日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党 
前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

来年度の介護保険料、箕面でも試算値で月額1,000円~1,200円の値上げの計画

2011年12月14日 22時27分00秒 | 市議会
12月14日(水)
来年度の介護保険料、箕面でも
試算値で月額1,000円~1,200円の値上げに
基準額で月額5,050円~5,200円の見込みも

 来年4月から3年間の第5期介護保険料基準額について、厚生労働省に報告された大阪府内市町村別の保険料の試算値などが明らかになっています。大阪市の月額基準額が4780円から6081円と一挙に27.2%値上げになるのをはじめ、多くの市町村で引き上げになっています。
 箕面市でも、月額基準額が現在、4,000円が5,050円~5,200円に1,000円~1,200円の値上げが見込まれると市議会に説明されています。

ため込まれた基金などを
とり崩し大幅値上げを抑えよう

 日本共産党箕面市会議員団は、大阪府の「財政安定化基金」の195億円や箕面市でため込まれている「介護給付準備基金」4億7千万円(H23年度見込み)を取り崩して、保険料の値上げを抑えるべきだと提案しています。これらの基金は、65歳以上の被保険者の介護保険や国府市の拠出金が積み上げられたものです。また、大幅な値上げを抑えるために一般会計からの独自繰り入れを行うよう求めています。

市民の声を聞く「パブリック
コメント」を箕面市が実施

 いま、この介護保険料の値上げを含む「第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」について広く市民の声を聞く「パブリックコメント」を箕面市が行っています。期間は12月5日から1月4日までです。
 実施部局名:箕面市保健医療福祉総合審議会(問合せ先)高齢福祉課(電話:072-727-9505)
「計画素案、概要、意見用紙」は市ホームページや市役所・支所、人権文化センター、学習センター、図書館などに公表し、設置しています。連絡いただければお届けします。「事業計画」をご覧ください。

箕面市に「値上げの中止を」などご意見をお寄せください。

箕面年金者組合が
「第5期介護保険料引き下げなどの請願」を市議会に提出
日本共産党が賛成、採択に奮闘

 現在開会中の、箕面市議会12月定例会に箕面年金者組合が「介護保険第5期事業策定にむけての請願」を提出し、日本共産党の4人が紹介議員になりました。
 請願項目は、「①大阪府の財政安定化基金取り崩しを大阪府に求め、箕面市介護給付準備基金全額繰り入れ及び一般会計繰り入れにより介護保険料の引き下げてください。②一般会計繰り入れで利用料減免制度を創設してください。③「介護予防・日常生活支援総合事業」を導入しないでください。」という中身です。
 11月30日、本会議には羽藤議員が提案の趣旨説明をおこない、12月5日、民生常任委員会で請願の審議が行われました。日本共産党の名手宏樹は、「①府の財政安定化基金は、195億のうち33億程度しか崩す計画になっておらず、もっと保険料の引き下げに活用できること、2②利用料減免制度も府内7自治体で一般財源を活用して行っていること、③国が導入しようとしている『介護予防・日常生活支援総合事業』の導入は、市町村の判断とされ、要支援1・2の認定された人は介護保険でのデイサービスやヘルパーを本人の判断では使えなくなる危惧が指摘されている」と請願の中味の沿って賛成意見を述べました。
 審議の結果、請願は、日本共産党(名手)と無所属1人の2人の賛成、自民党・市民クラブ2人と無所属1人の3人の反対で民生常任委員会では否決されました。

 請願は引き続き、12月20日(火)の市議会本会議で討論・採決されます。「値上げの中止を」と箕面市への意見の提出とともに介護保険料の大幅値上げを許さない世論と運動を広げましょう。