資を積んで造られた純和様の建築物です。全国の五重塔のうち、法隆寺・室生寺・醍醐寺・海住山寺に次ぐ5番目の古さを誇り、中世密教寺院における現存唯一の遺例です。初層内部には極彩色の仏画や文様が描かれて弥勒浄土の世界が広がっています。」
絵馬
願掛け輪くぐり
文化財説明書
六地蔵
書院(県重要文化財)
「小屋組は古式で手法も古く、一間毎に柱を建てた書院形式初期の技法を用いた江戸時代初期の建築物です。建物の平面を田の字に四つの部屋があり、四周を広縁と廊下で取り囲んでいます。」
庫裏(県重要文化財)
「入母屋造、本瓦の建物で、水野勝成によって神辺城より移建されたと伝えられています。玄関や板敷き広間の天井は小屋組を露出させ、淡彩の山水、花鳥、動物を襖に描くなど江戸初期の風格を示しています。」
鐘楼(市重要文化財)
「面取り角柱を方形の礎石上で内側に傾斜をつけて建てた四方転びの建て方で、特に各柱を内側に湾曲させているのが特徴です。建立は正保4年(1647)で水野勝成、鐘は明暦3年(1657)福山三代藩主水野勝貞の寄進によるものです。」
長屋
「江戸時代の終わりに寺小屋として使われていた。」
境内
トイレの魔除け札
愛宕神社鳥居
井戸、懐かしい手押し式のポンプです。
墓石群(市重要文化財)
ど根性樫(御霊木)
「道の造成や雨風で根のあたりの土が流されるたびに、深く根を土の中に下ろしていった。」
愛宕大権現(天狗の面)
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