庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

小倉ばら園と石田ローズガーデン

2007年07月07日 | お出かけ
今日は久しぶりにからりと晴れて気持ちが良かったですね。家中開け放って掃除、洗濯、布団干しと大忙しでした。
昼頃にはずいぶん暑くなりましたが風が出てきて午後には空気もサラッとして気持ちが良かったです。

一週間前の6月30日に朝早く出発して向かったのは秋田にある老舗バラ園でした。
以前電話で色々お話をお聞きするうちに一度行って見たいな、と思ったのでした。
昨年秋に注文したロサ・ポミフェラ、ムタビリス、セレスティアルはどれもとても立派な苗だったのでどんなところで苗を作っているのか興味がありました。


小倉ばら園の看板 自宅の玄関に掲げられていました



ブルーランブラー 片親がクリムゾン・ランブラーだとか・・・

ちょうど小倉さんが仕事をされていて快く迎えてくださいました。私は園内を見せていただくだけで良かったのですが、談話室兼事務所に通され、どこから来たのか尋ねられました。標高まで載っている大きな地図帳を出して私たちの町を調べています。どんなところでバラを育てるのかおおよその条件をつかんでバラ苗を買う人にアドバイスしてあげるのだそうです。

事務所の本棚には古そうな本や資料がたくさんあり、机やテーブルにもたくさん重ねられていました。
昭和2年生まれだそうですが元気一杯の優しい笑顔で色々教えてくださいました。
本で拝見する鈴木省三さんにどことなく雰囲気が似ている方で終戦後18歳でバラ園を開いた事や鈴木省三さんや山崎和子さん、野村和子さんらと親交があった事などを話してくださいました。
開園当時から現在まで扱ったバラの親木は何百種類かあるがほとんど保存している事もお聞きしたので、見せていただけないか伺ったら離れた農場にあるし、一人に見せると次々に広がって仕事にならなくなるから、と断られました。それは当然の事ですよね。原種のバラやピンクのノイバラ、カキネバラの話もしました。

大正時代?のバラのカタログや鈴木省三さん直筆の文章などもパラパラ見せていただきました。あの部屋はまさに宝の山でした・・・。
急にお邪魔したのでお忙しいだろうと思い苗置き場を見せてもらって帰る事にしました。どんどん電話もかかってきます。
「先週バラ祭りが終わったばかりで何にも苗がなくなってね~。」
そう言われましたが一つのバラ苗に目がいきました、ロサ・スピノシッシマ・アルタイカ 花が終わって丸い実が付いていました。今回はこれを買って帰る事にしました。実がきれいだから採らずに楽しんで、と言われました。

近くにある「石田ローズガーデン」の管理も長い間任されてきたけどもう年だから4月一杯で辞退したんですよ、とのこと。
このバラ園もこの先ご夫婦が続けられなくなったらどうなるのか・・・気にかかります。帰り際に挨拶したらこれからどこかに行くのかと聞かれたので十和田湖の方へ、と言ったら花鳥渓谷が今、見ごろだから是非行って見なさいと勧められました。麦藁帽子を被って片手を挙げて合図をしてくださった姿は本当に鈴木省三さんによく似ていました。



石田ローズガーデン









紅桜 山崎和子作出 手入れされなくなったらこのバラたちはどうなってしまうのでしょう



ノイバラの変種(ロサ・ムルティフローラ・アデノカエタ)鎌倉の金○さん寄贈
ツクシイバラとは書いていませんでした。花びらが細めでした。



ツクシイバラ 懸崖仕立てというのでしょうか、すごいです。こちらは淡いピンク色でした。↓にプレートを。



無人で「ご自由にご覧下さい」の看板が入り口にあるだけでしたので誰にもバラの事は聞けませんでした。ゴヤバラといわれるのはこの変種と考えられる、と言うところ見えるでしょうか・・・。

この石田ローズガーデンは以前代議士をされて大館市に貢献された故 石田博英さんの私邸のバラ園で、お元気な頃から小倉さんがお世話やアドバイスをされてきたそうです。亡くなられてからご家族からバラ園が市に寄贈されてからも管理を小倉さんが委託されて何年も行ってきたのだとか・・・。
私にはわからない貴重な古いバラもあると思います。確か700坪だったかと・・。


車を停めた空地のすぐ近くのお宅を囲むブロック塀からカキネバラが顔を出していました。

家の裏側のほとんど日が当たらない部分ですがブロック塀にちょこんと乗っかって花を咲かせていました。




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七姉妹

2007年07月07日 | お出かけ
のんのんさん、七姉妹の他の画像載せてみますね。
カメラのメモリーの残量を気にしながらあとどれくらいバラ園が広がっているのかわからずに写して歩いたので一つの品種の枚数はあまり多くは撮ってなかったですね。


七姉妹 托葉部分




七姉妹




七姉妹 柱頭部分が雄しべより短かったです。柱頭部分が分かれているかどうか触ってみたのに忘れてしまいました・・・、ガックリ。 



七姉妹 香りもかいだのにはっきり思い出せません・・・
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紅ハマナスとカキネバラ

2007年07月07日 | お出かけ
potatoさん、紅ハマナスあんまり撮ってませんでした。残っているのはこれくらいです。色がとんでます。同じものでしょうかね。
神代のを見てないので何とも言えませんがpotatoさんにはどう見えますか?
気候風土や季節、剪定、肥料具合などで同じバラでも全く違う花に見えるときもありますものね。どうでしょう、おなじかなぁ。


紅ハマナス



紅ハマナスの根元近くの刺


こちらは野ばらの小道ではないところにあるカキネバラ


カキネバラ(私がそう呼んでいるだけ)



カキネバラ



カキネバラ 花鳥渓谷のカキネバラはうちのよりも花びらの色合いがとても赤かったです。そしてうちでは翌日にはピンクに退色するのに、ここでは濃いパープルに近い色合いでした。個体差なのか、気温や土など環境の差か私にはわかりませんが・・・。

青森でもカキネバラが見つかったとするとpotatoさん、北海道でもみつかる可能性も出てきたのではないでしょうか・・・いかがでしょう?
実はこの前日秋田に行ったのですが、秋田でも見つけました。いずれ書きますね。
コメント (7)
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