hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

甲子園7連戦を検証する②〜阪神ファンの戯言

2024-09-19 05:00:00 | 日記
7連戦の後半の軌跡を追ってみた。(13日までは2勝1敗)

9月14日は対広島24回戦、才木が先発するも4回に野間の犠牲フライ、6回に野間の内野ゴロ、小園のタイムリーで3点先制される。しかし、阪神は相手投手交代を突いて1死満塁から相手内野手のエラーで1点、さらに代打原口のタイムリーで同点に追いつく。



9回裏は四死球2つで2アウト2、3塁を作り、2番中野がサヨナラタイムリーで勝利。この試合が最も厳しいゲームとなったが原口の値千金のタイムリーで追いついたのが大きかった。



9月15日対ヤクルト23回戦は先取点を取られるも2回裏に佐藤、前川の連続ソロホームランで逆転。追加点のチャンスもあったが、大山の本塁憤死もあり、得点にはならず。しかし、先発ビーズリー、石井、桐敷、ゲラと粘り強くつなぎ、1点差を守って勝利した。



9月16日対ヤクルト24回戦は大竹が先発。この試合の帰趨を決めたのは初回2アウト満塁からヤクルト6番の増田に打たれたレフトへの大飛球。これを阪神前川がフェンスにぶつかりながらも好捕し、結果ゼロに抑えた。その後、大竹はランナーは出すも多彩な変化球でかわし、尻上がりによくなった。

一方、久しぶりに先発したヤクルト・小川投手の丁寧な投球に抑えられていたが、ようやく6回に阪神が3連打で無死満塁を作り、小川をKO。替わった田口投手から前川が犠牲フライで1点、次の木澤は投球を中村が後逸、バッテリーミスから2点目を挙げる。さらに7回には森下のタイムリーで1点を追加、ヤクルト相手に4人の投手で完封した。

つまり、7戦(中止1試合)の星取表は『◯⚫️中止◯◯◯◯』とDeNAには1つ敗れたものの、ほぼ予定通りの追い上げをはかることができたのである。しかし、首位巨人も広島を3タテで下すなど5勝2敗としぶとく勝っており、ペナント争いもこの2強に絞られつつある。



6戦の内容を見ると①先発投手が試合を作れなかった試合はなく、②また、打線も1番近本〜5番佐藤輝明、8番木浪は全て出場、他にも前川、梅野も好調。6試合では前川.500、梅野.384、木浪.388、森下.318など投手を除き183打数55安打で.301という素晴らしい成績である。これを維持することで逆転優勝も十分狙えると考える。

藤川球児氏が『巨人はできることを全てやって必死に勝利を挙げているが、阪神は殆どローテーションを崩さず、自然体で勝ち進んでいる。これだけで阪神有利とは言えないが』と評していた。確かに巨人の戸郷や菅野が中4日で先発したり、実績のないメンデスが先発して初回に打ち崩されるなど、先発投手の駒不足は否めない。

ここからのペナントレースは残り10試合、うち甲子園は4試合、アウェイが6試合となる。内訳はDeNAが5試合、巨人が2試合、ヤクルト・広島・中日は各1試合だが、日程は不規則で4連戦が2つ、あとは飛び飛びとなる。逆に言うと巨人との22日、23日の東京ドームがピークとなろう。ここで巨人に強いビーズリーと才木を使うラインナップが組めることが望ましい。とにかく、泣いても笑ってもあと10試合。相撲ではないが、毎日の1試合に必勝体制を組めるよう、丁寧に闘ってもらいたい。最後にこれからの阪神先発の予想を乗せてみた。

阪神タイガース個人的予想先発
18日中日・村上(発表済)、20日DeNA・青柳、21日DeNA・高橋、22日巨人・ビーズリー、23日巨人・才木、27日広島・大竹、と考えております。幾つ当たるかな?(9月17日PM10時脱稿)

甲子園7連戦を検証する①〜阪神ファンの戯言

2024-09-18 05:00:00 | 阪神タイガース
9月10日からの7連戦が今年のペナントレースの帰趨を左右することは間違いないと以前にこのブログで書いた。
他球団と異なり、阪神は7連戦をホームである甲子園で開催できた。その有利さは9月8日までのホーム&アウェーの勝率はホーム59.3%に対し、アウェーの勝率は46.8%が物語っている。
そこで軌跡を追ってみた。

9月10日の対DeNA19回戦には幾つかポイントがあった。二軍で調整していた青柳の先発は8月22日ヤクルト戦以来、しかも今期はわずか1勝、さらにこれは4月5日以来である。なぜこの大切な試合を岡田監督は青柳に託したのであろうか。7連戦で先発の駒不足がない訳ではない。今期、DeNAの東投手は対阪神戦3回先発していて2勝0敗(その際の阪神の先発は青柳、伊藤将、村上)。普通ならば中5日の村上先発のところなのだが、前回は村上vs東で負けたこと、5月10日の試合では青柳が投げ勝った(勝ち投手はその後にもつれて岩崎、東も負け投手ではない)ことから、青柳に掛けたのだろう。

阪神は先手を取るが4回表にすぐに逆転されてしまう。しかし、4回裏四球の井上が1死後木浪のヒットで3塁に達し、1、3塁を作る。次は投手青柳に打席が回るが、ここからがベンチワークの見せ所。まずは青柳のセーフティスクイズが決まり、同点となる。三塁ランナー井上の生還は微妙でビデオ判定となったが、覆らず点は認められたのだ。さらに5回に森下の13号が飛び出し逆転した。さらに波に乗り、6回裏は梅野、木浪、代打・島田の連続ヒットから近本タイムリー、中野のラッキーなタイムリーなどで2点、7回は代打渡辺のソロホームランなどで2点を加えて大勝した。今シーズンクオリティスタートを続けていた東を打ち、勝利を掴んだ。大きな要因は井上の同点ホームインが認められたことだろう。

ただ、一夜明けた11日のDeNA20回戦、先発は阪神が村上、DeNAは今期阪神に5回先発して1勝1敗ながら防御率2.10のジャクソン。村上は一発をケアしていたが、1回表、牧にソロホームランを打たれて先制される。すかさず1回裏に大山タイムリーで同点とはなる。ただ、3回表は村上が牧にタイムリーヒット、佐野の2ゴロで3対1となる。6回阪神は森下のソロホームランで1点を返し、さらに無死から4番大山、5番佐藤の連続ヒットで1、3塁を作るが、6番島田は内野フライで1死、7番坂本はスクイズを決めて3対3の同点にする。この辺りは調子の良さが出ていた。

7回で村上は降板し、8回はゲラが出たが、桑原に不用意に投げた初球のストレートをホームランされ、この1点が決勝点。DeNAはウェンデルゲン、森原と繋ぎ、勝利。阪神は8回裏の1死2塁、9回裏の1死2塁のチャンスをいずれもものにできず惜敗した。

ただ、試合終了後の岡田監督も大人だなあと思う対応に驚く。佐藤輝明のエラーがきっかけで負けたと言われかねない試合でもあまり強く非難することなく、静かな対応に終始した。

9月12日の対DeNA21回戦はゲリラ豪雨のために直前で中止、登板過多だった石井・桐敷・岩崎など中継ぎ陣に取っては恵みの雨となった。

9月13日の対広島戦は広島キラーの高橋(ここまで広島から2勝0敗)が先発、初回の失点はあったが、阪神は2回に同点に追いつくと4回下位打線からチャンスを作り、近本タイムリー、盗塁、相手のエラーで3点取り逆転。6回広島に2点取られて高橋は降板するも後の投手がしっかりと抑えて阪神が7対3で勝利。

ここまでで2勝1敗で1試合雨天中止、DeNAに落とした星は大きいが、先発投手が全て試合を作れており、安定感がある。打線も森下の3試合連続ホームランだけでなく、タイムリーや小技も出ていて問題なしと感じた。(以下、次回)


川一〜浅草橋ランチグルメ

2024-09-17 05:00:00 | グルメ
休みの昼下り、ボッーとTVを見ていた時に『浅草橋駅×立喰そば』という番組(番組名は不明)をやっていた。3軒紹介していたが、うち1軒は知らないお店。見た限り行くしかないとお邪魔した。

メニューの中でTVのおすすめは『肉増し増しそば〜観音池ポーク』(750円)と『いかそば』(700円)だった。前者は銘柄ポークを甘辛く煮て蕎麦に乗せたもので8割の人が頼むらしい。後者は単なるイカ天ではなく、細かく刻んだイカ入りのかき揚げが乗った蕎麦である。

場所は不便、浅草橋駅から歩いて9分、秋葉原駅から歩いて8分とほぼ真ん中、三井記念病院に近い。浅草橋駅から炎天下ふらふらしながら歩くが、あまり看板も大きくないことから一旦見逃して通り過ぎていた。


店内は空調が効いて涼しいのが救い。店内は半分くらいの入り、同時に入った2人のおじさんの注文を聞くと1人はかき揚げ(550円)、もう1人はいか、と言っていた。これはイカ天かなと注文、店主は茹で蕎麦をお湯の中に入れて温める。これを温めた丼に入れてかき揚げを乗せて出す。次は2人目、私の蕎麦もすぐに到着。
丼の中にはイカのかき揚げ、ネギが乗り、七味唐辛子を掛けて頂く。まずは蕎麦を一箸、黒っぽい茹でそばは柔らかめ、麺の味は普通である。

ツユを一口、秋葉原駅近くの二葉同様の黒っぽいが、見た目ほどは濃くない。メニューにあるが、醤油も鰹節もこだわりがあるようだ。

イカ天は確かに刻んだイカがかき揚げに入っている。イカは柔らかく、なかなか美味い。

そういえばTVでは肉そばに生卵を割り入れていたのだが、味の濃さを調整していたのだろう。メニューは中々こだわっていてタヌキの字がたぬきの目のようになっていたり、食べたことのない『きくらげそば』があったり。元気な店主は常連客と歓談していた。ご馳走さまでした。
なお、店には看板がなく、グルメサイトを信じて『川一』とした。
川一
台東区台東1ー2ー7

都営三田線スタンプラリー⑤

2024-09-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その250。都営三田線スタンプラリー⑤。新板橋駅から『板橋』が入っている駅が3駅続く。板橋区役所駅は降り、地上に上がると板橋区役所庁舎となる。

駅前に区役所がある例は品川区役所(JR蒲田駅)、文京区役所(都営地下鉄三田線春日駅)など他にもあるが、駅名に付いているのは当駅と荒川区役所(都電荒川線)のみである。

駅のスタンプのデザインは板橋の地名の由来となった旧中山道仲宿付近、石神井川にかかる橋である。鎌倉時代にはもうあったとも言われる由緒ある橋、江戸時代には長さ16.2m、幅5.4mあったと言われている。


今の橋は1972年に石神井川改修の際、架け替えられたものでクラシカルな風情がある。

板橋本町駅のスタンプは『板橋といたばしボローニャこども絵本館、縁切榎』をイメージしたスタンプとなっている。

板橋宿は南の旧滝野川村から北の旧前野村まで20町9間(2.2km)あり、上宿・仲宿・平尾宿の三宿を総称して板橋宿と呼ばれた。この仲宿にあるのが縁切榎。

江戸時代旗本近藤登之助の抱屋敷にあった榎が後に『えのき→えんきり(縁切)』に結びつき、幅広い信仰を集めた。江戸末期に皇女和宮が徳川家茂に嫁ぐ際に縁起が悪いと迂回した逸話もある。ただ、現代では『悪縁は切るが良縁は結ぶ』としてパワースポットとなっている。因みに今の榎の木は3代目である。

本蓮沼駅は『もとはすぬま』と読む。予定駅の段階では地名の蓮沼町を取って蓮沼駅とする予定だったが、当時乗り入れ予定だった東急池上線に蓮沼駅があることから、1961年まで駅所在地の地名だった『志村本蓮沼町』から取った駅名を採用した。

スタンプは『国立スポーツ科学センターと国立西が丘サッカー場』の意匠である。(以下次回)

チャーハン王 新橋店〜新橋ランチグルメ

2024-09-15 05:00:00 | グルメ
新橋駅近くには2つの駅ビルがあり、いずれも昭和レトロのセットのような雰囲気が残されている。新橋駅西口側というよりSL広場側という方がわかりやすいのが『ニュー新橋ビル』、東口にあるのが『新橋駅前ビル』、中のテナントは居酒屋、喫茶店、マッサージなどオヤジが好きそうなものばかり、このうちニュー新橋ビルに今回はお邪魔した。

あくまでランチのため、11時半ではまだ営業していない店の方が多いが、その中で1階で人気があり、列ができているのが『むさしや』(ナポリタンとオムライス)、『ベジタリアン』(ジューススタンド)、『いっぺこっぺ』(カツカレー)などである。



地下1階には『牛かつおか田』『カレーは飲み物』が人気店だが、おか田の隣にある『チャーハン王』に今回はお邪魔した。

このお店もなかなかのこだわりの店でランチは基本メニュー1つ(トッピング等はある)、チャー王セット(極上チャーハン+スープ)のみで1000円である。



席に着くと早速注文、それを聞いて奥の厨房では中華鍋を振る音が始まる。ただ、かなり長く炒めるのか、7、8分待ってチャーハンが到着する。メニューの裏にある通り、指南書に従い食べ始める。



まずはスープから、熱いと書いてあるが、もっと熱い店はある。コラーゲンたっぷり、濃厚鶏スープ、やや塩が強いが美味い。



胡椒を振ってチャーハンを一口。指南書ではまずはそのままとあるので従うが、なるほどパラパラとしっとりの中間、鍋肌についたところは香ばしくカリッとなり、中はしっとり。中身は目立つナルト以外に玉子、青ネギ、ミンチが確認できる。これはチャー王を名乗るだけあってよくできている。

半分になったところで特製醤油(たぶん酢醤油)を掛けろとあるが、私は手作りラー油をかける。かなり辛く、かけ過ぎ注意とあるが、たっぷりと掛ける。確かに辛いが食べられないほどではなく、中に入っている唐辛子やニンニクが香ばしく、立派に味変する。






あとは指南書き指示がないのでさらにラー油を追加して完食、確かに口の中はかなり辛くなるが、この辛味がたまらない。美味しく頂きました。なお、夜の部のみはチャーハン1050円など9月から若干の値上げをしたようである。ランチは人気があり、次々と男性が入店、満員となった。ご馳走さまでした。

チャーハン王 新橋店
港区新橋2ー16ー1ニュー新橋ビルB1
08068839340

小舟町八雲神社 天王御祭礼

2024-09-14 05:00:00 | 日記
私が勤めている事務所がある日本橋小舟町、小舟町八雲神社の祭礼が9月12日〜15日に行われる。天王祭は神田祭・山王祭と共に江戸三大祭と呼ばれている。とはいえ『小舟町八雲神社』は日本橋小舟町を探してもどこにもない。



この祭の起こりは神田明神にある神社(天王三社)が1616年に幕府より財力が豊かな町の名主に任されるようになったことによる。神社の社殿は神田明神内にちゃんとある。

神社が小舟町にないため、町に隣接する堀留町児童公園に壮大な御仮屋を建て、神輿の渡御が行われる。



祭りは4年に一度開催されるの恒例だが、前回2018年に開催され、今回はコロナや公園の改修工事などにより6年ぶりに行われるもの。今年は小舟町誕生300年でもあり、地元では盛り上がりを見せている。



特に素晴らしいのが神輿である。神輿は普段神社にいらっしゃる神様が氏子町内を巡るにあたり一時的に乗る乗り物である。神輿は大神輿が1基、小神輿が2基あり、いずれも昭和初期に作られ、贅を尽くしたものである。



祭りは12日に遷座祭・宵宮、13日に神幸祭、14日に大神輿・小神輿の渡御、遷座祭と行われる。その中で14日の神輿の渡御がクライマックスとのこと。

前回の2018年の時も神輿の飾ってある御旅所にお邪魔してお話を伺ったのだが、今回は6年ぶりということもあり、かなりの賑わいとなっている。

13日12時から神幸祭が模様されているが、炎天下にも関わらずたくさんの関係者、見物人が集まり、大きな御仮屋に設えた幟や提灯、神輿、山車などが並べられる中、神妙に進められていた。また、色とりどりの半纏姿の人が集まるが、これも役割により色や柄が異なる。小舟町は安田財閥の安田善次郎をはじめ、かつては有力な会社や問屋も多くあり、その力を示す祭礼なのである。ちなみに浅草寺の宝蔵門の大提灯も町内の誇りである。

日本橋ミデッテにて冷やしラーメンを頂く

2024-09-13 05:00:00 | グルメ
9月に入ってもなかなか涼しくはならない。偶然、福島県のアンテナショップ『ミデッテ』で『冷やしラーメン』が提供されているのを知った。



冷やしラーメンは冷やし中華とは異なり、甘酸っぱいタレではなく、通常のラーメンを冷やしたような味付け。もちろん、動物系の脂を使うと脂が固まってしまうので鰹出汁を使うなど工夫が凝らされている。冷やしラーメンを提供してくれるのは会津坂下(あいづばんげ)の『いしやま』というお店である。こちらのお店は魚介系の出汁は使わずにひたすら脂を取り、澄んだスープを作られている。

値段は大盛1000円、普通盛850円で普通盛の食券を券売機で購入し、カウンターに出し、しばらく待つ。モニターからは福島県の観光地のVTRがかかっていて、会津坂下を通る只見線の風景も出てくる。

テーブルには会津坂下の冷やしラーメンのお店が11軒書かれたチラシが置かれている。福島県の人はラーメン好きなのである。よくみると鶏だし、ダブルスープ、揚げ玉でコクを足すお店、それぞれに工夫している。会津坂下で冷やしラーメンが考案されたのは昭和27年だから70年以上の歴史がある。

番号が呼ばれ、ラーメンをカウンターに取りに行くが、胡椒と共にラー油をしっかり掛ける。というのは先ほどのチラシにあった『長八』という店のラーメンではラー油をたっぷり掛けてあると書いてあったのである。

麺は喜多方ラーメン同様の平打ち麺、スープがよく絡む。あまり濃くはないが、ほんのり甘く、旨みが詰まったスープは脂っこさはない。喉越しがよく、個人的には加えたラー油がインパクトとなっていると思う。

チャーシューも脂の殆どなく、食べると塩でしっかり味付けがなされ、存在感大。細いメンマもシャキシャキ。氷でスープが冷やされていてキレもいい。ネギの代わりに玉ねぎというのも面白かった。初めて頂く冷やしラーメン、このジャンルも色々食べてみたくなった。夏のランチにはもってこいの味です。ご馳走さまでした。

食堂いしやま
本店 福島県河沼郡会津坂下町市中2番甲3617
0242832366

『関東三十六不動尊巡り』⑮〜第7番平間寺

2024-09-12 05:00:00 | 霊場巡り
『関東三十六不動尊巡り』⑮、今回は第7番札所川崎大師不動堂を訪問した。川崎大師の正式名称は『金剛山金乗院平間寺』という。

縁起は1128年に平間兼乗(ひらまかねのり)という元武士が生まれた尾張国を追われて川崎で漁師をしていた。兼乗は仏法に帰依し、弘法大師を崇拝していた。42歳の厄年の時に夢枕に唐の高僧が立ち、我が像を海に放ったと告げた。兼乗は言葉に従い、網を入れると厄除弘法大師の木像が海の中から引き上げられた、というもの。古くから川崎大師は厄除に霊験新たかと言われ、皇室や11代将軍家斉などの厄除祈願によりその名が全国に知れ渡った。



現在の京浜急行もその起源は川崎〜川崎大師に開通した路面電車であり、参拝客を運ぶニーズが高かったことを表している。




川崎大師駅を降りると左側に参道が続き、仏具屋・達磨などお土産を扱う店・名物の咳止め飴や葛餅を扱う店などが並ぶ。参道は右に曲がり、さらに右に回り込んで山門の前にようやく到着する。参道が栄えるように工夫がされた門前町である。





実は孫の七五三など川崎大師には何回もお参りしているが、正直言ってここに不動尊が祀られていることは知らなかった。



まずは本堂に行き、弘法大師に手を合わせ(もちろん秘仏のため、厨子の外から)、新たに作られた五重塔などをみて回る。

そのお隣に位置するのが不動堂。実は他のお堂と比べて新しく(戦災で燃えた建物を除く)、1890年に造られたもので、今の建物は1964年に改築されたもの。また、ご本尊の不動明王像は成田山新勝寺のご本尊をご分躰して勧請したものである。



本堂に比べて参詣の人も少なく、私もゆっくりとご本尊の前で手を合わせた。さらにお寺の人に由来などを聴きながら、御朱印を頂くことができた。



帰りは京浜急行大師線東門前駅まで歩き、帰路についた。






『昭和レトロカレー』⑩〜サヨナラ日乃屋カレー人形町店

2024-09-11 05:00:00 | グルメ
『昭和レトロカレー』⑩、今回お邪魔したのは『日乃屋カレー人形町店』。東京のカレー好きならば大抵知っている店で第3回神田カレーフェスタのグランプリに輝いている店である。人形町にも店があり、何回かは行ったことがあるのだが、9月13日をもって閉店(公式には九段下店への移転)となってしまうのである。



日乃屋カレーの特徴は一口目は甘く、食べ進めていくうちに辛くなる不思議なルーである。もちろんこのブログの趣旨にあったレトロなトロッとしたルーである。

カレーの種類は多いが値段差が少なく、カツカレーもエビフライカレーもメンチカツカレーも全て950円。ということもあり、店内の券売機でカツカレーの食券を購入、店内の女性に渡して席に座って待つ。



店は背中合わせのカウンター席、基本は1〜2名の来店が90%。皆、携帯電話や本を読んで静かに待っている。5分ほどでカツカレー到着、銀の大皿に端から端までご飯、カツ、カレーで綺麗に埋められている。端にテーブルにある福神漬をたっぷり乗せ、一味を振って食べ始める。



カツはたぶん10切れほどに切られていて一口食べるのにちょうど良い。一味で辛くなっただけでなく、なぜか食べ進めるうちにルーを辛く感じるようになる。



机の上に『にんにくチップ入り揚げ玉』があることを発見。試しに使ってみるが、食感が変わって美味い。ただ、大きめなカツがご飯の上にあり、あまり掛けるところがなかった。



店を出る時な知ったのだが、日乃屋カレーの店の中で人形町のみ『牛すじカレー』をメニューに乗せている。



もし、もう一度行く機会があれば食べてみたいものである。ご馳走さまでした。

日乃屋カレー人形町店
中央区日本橋堀留町1ー8ー9
0366616839

『夏旅2024』⑰〜琵琶湖大橋と琵琶湖博物館

2024-09-10 05:00:00 | 旅行
『夏旅2024』⑰終、安曇川の道の駅を出て再び湖西道路を走る。真野ICで降りて琵琶湖大橋方向に走るが、快適な4車線道路で渋滞もない。

琵琶湖大橋は未だに有料だが、その手前側には『道の駅 びわ湖大橋米プラザ』がある。橋を渡るすぐ手前だが、割にわかりやすい。

駐車場に車を停めて建物の中に入るが、冷房が効いていて快適、名前の通り大橋のすぐ横にある。バルコニーに出ると橋の橋脚や全貌がよく見える。周りではモーターボートでスキーを履いた人を引っ張ったり、ヨットに乗ったりと真夏の琵琶湖を楽しんでいる姿が見える。道の駅にも船着場も備えていた。

米が名前に入っているだけあって地元産米の販売やお酒など多くの地元物品が販売されていた。

道の駅を出て左折するとすぐに橋の取り付け道路に合流する。琵琶湖には『大津市と守山市を結ぶ』琵琶湖大橋と『大津市と草津市を結ぶ』近江大橋があるが、琵琶湖大橋は1400m(上り、下りは1350m)に対し、近江大橋は1190mとわずかに琵琶湖大橋の方が長い。快適な4車線道路であり、橋の横に遮るものがないため、ドライブには快適である。

橋を渡り、湖岸道路を経由して琵琶湖博物館に行く。道の駅草津と反対側に曲がると長い取付道路を走り、広大な有料駐車場(博物館利用者は無料)に到着。外はドンピカのため、少しでも博物館に近い方に停めようとはするが、どちらがベストなのかはよく分からなかった。

ほぼ正午、帽子を被り、日陰を探しながら博物館に行くが、途中木に琵琶湖に関するクイズがぶら下げてあり、ついついこれを考えたりするから遅くなる。

入口まで行き、入場券800円を支払い入る。規模は予想よりかなり大きい。まずはエスカレーターに乗り2階の展示からみる。展示は3つに分かれているが、A展示室は『湖の400万年と私たち』と題して今までの琵琶湖の歴史と棲んでいた生物を学ぶ。驚いたのは琵琶湖が440万年前にできた頃には三重県伊賀市あたりにあり、これが断層活動で何回も動き、湿地を中心とした小さな湖が多くあったが100万年前には南湖の堅田湖とよばれる小さな湖となる。その後山地の隆起などもあり、43万年前に今の琵琶湖に近い形となったらしい。

また、180万年前にはアケボノゾウがセコイヤの林の中で生きていた、証拠としてたくさんの象の化石が発掘されていた。




B展示室は『湖の2万年と私たち』というテーマで縄文時代の船や漁の道具、木器など沢山の展示。例えば海老を捕まえるエビタツベなど珍しい道具などもある。



C展示室は『湖の今と私たち』がテーマで世界の湖と比較した琵琶湖の規模や内湖の移り変わりなど知らないことだらけである。因みに琵琶湖の広さはもちろん日本一、でも世界では168番目と意外に小さい。



最後に水族展示室、トンネル水槽など淡水の魚や生物がたくさん展示されていて子供たちに大変な人気。ビワコオオナマズは大きかった。

(オオサンショウウオ)

その中で最初に訪れた赤目水族館では顔が見れなかったオオサンショウウオに対面、展示がわかりにくいところにあるため、我々だけが盛り上がっていた。

結構な時間をかけて博物館を右へ左へ行きながら堪能、これだけ真剣に見たのは昨年のウポポイ以来であった。外に出ると琵琶湖の湖岸が美しい。

車に乗り、イオンに停めてランチ、夕方ののぞみで帰途にはついたが、宮崎県で発生した震度6弱により、名古屋駅を出たところで停電。一時は冷房も止まったが20分後に復帰、無事東京に戻りました。長い旅行記、ご愛読ありがとうございます。(了)