2月も後半に入ると暖かい日も出てくる。ご近所の庭に植えてある梅の木も紅梅・白梅問わずに花がほころび、この花の蜜を吸いにメジロをはじめとする小鳥たち、さらに大きめのヒヨドリは花ごと食べてしまうが。
神田川には鴨と鯉がゆっくり泳ぎ、野花もオオイヌフグリやタチツボスミレなどは花をつけ始めている。庭ではようやく福寿草が黄色い花を開き。寒い日もあるが、やはり春は近づいてきている。
久我山の北側に松庵がある。松庵の由来は1695年寛文年間にこの地を開発した医師『荻野松庵』に由来する(松庵は円光寺というかつてあった寺の住職という説も)。因みに荻野松庵は吉祥寺にある安養院に今も墓が残されている。
松庵に新たに公園ができたというので暇つぶしに見学に行く。立教女学院から北に向かい、井の頭通りを越した右手にあるのだが、かつては生産緑地だった土地を区が購入、昨年4月開園した小さな細長い公園である。
遊具は子供がジャンプしたり、バランスを取ったりできるものが3つ。他に杉並区のキャラクターである『なみすけ』『ナミー』の乗り物がある。近くに寄るとよくできている。
まだ、満開ではないが、梅が周りに植えられていて晴れた風のない日にはぽかぽかした日差しを浴びながら花を愛でることのできる可愛らしい公園である。もちろん非常時にはかまどになるベンチも備えていた。
松庵梅林(うめばやし)公園
杉並区松庵2ー23ー1