日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党 
前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

中学校給食検討会がたちあげられます

2011年06月05日 23時25分00秒 | 市議会
6月5日(日)
中学校給食検討会がたちあげられます


 中学校給食の導入への検討会を立ち上げる補正予算が6月1日の文教常任委員会で審議され、可決されました。

  日本共産党は、これまでも市民団体と一緒に、小学校だけでなく中学校にも学校給食を要望してきました。大阪府の橋下知事が、昨年から中学校給食導入の動きをすすめる中でも府段階でも、市段階でも積極的な推進をもとめてきました。日本共産党箕面市会議員団も1月4日に提出した今年(2011年)度の予算要望の中の重点要望として提出していました。

 箕面市も府の補助金導入による推進報道の直後にいち早く参加を表明してきましたが、府の詳細が定らないなか市としても詳細は明らかにされてきませんでした。6月議会の補正予算には中学校給食実施検討会謝礼12万9千円が計上されています。メンバーは教育委員会事務局、健康福祉部から、校長会、教頭会、教諭、保護者の各代表で本会議議決後、6月下旬以降に発足します。

 1日の文教常任委員会で質疑もおこなわれました。 公明党の委員:「安心できる給食施設にしてほしい」、民主党の委員「中学給食ありきでなく、これまでの弁当の総括から検討すべき」など質疑や意見がありました。

 私、名手宏樹は、「これまで、私たちの中学校給食の要望に、『弁当は親の愛情』(弁当愛情論)という論理で説明してきた。府の補助導入で箕面市でも中学校給食導入の方針をいち早く決めたが、大きな政策転換であるのに、議会にも教育委員にも十分な説明も議論もされてこなかった。デリバリーランチの休止についても同じだ。新たな中学校給食の導入にあたっては、教育関係者や検討委員会で十分議論し、子どもたちに良いものをつくるべきだ。温かくおいしい給食は自校炊飯、直営で進められるべきだ。検討会ではそうしたソフト面だけでなく施設たハードの面も議論されるべきだ。」と要望しましました。

 市教委の答弁は、1、自校方式、2、近くの小学校でつくって運ぶ(親子方式)、3、給食センター方式、4民関給食施設の活用が考えられる、近隣市の1と3を視察に行っている。子どもたちに安心、安全の給食を提供したい。としながら、「本市の財政状況も考慮して・・」としました。

 検討会が立ち上がろうとしているいま、自校方式でおいしい、温かい給食ができるよう運動をひろげることが求められています。</

市開発公社による「河鹿荘の先行取得」の問題が議題に

2011年06月03日 23時26分00秒 | 市議会
6月3日(金) 
建設水道常任委員会で
 市開発公社による「河鹿荘の先行取得」の問題が議題となり、賛成多数で可決採決されました。

 箕面市議会6月定例会で、箕面市開発公社による先行買収による河鹿荘の買収案件が3日建設水道常委員会で議題になり、6日の総務常任委員会で議題となっています。
 
  河鹿荘物件概要 敷地面積561.9㎡、木造瓦葺、築58年、店舗、住宅、売買希望価格5500万円。場所は箕面駅前から滝道を上り箕面観光ホテルへ上るエレベーターのま向いです。



神田:他の場所でも買い取りということになるのか?今の段階でも規制・誘導は可能がある。どういうルールをつくって規制しようとするのか?
市答弁:この地は商業地域、景観配慮地域。今の段階ではないが、景観ルールをつくりたい。

神田:この地は競売物件で3筆で4030万の売却価格だった。今回公社が買いとろうとするのは2筆で562㎡、3筆では880㎡だから、2筆では2548万円程度で売られたと考えられる。それを5500万円で買うという。倍の値段で買われるのはいかがか?
市答弁:今後、鑑定もし、最終は交渉できめる。

神田:ルールも定まっていない。買い取るのは倍以上の価格になっている。買い取りには賛成できない。

無所属(内海委員):議案通らず、第3者にわたって老人ホームや、マンション建てられたらどうするのか? 賛成。

自民(稲野委員):決定の後でなく、枠かけながら賛成を問われている 鑑定金額でやる。賛成。

賛成多数で可決。



国民健康保険料値上げの補正予算が、全会一致で否決!

2011年06月02日 23時55分00秒 | 市議会
6月2日(木) 
 2日午後、民生常任委員会で国民健康保険料値上げの補正予算が、全会一致で否決されました。日本共産党の羽藤議員が「3年連続値上げは中止を」と反対の意見を述べ質問し、民主党の議員は、「2010年度決算では単年度で黒字になっている」とし、値上げに反対しました。
 採決では5人のすべての委員が反対を表明し、否決としました。しかし、17日の本会議では、委員会同様に否決されるかどうかは予断を許しません。「値上げ許すな」の声をさらに広げましょう。


箕面市長へ1509筆の国保料値上げ反対署名を提出 
 箕面社保協準備会は、市議会開会に先立つ、5月24日、箕面市長へ1509筆の国保料値上げ反対署名を提出しました。過去2年につづいて、今後3年間大幅連続値上げの暴挙に市民の怒りは我慢も限界です。値上げ案は、6月市議会で審議されますので、署名継続などいっそうの反対運動が求められています。


箕面市が学校給食の調理業務の民間委託化を今年2校さらに拡大

2011年06月01日 22時14分00秒 | 市議会
6月1日(水)
箕面市が学校給食の調理業務の民間委託化を今年2校さらに拡大 
市議会文教常任委員会で名手宏樹が反対

 
 箕面市は学校給食調理業務の民間委託化を進め(下蘭参照)、当初予算では1校(中小学校)で増やす方針を示していましたが、6月議会に出された補正予算では、さらに1校(萱野東小学校)で拡大し、いずれも9月から実施する予定です。これが実施されると委託でない残る直営の調理業務は、箕面小・北小・西南小・東小の4校となります。

箕面市での学校給食の状況 
 市内12小学校ととどろみの森学園・彩都の丘学園(小・中一貫校)で完全給食を実施しています。調理は各小学校で行う単独校調理場方式です。(とどろみの森学園は北小学校で、彩都の丘学園は豊川北小学校で調理し配送しています。)
 平成14年度に南小学校・豊川北小学校で調理業務の民間委託を開始し、現在は萱野小学校・豊川南小学校・西小学校・萱野北小学校の6校で民間委託しています。給食の献立は市内統一献立で、毎日どこの学校でも同じメニューです。食材も市内統一で購入しています。

 財政削減の観点からのみ進められる、半数以上の小学校での調理業務の民間委託化 
 箕面市「アウトソーシング計画」では、「半分の小学校で委託化をすすめる」としていましたが、その後の、「集中改革プラン」や「緊急プラン・ゼロ試案」でさらなる調理業務委託をすすめてきたものです。
 アウトソーシング計画時は、小学校数の半分をめどに(組合との覚書)などという方針がありました。災害時の避難市民への炊き出し体制の必要性や民間委託が多数になると民間同士が結託し、力関係が変化し、給食の中味にまで口を出し、給食の中身が落ちる、委託料の増大など問題がおこる可能性など指摘されてきたからです。それを、「調理業務を公が担う必要」を一切語られず、委託料などが安いからと財政的な理由から半分の小学校数をこえての委託化をすすめるというものです。
 今回の、補正予算での質問で市が明らかにしたものは、調理員の退職者不補充(新規採用しない)を今後も続け、すべての小学校の調理業務の民間委託を進める方針だということを明らかにしました。

 厚生労働省次長も「労働法制上の偽装請負」を認めている
 そのうえで、行政の役割は献立作りや調理業務のチエックということでした。しかし、国会で厚生労働省次長は、「学校側から調理への具体的な指示があり、それに基づく打ち合わせが行われ、調理員がその指示通りに調理を行っている場合は問題がある」と労働法制上の偽装請負を認めています。(2010年衆議院文部科学委員会、宮本議員の埼玉県鳩ケ谷市の学校給食民間委託を追及し質問)

 一方、08年に改正された「学校給食法」は、地場産の食材の活用、栄養教諭の中核としての役割、校長のリーダーシップ、計画の作成、進行管理の必要性など「食に関する指導の手引」を示しています。

 行革推進法で進められてきた民間委託 
 学校給食調理業務民間委託で給食調理員の削減の推進は、国の「行革推進法」を背景に進められてきたものです。箕面市でも、相次ぐ行革プランで進められてきました。しかし、「行革推進法」の職員削減期日は2010年4月1日で終わりました。私は、箕面市は、すべての学校でのさらなる調理員の削減と、調理業務の民間委託化を進めようとしていることを厳しく批判しました。

 民間委託では、発注者が調理員に指示すればするほど違法状態に近づく 
 おいしくて、安心、安全な給食を提供しようと具体のことを発注者から現場で指示をすればするほど調理業務の民間委託では、「偽装請負」という違法状態に近づいてゆくという制度に矛盾をもったものです。
 
 学校給食法に基づく給食の充実は直営でこそ 
 私は、今回、箕面市が学校給食調理業務の民間委託化を全校へとひろげるとし、今年2校、拡大する予算をつけたことに反対し、改正された学校給食法に基づく、教育の一環としての学校給食の充実を直営ですすめることを求めました。