12月21日(水)
稲スポーツセンター廃止をめぐる問題で箕面市は、21日本会議で、民主党の議員が廃止の動きに対する箕面市の見解を問うた質問に、昨日の市議会の意見書を踏まえて「廃止を前提として、箕面市に代替施設などの協力を求められましても、応じることはできません。」「廃止後の将来の姿や利用者の行き先などが不明瞭で示されないままでは、代替施設や当面の暫定案などの相談には乗れない」ときっぱり答弁しました。この日この問題について答えた箕面市の答弁をご紹介します。
「次に、第4点目の大阪府立稲スポーツセンターについてのお尋ねですが、ご指摘のとおり、大阪府では、平成24年3月末で廃止する条例案を大阪府議会9月定例会に提案されています。その後府は、利用者説明会などを開催するとともに、当面の暫定利用案なども示されたようですが、現時点で、府議会で審議されております。
現在、大阪府立の障害者スポーツセンターは、堺市にファインプラザ大阪が、本市に稲スポーツセンターが、南北に1箇所づつ設置されています。稲スポーツセンターは、周辺の豊中市・箕面市や北摂各市町はもとより、大阪市や河内地域からも利用者があるなど、広域的に利用され、障害者のスポーツ及びレクリエーション活動の支援や社会参加の促進、休日・放課後などの活動の場として、重要な機能を果たしていると認識しています。
この問題に関します本市の基本姿勢ですが、このように稲スポーツセンターは、そもそも大阪府が設置した公共施設ですので、仮に廃止の議論をするならば、現在の利用者の皆さまが、きっちりと利用出来る場所を、まずは大阪府の責任で確保してからでなければおかしいというのが基本スタンスです。特に、大阪府が自らお持ちの公共施設等の活用も十分に検討すべきで、例えば、稲スポーツセンターの近隣にも、大阪府立の支援学校や高等学校などもあり、それぞれ体育館も持っておられるなど、本気で検討すれば、活用できる施設はあるはずです。そういう検討や議論が十分なされないまま、ただ廃止を前提として、箕面市に代替施設などの協力を求められましても、応じることはできません。実際、箕面市立の体育館は、2カ所しかなく、特に土曜日・日曜日は、現状でも利用者が一杯で、抽選の状態になっていますので、簡単に提供できる状態にはないのも、現実です。
なお、府が述べられている府と市の役割分担論で考えられるのであれば、スポーツセンターの施設ごと市町村に移譲する議論でなければおかしいと考えます。施設は渡さないが役割だけ市町村で担え、という現在の中途半端な役割分担論は大阪府に都合がよすぎます。
このように、廃止後の将来の姿や利用者の行き先などが不明瞭で示されないままでは、代替施設や当面の暫定案などの相談には乗れない旨を大阪府にはっきりと申し入れており、本施設をご利用の皆さんの立場に立ち、昨日市議会において採択されました意見書の趣旨をふまえ、引き続き、大阪府と協議をしていきます。
稲スポーツセンター廃止をめぐる問題で箕面市は、21日本会議で、民主党の議員が廃止の動きに対する箕面市の見解を問うた質問に、昨日の市議会の意見書を踏まえて「廃止を前提として、箕面市に代替施設などの協力を求められましても、応じることはできません。」「廃止後の将来の姿や利用者の行き先などが不明瞭で示されないままでは、代替施設や当面の暫定案などの相談には乗れない」ときっぱり答弁しました。この日この問題について答えた箕面市の答弁をご紹介します。
「次に、第4点目の大阪府立稲スポーツセンターについてのお尋ねですが、ご指摘のとおり、大阪府では、平成24年3月末で廃止する条例案を大阪府議会9月定例会に提案されています。その後府は、利用者説明会などを開催するとともに、当面の暫定利用案なども示されたようですが、現時点で、府議会で審議されております。
現在、大阪府立の障害者スポーツセンターは、堺市にファインプラザ大阪が、本市に稲スポーツセンターが、南北に1箇所づつ設置されています。稲スポーツセンターは、周辺の豊中市・箕面市や北摂各市町はもとより、大阪市や河内地域からも利用者があるなど、広域的に利用され、障害者のスポーツ及びレクリエーション活動の支援や社会参加の促進、休日・放課後などの活動の場として、重要な機能を果たしていると認識しています。
この問題に関します本市の基本姿勢ですが、このように稲スポーツセンターは、そもそも大阪府が設置した公共施設ですので、仮に廃止の議論をするならば、現在の利用者の皆さまが、きっちりと利用出来る場所を、まずは大阪府の責任で確保してからでなければおかしいというのが基本スタンスです。特に、大阪府が自らお持ちの公共施設等の活用も十分に検討すべきで、例えば、稲スポーツセンターの近隣にも、大阪府立の支援学校や高等学校などもあり、それぞれ体育館も持っておられるなど、本気で検討すれば、活用できる施設はあるはずです。そういう検討や議論が十分なされないまま、ただ廃止を前提として、箕面市に代替施設などの協力を求められましても、応じることはできません。実際、箕面市立の体育館は、2カ所しかなく、特に土曜日・日曜日は、現状でも利用者が一杯で、抽選の状態になっていますので、簡単に提供できる状態にはないのも、現実です。
なお、府が述べられている府と市の役割分担論で考えられるのであれば、スポーツセンターの施設ごと市町村に移譲する議論でなければおかしいと考えます。施設は渡さないが役割だけ市町村で担え、という現在の中途半端な役割分担論は大阪府に都合がよすぎます。
このように、廃止後の将来の姿や利用者の行き先などが不明瞭で示されないままでは、代替施設や当面の暫定案などの相談には乗れない旨を大阪府にはっきりと申し入れており、本施設をご利用の皆さんの立場に立ち、昨日市議会において採択されました意見書の趣旨をふまえ、引き続き、大阪府と協議をしていきます。