2015.8.21(金)曇り
「山椒庵日記」については「渡辺淳展を見に行く 8/11」で紹介しているのだが、すぐに購入したにもかかわらずトラブルがあって今日やっと届いたものである。「日本の古本屋」で検索して購入したので、今までさしたるトラブルもなく購入できていたのだが今回はめずらしいことが起こったので紹介しておこう。
8月11日(火)小浜の若狭図書学習センター渡辺淳展で「山椒庵日記」を見る。日本の古本屋でT書房に1,400円の「山椒庵日記」を注文。
8月12日(水)購入が確定、送料等のメールが送られてくる。本体1,400円、送料300円、前金の場合200円。
8月14日(金)ゆうちょ口座から1,400円+200円=1,600円を送金。
同日、商品を発送、振替用紙を入れ忘れました、料金1,700円のメールを受信。(このメールを見たのは17日以降)
8月17日(月)ゆうメール到着、開封するとたいそう立派な写真集で納品書の値段も高価、納品書の宛先も別人であった。
送付間違いと気づき、書店に電話、着払いで返送するよう指示を受ける。同日郵便局から返送する。
8月19日(水)その後音沙汰がないので気になっていたが、14日のメールを覗いてびっくり、慌ててどうなっているかメールで確認。
同日、間違った先方から返送次第すぐ送る旨メールあり。
8月21日(金)本書到着、納品書には1,700円の金額あり。
「山椒庵日記」絵と文渡辺淳(すなお) 古書
とまあすったもんだで10日かかって手に入ったいわくつきの本なんだが、手にとって開いてみると装幀も内容も挿絵も最高にいい。欲を言えばしおり紐が欲しいところである。実はまだ数ページしか読んでないのだが、実に楽しい本である。一滴文庫や図書学習センター、先制のアトリエで見せてもらった憶えのある絵が随所に織り込んであって、それにまつわるエピソードが淳先生のあの軽快なタッチで書かれている。この絵の裏にはこんな苦労話があったんだなどと思い浮かべながら絵を見るとより親近感が湧いてくる。絵画の鑑賞としては正攻法ではないのかも知れないが、巨匠の絵だって「日曜美術館」で裏話を聞いて観ると何か公のものであったものが自分の独占物になったような気がして楽しい。
目次を見るといつか先生から直接聞いた話がいくつかあるようだ。先生は絵画展の期間中によくトークショーをやっておられる。これが大概土日なので聞く機会が無くて残念なんだが、この本を読むとトークショーの臨場感は味わえる。読み終わったら再度雨読に登場するので楽しみにして頂きたい。
【今日のじょん】雨降りにはうんPしないので困るんだが、しなきゃしないで済むというのが素晴らしい。夕方には2回したというので律儀なところもあるようだ。