2008.10.17(金)快晴
試行錯誤で生活していると失敗が多い。しかしいずれも想定範囲内で、その失敗を如何に次に活かすかがスロウライフの真骨頂であり、楽しみでもある。などとえらそーなことをいっているが、胸の内はイライラカッカと頭に来ているのだ。
ひとつは昨日のことで、先日採種した紫蘇の実の乾燥である。時間と労力を掛け沢山取れた種は、もう充分に乾燥しているが、折からの好天に今一度乾燥させようと試みた。生協の発泡スチロールの箱に赤青別々に入れ、封筒に名前と採種日を書いて天日に干す。珍しく忙しい店が一段落したとき、庭の隅に封筒が落ちているのを発見、拾ってみると紫蘇の名前が書いてある。そう、発泡スチロールの箱は軽すぎて、風でひっくり返っているのだ。あの細かい種は砕石の中に消えている。しかも両方とも。「くそー、採種の努力はなんなんだ」と頭に血が上ってくる。しかし、悪いのは自らで、誰の責任でもない。幸い穂は赤青別々に紐で縛って畑に置いていたので、再度種取りをする。要領は解っているのですぐに終わったが、採取量は激減だ。
今ひとつは紫蘇の実漬けのカビである。先日発見し、カビの部分を棄てたがまたカビが発生している。紫蘇を漬け込む前にしっかり、煮沸する、瓶を充分消毒するなどの対処が必要だったのではないか。
やむなくカビの部分を取って棄て、再度煮込むこととする。それでカビの元の菌を殺菌することができるのではないか。同時に熱湯で瓶を消毒する。たっぷりと醤油を加えて漬け直したが、結果は如何に。
この記事を書きながら何ともくだらない失敗だなあと情けなくなる。人には悔やんでも悔やみきれない重大な失敗がいくつか有る。取り返しのつかない失敗である。そういうものはブログに書けるものではない。伝記や書を残している偉人だって、胸のうちに収めて、墓場まで持って行ってるのだろう。
今朝畑に白樺の種を蒔いた。種屋さんでは見つからず、ヤフーオークションで手に入れたもので、300円で100粒ほどだろうか。この値段なら失敗してもあきらめがつく。
白樺は風媒花でくしゃみでもしたら飛んでしまいそうだ。
ついでに隣にじょんのびの木(榎木)の種を蒔く。木を種から作るというのは野菜と違って何か別の期待感のようなものが湧いて楽しい。
白樺は睦志で見つけて以来凄く気に入って、20日には苗3本も届くことになっている。井上さんや桜井さんの庭にもあるそうで、機会があれば見に行きたい。今日は老富をぶらぶらしていて、トレーシーさんの工房ですばらしい白樺を見つけた。
信州にあるのと同様に肌が白いのだ。暖地では白くなりにくいそうだが、老富は暖地では無いのだろうか。
今日のじょん:今日は抜糸の日である。恐怖の菅坂峠でも酔うことなく病院に行く。病院には上林じゃ見られないようなかわいこちゃんがいっぱい居てもうひこひこ。「抜糸にはかかわりあいのねえこって」なーんて簡単に終わった。帰りに睦志のジョンのところに遊びに行く。今日の収穫は車の乗り降りが出来るようになったこと。