『蒲蒲線』計画というのをご存知だろうか?蒲蒲線とは新空港線とも呼ばれ、東急電鉄蒲田駅と京浜急行の京急蒲田駅を地下で結ぶ計画でこの計画が実現するとJR蒲田駅〜羽田空港の直通運転が可能となり、東京メトロ副都心線からの接続で池袋・渋谷から直接羽田空港とつなぐ利便性が確保できる。但し、問題となるのは『ゲージ』、つまり軌道の幅が東急は狭軌(1067mm)に対し京浜急行は標準軌(1435mm)をどう解決するかにある。対応策としてはフリーゲージトレイン導入などを考えているようである。
この蒲蒲線が計画されている京急蒲田駅からJR蒲田駅まで880mを歩いてみることにした。京浜急行の京急蒲田駅は2010年に羽田線の立体事業に伴いホームが2層化し、また、2015年には東口のペデストリアンデッキが完成するなど改良されていて西口のロータリーも完備している。
西口を降りて少し線路沿いを歩き、右手に曲がると蒲田八幡神社がある。縁起ははっきりしないが、境内には小さな円墳もあり、かなり以前より村の信仰の場であった。2018年に60年ぶりに改装された社殿は立派なもの。境内には神輿を補完する蔵が立ち並んでいる。
少し歩き、右に曲がると京急蒲田公園があり、呑川に掛かる夫婦橋の親柱が残されている。
その先には京急蒲田駅前から伸びる『あすと』というアーケード商店街にぶつかるのでこれを左に曲がる。小さいが賑やかな商店街で閉店している店は少ない。衣料品店や理容室もあるが、目立つのは飲食店と居酒屋、もちろん営業中である。
商店街を出て、信号を渡ると新たな商店街『ほふらーど』となる。こちらは完全なアーケードではないが、雨避けはあり、JR蒲田駅まで続く。途中、左側にはバス停が並んでいた。
駅に到着後は2階に上り、スタンプ台を探す。駅ビル入口にあると聞くが、なかなか見つからず、結局改札口横で発見。暑い中を歩いたが商店街を歩けばほぼ日除もあり、寄り道をしても15分はかからなかった。