「有機農業についてを体験学習でやりたい」という、言えば(頼むや)易し、実施は難しのオーダーを小学校から受けました。
半年以上のロングスパンで営農される仕事の一部分、ある日のある時間だけを短時間で「何か」を伝えるのは難しい。ましてや、一般にすぐに「有機農業」とは言ってしまうが、その認証はなかなか厳しい制度があり、言い切るだけの農業を実行している農家は実は少ないのだ。しかし、無化学肥料、無農薬ではある田んぼや畑はある。また減農薬も進み、農薬も改良を重ねてきている。
従来の農法と有機農法を対比させてメリットデメリットを小学5年生に伝えることは難しい。 多様な農業のあり方、手間のかかる農法をなぜ行うのか、生産者から生の声を子どもたちに届けることには、意義があるだろう。 多様な考え方、価値観、手法を実際に見て感じ、そのうえで自分の意見や考え方を養ってゆく。
日本の教育にはこういった観点が薄いのではないだろうか・・・、というたいそうなことを考えつつ、黒松内白井川で合鴨農法をしている今井さんを小学生と訪れました。
合鴨は見ているだけでも可愛いので、子供たちの質問はどうしても合鴨のことに集中してしまいます。
農薬を使わずに雑草が生えない田んぼにするために合鴨が使われているのですが、それがわかったかなあ・・・。
歩幅で田んぼのおよその田んぼの面積を測ってみる。 そこでどのくらいのお米がとれるか知る・・・。
試行錯誤したプログラムでした・・・・。