hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

志村周辺の坂②

2022-09-15 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その165。志村周辺の坂②、清水坂を下り、少し歩くと二又となり、左側に弓形に登っていく急坂が現れる。この坂が『平次坂』、延命寺の墓地とマンションの間を登っていく。

銭形平次とは関係はなく、平次という人物が開いた坂のためについた名前である。今は舗装されているが、赤土の道だったころ、特に雨など降ると登るのが大変な坂道だったであろう。



突き当たりが城山通りとなる。信号を渡り、先の方の道を左に曲がる。右側には崖線があり、降りていく坂道がいくつかあるが、名前は特にない。すると見次公園が出てくるが、入口は崖の上、随分と標高差のある公園である。



弧を描いて坂道となるが、これが『見次坂』。坂を降りていくと左側には大きな丸い池、釣りができる公園となっている。暑いにもかかわらず何人かの太公望が釣り糸を垂れている。



見次(坂)という地名の由来だが、公園は昔から開けた土地であり、出井川付近の田で収穫した米を年貢として集めた集積地があった。そのため、『年貢→貢→見次』となったという説がある。

高速道路より一本手前の道を右に曲がりしばらく歩く。すると右側に一直線の坂道が現れるが、これが『馬の鞍の坂』。この坂道だけ右側が赤、左側が緑に塗り分けられたカラー舗装のため、分かりやすい。

とにかく一直線に伸びた坂道。名前の由来は日露戦争の際に軍馬にするため、近在の農家から徴収した馬を一時繋いでおいたので馬の鞍と付けられた。
この坂道の頂上までぜいぜいといいながら登るが、高低差6m、平均斜度4度もあり、上から見るとまるでジャンプ台のランディングバーンのよう(?)に見える。蛇足だが、YouTubeに残る動画を見ると8月15日に深夜時間帯に放送された『全力坂』という番組でも取り上げられている。(以下、次回)


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