1月24日(火)
23日~24日まで、市議会文教常任委員会の視察で、東京都大田区、神奈川県茅ヶ崎市にいってきました。大田区では、公立保育所の民営化について、茅ヶ崎市では、市立浜之郷小学校の共同学習と茅ヶ崎駅の近く北口子育て支援センターを見てきました。
1日目の大田区の民営化は、77の認可保育所うち区立60園、私立17園、区立の60園の内22園を平成27年まで順次民営化を予定しているものです。すでに、平成16年度に2園を、へいせい17年度に2園を民営化し、来年度さらに2園の民営化が進すすめられています。「多様な保育ニーズに応える」「保育サービスの充実」として、①延長保育の拡大(2時間以上)、②延長保育の定員増、③休日保育、一時保育の充実をすすめる。④職員と保護者の参加する保育所運営委員会を設置。などとしています。現在おこなわれているのは、区が民間に保育所運営業務を委託して「区立民営」の認可保育所として事業がおこなわれているようです。
区役所内で説明を聞いた後、昨年4月から、ベネッセに民営化された区立民営「萩中保育園」0~2歳まで定員75人を見せていただきました。園長は、「これまでの駅前保育に進出したベネッセの保育所運営から180度変わった」「前区立保育園の保育を丁寧に引き継ぎながら」「保護者との信頼関係を大切につくり上げながら」「子どもの育ちを大切にした」保育を強調されていました。「若い保育者ばかりでなく、一旦やめた年配の保育士も採用している」「昨年4月から職員の正規雇用化もおこなった」と説明されました。外観は区立と同様ですが、引継ぎ1年たっていないとあって、木製の家具・玩具を使い、白壁の施設の中の「きれいさ」も目立ちました。一方で、保護者が保育に「参加」することには厳しい態度であるようにも感じられました。利用者の話は聴く機会はありませんでした。
夜は、夕食の後、大田区の市民団体「ふぼれん」のメンバーから話を聴きました。この団体は、民営化賛成、反対にかかわらず保護者の動きを支援しながら、子育ての提案をおこない、NPO団体として子ども交流センターなど、メンバーのなか行政からNPO委託も受けられているということです。「企業保育園は、ノウハウは明かさない」あらゆることを公開する、成果、経験を広げて、市民自治の「市民系NPO法人」が重要と訴えられていました。
区立民営の萩中保育園室内
入り口
23日~24日まで、市議会文教常任委員会の視察で、東京都大田区、神奈川県茅ヶ崎市にいってきました。大田区では、公立保育所の民営化について、茅ヶ崎市では、市立浜之郷小学校の共同学習と茅ヶ崎駅の近く北口子育て支援センターを見てきました。
1日目の大田区の民営化は、77の認可保育所うち区立60園、私立17園、区立の60園の内22園を平成27年まで順次民営化を予定しているものです。すでに、平成16年度に2園を、へいせい17年度に2園を民営化し、来年度さらに2園の民営化が進すすめられています。「多様な保育ニーズに応える」「保育サービスの充実」として、①延長保育の拡大(2時間以上)、②延長保育の定員増、③休日保育、一時保育の充実をすすめる。④職員と保護者の参加する保育所運営委員会を設置。などとしています。現在おこなわれているのは、区が民間に保育所運営業務を委託して「区立民営」の認可保育所として事業がおこなわれているようです。
区役所内で説明を聞いた後、昨年4月から、ベネッセに民営化された区立民営「萩中保育園」0~2歳まで定員75人を見せていただきました。園長は、「これまでの駅前保育に進出したベネッセの保育所運営から180度変わった」「前区立保育園の保育を丁寧に引き継ぎながら」「保護者との信頼関係を大切につくり上げながら」「子どもの育ちを大切にした」保育を強調されていました。「若い保育者ばかりでなく、一旦やめた年配の保育士も採用している」「昨年4月から職員の正規雇用化もおこなった」と説明されました。外観は区立と同様ですが、引継ぎ1年たっていないとあって、木製の家具・玩具を使い、白壁の施設の中の「きれいさ」も目立ちました。一方で、保護者が保育に「参加」することには厳しい態度であるようにも感じられました。利用者の話は聴く機会はありませんでした。
夜は、夕食の後、大田区の市民団体「ふぼれん」のメンバーから話を聴きました。この団体は、民営化賛成、反対にかかわらず保護者の動きを支援しながら、子育ての提案をおこない、NPO団体として子ども交流センターなど、メンバーのなか行政からNPO委託も受けられているということです。「企業保育園は、ノウハウは明かさない」あらゆることを公開する、成果、経験を広げて、市民自治の「市民系NPO法人」が重要と訴えられていました。
区立民営の萩中保育園室内
入り口