静岡旅行①。2泊以上の旅行をするのが2020年11月の墓参りを兼ねた関西旅行以来だから2年4ヶ月ぶりとなった。行く場所はあれこれは考えたが、巡る場所より、泊まる場所で静岡県に行くこととなった。
祝日朝早く起きて東名高速に乗る予定だったが、環八を走っている時に事故渋滞を知る。元々の道路補修工事の影響で大井松田から先で混むのは覚悟していたが、川崎ICを過ぎるともうノロノロ、横浜町田ICからの進入も多いため、渋滞は無くならず、4時間以上かけて沼津ICで降りる。沼津港まではあまり掛からなかったが、駐車場に停めて第一目的地である沼津港深海水族館に並んだのが1110頃である。
入るのも内部の混雑から制限してはいたが、すぐに入場。子供連れが多かったが、皆熱心に見学している。
入るとすぐにアブラボウズがお出迎え、味のいい深海魚だが、脂肪をたっぷり身体に蓄えるため食べ過ぎ注意の魚である。
サギフエ、ヘコアユ、ミノカサゴ、アヤメカサゴなどの魚が並んでいるが、派手な赤い奴が多い。これは深海は光が届きにくいため、赤い魚でも目立たないことが原因のようである。
魚類以外にもサナダミズヒキガニ(タカアシガニをミニ版にしたカニ)、カワテブクロ(ふかふかにみえるヒトデ)といった面白い生物も多い。
隣の水槽にはもう少し大型の生物が集まっている?タカアシガニは身体の大きさが4mにもなるらしい、戸田港では食べられるが私はとにかく値段が張るので諦めた経験がある。
お隣を覗くと『オオカミウオ』は確か北の魚のはずなのだが、とよく見たらブサギンポ、不細工な顔がよく似ている。
面白い水槽と思ったのはチンアナゴ、砂地の中の様子が見れるようになっていて、水面より上の部分と見えない部分を比較すると砂の中の方がが多いのである。アナジャコの一種は自分の穴に入る砂を必死に外に掻き出していた。
1階で最も人気があるのがメンダコの水槽、しかし、写真が禁止されているだけでなく、ライトも殆ど照らしていないのでボッーとしか見ることはできない。せっかくなのでメンダコが付いたファイルを買ってしまった。滅多に食事をしない800mの深海に住むダイオオグソクムシも思っていたよりはるかに大きかった。
2階はシーラカンスミュージアム、1938年にアフリカのコモロ諸島近くで発見された頃のスケッチやそれから20年以上上がらなかった第二のシーラカンスの写真、剥製や冷凍の姿などを見ることができる。中々実物にお目にかかることがない中、生きている化石に出会うことができたのである。
他の水族館にはペンギンやアシカなど海獣のいるところが多いが、ここは深海魚専門、その分色々な面白い顔の魚たちを見ることができたのである。(以下、次回)