2017.9.19(火)晴れ
2015年7月、大唐内から三国岳に登ったのがスタートだろうか、毎月の山行を重ね(冬季や雨天は行っていないが)ようやく長谷坂峠(市茅野)から神子峠(市野瀬)のルートを踏破できた。健脚の方なら一日で踏破できそうなルートがなぜそんなに日がかかったのかというと、アプローチも併せて細切れに歩いたこと、ルートが荒れて寸断していること、送電線保守道と森林作業道、登山道の交錯が激しくルートファインディングが困難なこと等である。分岐点や交差点に主稜線までのルートには黄、主稜線には赤のテープを付けてきたが、先ほどの各種のルートのテープが入り乱れ、実に難しい山道となっている。今後この道案内をどうするかという問題はあるが、とりあえずこの間のルートを踏破した記念すべき日である。
メンバー:小原英明、工忠照之
タイム:
千富君尾林道大唐内側出発 11:00
胡麻峠着 11:45 発11:55
第1の鉄塔 12:05
第2の鉄塔 12:20
655mピーク着 12:32 発12:40
林道接触点着 13:10 発12:30
631mピーク 14:06
養老山665.4m 14:22
八代峠 15:00
市志駐車場 15:40
一台の車を市志駐車場に置いてもう一台で大唐内に向かう。新しい登山靴を履いて登り始めると、お尻がやたらと冷たくなる、なんてことは無い靴を履くときにザックに座り、中のペットボトルが割れてしまったのだ。二本の内一本が割れたのだが、夏場なら命取りだ。やっぱり山行には金属製の水筒が必要と反省する。
胡麻峠の入り口、何度通ったことか。
胡麻峠への登りは何度も通った道だが、谷筋の荒れ方は激しくもう元の様にはならないかと思う。胡麻峠からの尾根筋は快適な道だ。このルートの歩き方は上空の送電線を目標にすること、特にピークに鉄塔がある場合、稜線が広がって広場状になっているところは次に行く方向がわからなくなる。また、この間でピークを捲いているのは養老山の西の632mのピークのみである。
さて655mのピークを越え、前回迷ったピークに向かう。予想通り、前回は南から来て東に90度以上曲がらなければならないところを、直進していたようだ。(2017.7.28参照)後になってからわかるというのはなんと、も心許ないことだが、やはり事前にルートを読めるということが大切なことかと思う。今流行のスマホなどGPSを使った山行はすこぶる便利だが、読図の力を養うという意味ではどうも怪しい。
それともう一つ、この地域で気をつけなければならないのは「火の用心」と書かれたおそらく送電線保守用の道標だ。登山道上に実に堂々と自分の都合よい方向を指して立っている。「火の用心」と書くよりは「保守用立て札」とか「関西電力」とか書くべきであって、実に腹立たしい。身勝手な道標は犯罪である。
前回迷ったのは、655mピークの西のピーク、主稜線は90度以上曲がっている。写真は八代峠方面から見たもの、工忠君の指しているのが正解。前回はそのまま真っ直ぐ行ってしまった。目印テープや保守道のプラ階段にだまされた。左に見える道標は、下のものは正しいが上のものはとんでもない方向を指している。
つづく