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「半沢直樹」大ヒットの秘訣は土下座にあり 日本人が土下座を好むわけ〈週刊朝日〉

2013年09月17日 07時26分59秒 | ニュース
「土下座」が今、メディアを賑わせている。TBSの人気ドラマ「半沢直樹」では堺雅人演じる主人公が土下座するシーンで高視聴率を記録。さらに9月末には謝罪師が土下座などを駆使し、国家危機を救う映画も封切られ、「どげせん」なる土下座漫画も大人気だ。

 日本人は、いつからこれほど土下座を好むようになったのだろう? 『パオロ・マッツァリーノの日本史漫談』(二見書房)で土下座の歴史を詳述している戯作者パオロ・マッツァリーノ氏に聞いた。

「江戸から明治・大正期までの日本人は、地べたに座ったりしゃがんだりする動作をすべて土下座と言っていました。地べたにあぐらをかいて座るのも、いわゆるうんこ座りもすべて土下座です。だからそもそも、土下座に謝罪のイメージはなかったのです」

 江戸時代は、「うんこ座り」も土下座の一種であり、現在で言うところの「土下座」は、本来「平伏」と呼ばれていたのだとか。大名行列が通るとき沿道の町人たちは平伏しなければならないというイメージがあるが、それは間違い。元幕臣が紀伊家の大名行列などを記録した『徳川盛世録』(1889年、市岡正一著)には、町人たちが行列の脇でうんこ座りをする様が描かれている。明治天皇が巡幸する際、沿道で見送る人々は、土下座でなく立礼をする(立ったまま頭を下げる)のが正式な礼法とされた。

「現代人がイメージする土下座、正座をしておでこを地面につける動作で謝罪の意を表す習慣が日本で始まったのは、昭和初期からです。一般庶民に定着したのは戦後のことだと思われます」(パオロ氏)

 そのきっかけを、同氏は大正・昭和初期の人気小説『大菩薩峠』や『丹下左膳』などに土下座シーンが頻出したことだと分析する。近年では、1990年代前半のドラマでなぜか吉田栄作や石田純一といった主演俳優が土下座で誠意を見せるシーンが頻発したそう。

「普段軽そうな男が土下座で謝る姿がトレンディーだったのかもしれませんが、一方で、土下座のカジュアル化が極まってしまった感も否めません。『半沢直樹』は毎週、楽しみに見てますが、土下座のシーンだけは、今更という違和感、時代錯誤な感じをおぼえました。漫画の『どげせん』などを見てもわかりますが、いまや土下座での謝罪というのは、ある種のギャグになっちゃってますから、屈辱の表現として土下座は有効なのか、疑問ですね」(同)

 今の人たちは、土下座をされても戸惑うか、ひくだけじゃないかとも指摘する。
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半沢直樹の年収も判明! 銀行マン「平均給与」トップ20

2013年09月16日 07時55分55秒 | TV番組
 ドラマ「半沢直樹」(TBS)はもうすぐ最終回。日曜夜に、「やられたらやり返す! 倍返しだ!」を聞いてスカッとしていたサラリーマンは喪失感に襲われそうだが、ドラマでは明らかにされていない「半沢の給与」がほぼ判明した。

 半沢が妻からプレゼントされたビジネスバッグは、ランバンの「ニューポールベアII」だといわれる。約3万6000円の高級バッグだが、住まいは銀行の社宅。かなり貯め込んでいるに違いない。

 メガバンクの40代行員によると、「社宅にいる間に住宅の取得資金を貯めろよ、ということです」という。バブル期には独身寮で家賃1万円なんて激安もあったらしい。

 そんな銀行マンの年間給与(13年3月期)を東京商工リサーチがまとめた(別表参照)。国内103行の平均額は608万円で、上場企業2375社の平均598万円を上回った。さすが高給取りで知られる業界だ。

 半沢が勤務する東京中央銀行は、三菱東京UFJ銀行がモデルだといわれる。平均給与は800万5000円(平均年齢38.2歳)と、全銀行の3位。半沢はバブル入行組(89~92年)だから、現在、45歳前後だ。13年時点の半沢は、平均額をはるかに超える給与をもらっていても不思議じゃない。

<意外! 1位は東京スター銀、3メガのみずほ銀20位>

“半沢超え”の銀行は、東京スター銀行とみずほコーポレート銀行。東京スター銀は99年に破綻した東京相和銀行が前身で、その後、米系ファンドのローンスターが筆頭株主になるなど外資色が強い。

「給与の決め方も外資的なのでしょう。前年の9位から一気にトップになったのは驚きですが、業績に連動して、給与が大幅アップしたのだと思います」(東京商工リサーチ情報部の関雅史氏)

 東京スター銀の13年3月期は経常利益が前年比23.4%増、純利益は68.2%増だった。一方、三菱東京UFJ銀を傘下に置く三菱UFJ・FGは、経常利益8.7%減、純利益13.1%減。給与も前年に比べ約1%下がっている。

 3メガの一角であるみずほ銀行が、第四銀行(新潟)や伊予銀行(愛媛)より下の20位というのも解せない。

「みずほ銀は毎年、この近辺の順位です。給与が低い女性を多く抱えているため、平均も抑えられているのかもしれません」(関雅史氏)

 みずほ銀は今年7月にランク2位のみずほコーポレート銀行と合併し、新「みずほ銀行」となった。次回調査はランクアップ間違いなし。倍返しか?

◆順位(前年)/銀行名(所在地)/給与額/前年比
1(9)/東京スター銀行(東京)/828.5/13.01
2(1)/みずほコーポ銀行(東京)/824.2/▲ 1.10
3(2)/三菱東京UFJ銀行(東京)/800.5/▲ 0.96
4(3)/三井住友銀行(東京)/799.1/0.81
5(6)/スルガ銀行(静岡)/772.6/1.47
6(7)/あおぞら銀行(東京)/771.2/1.84
7(4)/静岡銀行(静岡)/768.7/▲ 0.84
8(5)/新生銀行(東京)/758.7/▲ 1.31
9(8)/千葉銀行(千葉)/734.2/▲ 0.29
10(11)/横浜銀行(神奈川)/729.4/1.94
11(13)/阿波銀行(徳島)/718.7/2.31
12(12)/常陽銀行(茨城)/716.0/0.34
13(10)/群馬銀行(群馬)/715.5/▲ 0.26
14(16)/滋賀銀行(滋賀)/707.7/1.80
15(15)/七十七銀行(宮城)/707.6/1.45
16(14)/百五銀行(三重)/699.2/▲ 0.36
17(18)/広島銀行(広島)/687.8/0.03
18(17)/第四銀行(新潟)/679.7/▲ 1.16
19(20)/伊予銀行(愛媛)/676.6/▲ 0.13
20(23)/みずほ銀行(東京)/673.3/▲ 0.01
【給与額は単位=万円。前年比は%、▲はマイナス】

動画:半沢直樹 #09
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65歳以上、4人に1人 団塊世代が仲間入り

2013年09月16日 07時40分28秒 | ニュース
 総務省が敬老の日に合わせてまとめた15日時点の人口推計で、65歳以上の高齢者が過去最高の3186万人となり、初めて総人口の25%に達した。1947~49年生まれの団塊世代が続々と仲間入りし、4人に1人が高齢者という時代を迎えた。高齢化を前提にした街づくりなど社会の変革や現役世代に負担がかかる社会保障の見直しが急務となる。


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 2010年の国勢調査をもとに、その後の出生数や死亡数などを加味して推計した。長期滞在する外国人も含む。

 今月15日時点の高齢者人口は1年前より112万人多い3186万人だった。男女別では男性が1369万人、女性が1818万人。75歳以上の後期高齢者は1560万人と43万人増えた。

 総人口は1億2726万人と24万人減ったため、高齢化がいっそう進んだ。高齢者の割合は0.93ポイント高い25.04%となり、初めて25%を超えた。今年8月時点の人口推計でも高齢者の割合は24.92%にとどまっていた。

 約700万人いる団塊世代が老年期にさしかかり、高齢者人口の増加ペースが速まった。14年まで大幅な増加が続く。

 高齢者の割合は85年に10%を超え、05年に20%になった。国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、24年に30%を突破し、35年には3人に1人が高齢者になる。

 高齢化の進展は年金や医療費を膨らませ、現役世代の負担を重くする。地方都市では医療・福祉のコスト増や移動手段を持たない「交通弱者」の発生が懸念され、中心部に住宅や商業施設を集める「コンパクトシティ」への転換も必要になる。

 一方、健康やサービス産業にとっては新たな商機が広がる側面もある。SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは「自動車などの耐久財はすでに持っているが、健康やレジャーなどのサービス産業は有望だ」と期待する。

 総務省の12年の家計調査によると、世帯主が60歳代の家庭はパック旅行やゴルフへの支出がほかの世代より多く、70歳代はサプリメントや乳酸菌飲料といった健康食品への支出が多い。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は「サービス産業は高齢者の需要を獲得できるかが成長のカギを握る」と指摘する。

 高齢者の存在感は労働市場でも高まる。働く高齢者は12年時点で595万人と過去最高になり、就業者全体の9.5%を占めた。とくに農林業では45.1%を高齢者が占め中心を担う。明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミストは「高齢者の概念が変わった。元気な人は働き手などとして社会を支える側に回ってほしい」と訴える。

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<しつけ>「うそをつくな」で年収に50万円差 神戸大調査

2013年09月15日 07時43分45秒 | お役立ち情報
 幼い頃に「うそをつくな」としつけられた人は平均年収が約50万円高い−−。神戸大の西村和雄特命教授(数理経済学)らがインターネット調査でしつけと所得の関係を調べ、13日に発表した。「他人に親切にする」「勉強する」などのしつけでも、同様の傾向だった。西村教授は「しつけを受けた記憶の有無が重要。子供には、必要なしつけを繰り返すことが大切ではないか」と分析している。

 調査会社に登録する国内の18歳以上の男女9万人を対象に今年2月、ネット調査し、1万5949人から回答を得た。幼い頃のしつけで代表的な8項目の記憶の有無や現在の所得を尋ねた。

 その結果、「うそをついてはいけない」というしつけを受けた人は平均年収が約449万円。受けた記憶がないと答えた人は約399万円で、約50万円の差があった。

 「他人に親切にする」「ルールを守る」「勉強をする」というしつけも、受けたという人の年収が15万〜29万円高かった。さらに、これら4種のしつけをすべて受けたという人と、「いずれも受けた記憶がない」とした人を比べると、年収差は約86万円に広がった。

 一方、「ありがとうと言う」「親の言うことを聞く」などは所得に差がみられなかった。逆に、「あいさつをする」は、しつけを受けていないとした人の年収の方が約13万円高かった。【吉田卓矢】
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「朝鮮人はランクが下なのか」朝鮮学校生徒の呟きに透ける、蔑まれる“在日”の厳しさ

2013年09月15日 07時27分56秒 | 歴史問題
 ドキュメンタリー番組を日々ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で“裏読み”レビューします。

【今回の番組】

 9月10日放送『地方発ドキュメンタリー ~いま、“在日”として生きる 大阪・朝鮮学校の1年~』(NHK)

 ここ数年で「在日」が蔑む言葉として使われるようになったと思う。

 気に食わない意見には「お前、在日だろう」とバカやアホといった単語と同じような意図で使われる。そして「在日」の後には、韓国人、朝鮮人という単語が省略されている。アメリカ、中国ではなくコリアンが、なぜここまで嫌悪されるようになったのか。

 北朝鮮の政策や韓流ブームに対する反感、いろいろ挙げられるだろうが、僕には「在日」という言葉が、そのように使われてしまうことに疑問を感じる。外国人として日本に存在することが、なぜ許されないのだろうか。さまざまな事情を抱えて生きることが認められない思想に、いま社会で生きることの窮屈さを想像する。

 『いま、“在日”として生きる~大阪・朝鮮学校の1年~』は「在日」という言葉そのものと向き合うことから始まったドキュメンタリーだと思った。

 2012年の4月からカメラは回る。舞台は中大阪朝鮮初級学校。番組は約1年にわたって、50人の生徒と教師の生活を追っている。戦後、在日コリアンが母国の文化や言葉を教えるためにつくった学校だが、当時とは大きく様子が変わっている。

 各教室に飾られていた北の将軍様の肖像画は、今はもうない。代わりに校舎の入り口に、韓国の大統領と北朝鮮の指導者が握手をする写真が飾られている。

 この日の勉強は、朝鮮語を用いながら日本の選挙制度について教えていた。僕は、昔の朝鮮学校とはずいぶん変わったんだなと思った。金日成をたたえるような教育は、僕も時代錯誤だと思う。生徒たちのほとんどは三世・四世といった、日本で生まれ、これからも日本で暮らす子どもたちだ。日本で生きる教育が必要なのは当然だろう。一方で「自分が何者であるのか」というアイデンティティについては、しっかりと教える。このような社会状況だからこそ、特に。

 生徒のひとり、ソン・ウォンテ君は「朝鮮人はランクが下なのかな」と語る。今の日本で生活をしていて、そう考えてしまう気持ちはわかる。しかし、それは間違っている。人種の違いはあるが、それは優劣ではない。

 番組で紹介されたエピソードのひとつに、日本の生徒との交流会があった。帽子にボールを乗せて競争をするゲームで、ウォンテ君は他の子たちよりも圧倒的な力を発揮していた。その時、教室は彼を応援するコールでひとつになっていた。その様子こそが彼自身が架け橋となっていたことを証明していた。
●教師の給料も滞る経営状況
 この朝鮮学校は、30年以上続いていた大阪府と大阪市からの補助金も打ち切られてしまった。北朝鮮からの援助金は月額10万円程度。月1万5000円の授業料と寄付では、年間3500万円の運営費もままならない。教師の給料も滞っている状態だ。それでも学校を続けるのは、生徒たちに民族的な素養を身につけさせるためだ。

 建設から40年以上たつ校舎を修理する予算もない。「朝パッと目が覚めたら学校がなくなっているんじゃないか」と語るオ・リファ先生は、街へ出て寄付を求めるビラを配る。だが、受け取る人はほとんどいない。オ先生は「関心がないのと、もらったらダメという雰囲気もあるんでしょうね」と語る。

 その後、カメラは罵声を浴びせる男性の姿を捉える。

「こら、かかってこいや、ふざけんな。ここはニッポンや。朝鮮、朝鮮言うなら朝鮮に帰れよ」

と声を荒らげる。

 通常、テレビのドキュメンタリーでは、次のシーンへ展開する際にまとめのようなコメントで映像の補足をするが、この映像に関しては何も語られず、フェイドアウトで処理するだけだった。テレビらしからぬ手法が、より印象を強く残すことになったが、僕は、こんな光景が取材中日常茶飯事だったのではないか、と想像させられた。

 「僕は何か悪いことをしたのでしょうか」と聞く生徒たちが、日本人に壁をつくってしまうことを、オ先生は懸念している。

 しかし、そんな心配を無視するかのように12月、北朝鮮のミサイルが発射された。さらに地下核実験の実施。このようなニュースが流れるたびに、教師たちは生徒の登下校に同行する。ウォンテ君は、修学旅行で訪れた広島の原爆ドームを見た感想をこう語る。

「原爆を持たないからこそ、平和な世界だと思う。核はいらない。話し合って解決したらいいのに」

 子どもの視点は、まっすぐであるがゆえに鋭い。

 卒業式で先生は「みなさんは、かけがえのない存在です。社会の状況は厳しいですが、一人ひとり黄金のような宝物です」と伝えていた。未来を見据えた、強い言葉だと思う。

 そしてその想いに応えるかのようなメッセージが、番組の最後に紹介される。学校のことを知ってほしい、と続けてきた一般公開授業に訪れた日本人が、黒板にメッセージを残していたのだ。

「仲良く助け合おうね」

「共に生きていく道を考えよう」

 僕は、今こそ朝鮮学校が、本来の意味での民族的素養を育てることの大切さと直面していると思う。そしてマイノリティは、社会を映す鏡のような役割も担っている、と改めて気付かされた。「かつてない厳しさ」だからこそ。
(文=松江哲明/映画監督)
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