2018.1.10(水)曇り
7日のNHKスペシャルの放送を出先で見て驚いた。「人体③”骨”が出す最高の若返り物質」骨が出すオステオカルシン、オステオポンチンなどの物質が若さを司っているというものである。脳に行けば海馬を刺激して記憶力を増強する、筋肉に行けば筋力をアップさせる、精巣に行けば生殖能力をアップさせる、そして免疫力をアップさせるなど、いわゆるアンチエイジングに最も有効な作用を行っているというものである。
また骨は常にスクラップアンドビルドされていて、3~5年で生まれ変わっているという。これもスクレロシチンという物質が関わっていて、そのバランスが崩れると異常に骨化が進んだり、骨量が極端に減ったりする。最も感動的なことは、これらの若返りの物質を分泌させたり、骨量を適度に増やす作用は「骨への衝撃」によってなされるというものである。実はこのことはうすうす気付いていたのだが、どうも根拠がわからなかったのだ。
このことを分かり易くするために、世界的な自転車選手のコールドウエル選手の例を挙げていた。事故で一線を引いたように思っていたが、実は骨折をして再起できない、つまり20代の彼の骨は80歳代の骨だったそうだ。あれだけトレーニングを積んだ彼がなぜ、それは自転車の乗りすぎだって。彼は自転車のトップ選手目指して子供の時から自転車ばかり乗って、他の運動はしなかったそうだ。つまり彼の骨には衝撃が与えられなかったのだ。今はランニングなどのリハビリを続け、随分回復しているそうだが、いつか元のように活躍して欲しいとは思うのだがどうだろう。
このことで今まで解らなかったことの多くが判明した。
1.わたしの骨量が多いわけ
わたしの骨密度は20代の平均値よりもはるかに高い。喜ばしいことだがその理由は解らなかった。特別に乳製品や小魚の摂取が多いとは思わない、運動はそこそこしており日に当たることも多い、でも遺伝的要素があるのかなあと思っていた。今はっきりしたことは、骨に衝撃を与え続けてきたことである。子供時代は田舎のこととて歩き回ることは現代の子供以上かと思う、中学はバスケット部でこれは衝撃が大きい。高校時代は何も運動してないが、大学から登山を始め、働き始めてからは登山、マラソン、トライアスロンとまあ衝撃だらけである。最近は登山とウオーキング、水泳をやっている。水泳は衝撃はないが田舎生活そのものが骨には衝撃を与えている。骨への衝撃は足に限らないだろうから、薪割りなんぞは腕に衝撃がかなりあるはずだ。これじゃあ骨量が多いはずだ。
今年に入って左のスパンを割った、何回斧を振るっているだろう。
つづく