hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東京メトロ全駅スタンプラリー〜丸の内線①

2023-02-17 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その191、東京メトロ全線スタンプラリー丸の内線①。この企画も残すところあと4路線となった。今回は丸の内線、ご存知の通り銀座線に続いて開業した路線で起工式は1942年と戦前である。1954年1月に池袋〜お茶の水が開業した。地上部分が3ヶ所もあり、支線のあるなど特徴的な路線である。

まずは池袋駅からスタート、当初は新大塚よりに77m行ったあたりに仮駅が設けられたが、1963年6月より今のホームが使われている。今は有楽町線、副都心線の3本が乗り入れていてスタンプのポスターも副都心線の西改札を出たあたりに掲示。



とことこと通路を歩き、副都心線ホームに降り、先の改札口まで上がって外に出てようやく発見。



スタンプのデザインは西口広場、芸術劇場と一体開発され、劇場公園『GLOBAL RING』として生まれ変わっている。噴水、アート、照明などが組み合わされたスポットである。

新大塚駅は相対式ホーム、丸の内線には多いのだが、ポスターがどちらにあるのかで歩く距離が大幅に変わる。この駅は池袋方面の出口を出たところにあり、最後尾の車両に乗った私は前側にある渡り階段を降り、上がり、また後ろ側にある出口まで歩く羽目になった。まあ、6両編成のため、まだましだが。



ポスターはすぐに発見、『鈴木信太郎記念館』が描かれたスタンプである。駅から路地を歩くと階段を登ったところにある戦前の日本家屋であり、今は豊島区が所有して管理している。



茗荷谷駅に到着すると地上に出る。小学生の頃から近くに住んでおり、よく利用した駅だが、すっかり整備され、レコード屋や書店、文具店などが入っていた教育ビルも高層ビルに建て替えられている。



ポスターは改札口の内側に貼ってあり、スタンプは小石川車両基地であった。後楽園駅に向かう右側に見ることができるが、銀座線車両は同じゲージ(標準軌)のため、たまに見ることができる。



後楽園駅は以前と違い、南北線、さらに都営三田線も通っている。予想通り、南北線の改札口外にポスターがあるため、この駅もてくてく歩くことになった。



スタンプの意匠は『東京ドーム』である。四角のスタンプを90度回転させた斬新なデザインであった。(以下、次回)


めっちゃシュウマイ天そばを頂く

2023-02-16 05:00:00 | グルメ
東京メトロ有楽町線新木場駅で降り、1階に上がると東京メトロが経営する『めとろ庵』がある。構内にあるのは大手町、錦糸町、西船橋駅と4駅、冬の限定メニューがあるとのことで入店した。

店外にある券売機を見ると右上に『めっちゃしゅうまい天』とあり、押すとそば・うどん、天丼などがある。そば一択と530円を払って食券を購入、カウンターに出す。



おばさんは『少し時間がかかるから』と席で待つが、すぐに呼ばれる。先程の自販機にある通り、そばの上に大きなシュウマイ天ぷらが6つも乗っていて、さらにネギが振ってあった。おばさん曰く、『気をつけてね、ツユが溢れるから』



席にそっーと着き、七味を振ってから頂く。天ぷらというよりフリッターに近い感じだが衣がカリカリ、アツアツで美味い。そばと合わせても全く違和感がない。ただ、齧ると熱いくらいではあるが。やや甘めの餡でそのままでも酒のアテになりそう。



蕎麦の量からしても6つもあるのは贅沢、かき揚げ蕎麦より70円高いだけでこれだけボリュームがあるのは嬉しい。



だんだん天ぷらの衣がぶよぶよになってもそれはそれなりに美味しかった。もう一つの季節限定メニューである『ジャンボつけ唐揚げ』もチャレンジしてみたい。ご馳走さまでした。

めとろ庵新木場店
江東区新木場1ー6
0355891288


国立天文台を散歩する

2023-02-15 05:00:00 | 日記
古墳を見に国立天文台にやってきたのだが、せっかくなので見学コースに従って構内を見て回る。正門を入ると右手に守衛所、ここで入管手続きをして、ついでに古墳の位置を教えてもらう。



すぐを左にまっすぐ行くと第一赤道儀室(国有形文化財)、小じんまりした天文台のような建物。



東京天文台の中で最も古い1921年に完成したものでドーム内には口径20cmのドイツ・ツァイ社製が設置されている。実際には1938年から61年間太陽の黒点のスケッチ観測に使われた。

古墳はその横にあるが、元に戻り左に曲がると面白い標識が並ぶ。



最初は太陽、次が水星、金星、地球、火星と並んでいて、それぞれの特徴が書いてある。火星までは大した距離ではないが、木星はともかく遠い。


太陽系最大で公転に11.86年かかる一方で自転は10時間と早いスピードで回る。



さらに土星はもっと遠い。周りに輪っかのある星ということしか知識はないが、地球の95倍にも達する。ここまで遠い起動だと公転は29.5年もかかるが、自転は木星同様に10時間と言われている。さらにこの外の天王星、海王星は隣の建物にぶつかるため、距離感はわからないが、天王星が公転が84.25年、海王星は169年だからその距離は作りようがない。

土星の看板のすぐ前には大赤道儀室(天文台歴史館)、1926年完成で焦点距離10mに及ぶ屈折望遠鏡をすっぽり木製ドームが覆う建築でその天井の高さに驚く。この木製ドームは船底の技術を使って完成に漕ぎ着けたと教えてもらう。



人が天体を見るところは高いところにあり、床が上がっていく仕組み。1998年3月までは研究観測に使われていた。その仕組みを教えてもらいながら、私はいちいち感心することしか出来なかった。



大赤道儀室の前を歩き、右の方にしばらく歩くと太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)がある。こちらも1930年完成の観測機器で高さ20mの天辺ドームから入った光は直径60cmのシーロスタット(平面鏡2枚)に反射して取り込まれ、北側にある半地下の大暗室で7色のスペクトラムに分けられる構造。よくわからないが、塔自体が望遠鏡となっているらしい。
しかし、現在は中に入れず、説明を読むのみ。周りには木が生い茂り、全体がよく分からなかった。



再び大赤道儀室に戻り、先を左に曲がると子午儀資料館、ゴーチェ子午環室、図書館と古い建物が並ぶ。



ほかにも6mミリ波電波望遠鏡や10m太陽電波望遠鏡跡なども近くにある。大正時代からの機器や建物の変遷はよく分かるが、そもそも黒点観測や緯度経度の計測など専門知識もなくただ、単に散歩を楽しんだ。



ともかく敷地が広い、それだけでなく古墳から天文学の嚆矢、さらに現代にわたる研究機関となっており、時空を超えたスケールの天文台にはなぜか感動した。とにかく、散歩だけでも来る価値ある場所である。

プルミエルタージュ〜吉祥寺グルメ

2023-02-14 05:00:00 | グルメ
吉祥寺のフレンチの新規開拓と思い、『プルミエルタージュ』というお店にお邪魔した。吉祥寺駅から井の頭通りを少し三鷹方向に歩いた中華料理店の2階にあるこぢんまりとしたお店。調べると『ビストロハッチ』『トラットリアチッチョ』などの姉妹店とのこと。ただ、私はいずれの店もまだ行ったことがない。

店の階段を上がるとドアがあり、店の人が開けてくれる。まだ、時間が早いため先客は2組8人のみ。2人席に案内される。細長い店内、窓に面していて昼は明るいだろう。



ディナーのメニューはコース1種類のみ(4900円)、まずはビールで乾杯する。一皿目は鹿のスープとその鹿が取れた千葉の落花生の一口コロッケ。サクサクしたコロッケは落花生の香りたっぷり。滋味深い鹿のスープを一口頂く。



ここでワイン。オーストラリア産の白ワインをお願いする。二皿目は真蛸のアスピック、根セロリのソースの上に蛸のゼリー寄せ、さらに香菜が乗っている。柑橘も入り、爽やかな味付け、ソースが美味い。



ここでパンが提供される。全粒粉のパンにフワッとしたバターはよく合う。



三皿目はシューファルシ、春キャベツを使ったロールキャベツだが、巻いていない。ソースにはアサリを使っている。挽肉はあっさり、ただ、ソースや挽肉より一番美味いのはキャベツの甘みである。

四皿目はほうぼうのポワレ、白身の皮をカリッというまで焼いて洋風金山寺味噌のような麦とトマトなどで作られたソースで頂く。ソースなしでも美味い。この金山寺味噌は食感が面白いが私にはやや味が薄い。



メインを前に2つ目のパン、先ほどに比べて柔らかい。
五皿目がメインの鹿肉ウェリントン風。イギリス風の料理法でフィレの肉の塊をパイで包んで焼く。千葉産の鹿のフィレをほうれん草で巻き、さらにパイ生地で巻いてオープンでギリギリまで焼いてある。肉はすこぶる柔らかく、パイ生地のバターの風味、マデラ酒ソースのようなソースで頂く。ただ、意外にあっさり、もう少しソースがリッチでもいいのかな。国産鹿肉の旨さは十分に堪能、臭みが全くなく、シェフが鹿肉の産地にこだわるのがよく分かる。

ワインが残ったところにフォアグラのアミューズ2品。片方はフォアグラの味を楽しみ、もう一つはチョコレートと合わせたもの。素晴らしいつまみとなった。
デザートはカモミールのブラマンジェ。カモミールはハーブティーとしてよく使われるが、その独特な優しい香り、チョコレートの味わいが柔らかいブラマンジェとよく合っていて美味しかった。



コーヒーも頂き、2人で総額2万円弱。初めての訪問だが、サービスもよく、十分満足できました、ご馳走さま。帰りにシェフがご挨拶に、フィナンシェを頂きました。
プルミエルタージュ
武蔵野市吉祥寺南町2ー21ー10
0422272028


東京メトロ全駅スタンプラリー〜東西線④完

2023-02-13 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その190、東京メトロ全駅スタンプラリー東西線編④終。今回は竹橋駅からスタート。



竹橋駅はその名前の通り竹橋の近くにある。竹橋は江戸城外堀の門の一つ、『竹橋門』もあり、以前に渡ったことがある。



スタンプのポスターは大手町方面改札口にあることを調べたが、細い通路を延々と歩き、階段を登り、ようやく発見することができた。

スタンプのデザインは橋を渡ってすぐのところにある東京国立近代美術館であった。
九段下駅は半蔵門線で訪れた際に押印済、やはりデザインは日本武道館である。

飯田橋駅は有楽町線で訪れた際に押印済、意匠は縁結びとパワースポットでも有名な東京大神宮本殿である。

神楽坂駅は出口が前後に分かれているが、飯田橋駅寄りの改札内にポスターが掲示されていた。




描かれているのが神楽坂の路地、向こうに見えるのが江戸時代より『神楽坂の毘沙門天』として有名な善国寺のようである。

早稲田駅は中野寄りの穴八幡宮改札外にポスターが掲示されている。



デザインは当然大隈講堂かと思ったが、区立漱石山房記念館の方であった。
高田馬場駅は改札口を出てすぐのところにポスターを発見。



スタンプのデザインは早稲田松竹、懐かしい映画館である。

落合駅は前後に出口があるが、中野よりの改札口を抜け、1番出口そばにポスターは貼られている。あまり使ったことのない駅の一つながら、落合斎場に行く際は便利な駅である。


中野駅がJRの駅のため、落合駅と中野駅のスタンプが並んで貼られている。まず落合駅は山手通りの地下を走る首都高速道路中央環状線山手トンネルの構内換気塔が描かれている。2008年に完成したもので45mの換気塔が14本も建っている。

中野駅のスタンプは『中野ブロードウェイ』が描かれていた。

これで東西線も完全乗車、あとは丸の内線、南北線、有楽町線、副都心線となった。






灯り家〜日本橋ランチグルメ

2023-02-12 05:24:00 | グルメ
人形町で最も有名な『親子丼』は玉ひでであるが、現在建て直しをしていてイートインで食べるしかない。ただ、他にも『鶏三和』『花』『ぼんぼり』『お喜楽』などたくさんある。


今日お邪魔したのは『灯り家』さん。ランチは親子丼をはじめ鶏を使った焼き鳥丼、炭火塩焼き丼、カツ丼、唐揚げカレーなどのラインナップ。また、比内地鶏の極上親子丼は1500円、大山鶏の究極親子丼は1000円、これにはサラダとスープがついている。やはりグルメは『極上』と言いたいところだが、財布と相談して『究極』をお願いする。



店内は広々していて広いテーブルをアクリル板で仕切った席に座るが左右誰も来ないのでゆったりしている。フロアの女性は元気一杯、入口が開くと冷たい空気が入ってくるのが玉に瑕である。

待つこと7、8分、お盆に丼、サラダ、スープが乗せられて出される。珍しく丼に蓋がしてあるが、まずはサラダから頂く。

刻みキャベツに市販のフレンチドレッシングを掛けたもの。ただ、生野菜を取れるのは嬉しい。

蓋を取るとアツアツの親子丼、卵の状態は半熟、トロトロ具合がちょうどいい。鶏肉の塊もちらほら、シコシコと弾力があり、大山鶏も十分美味い。ご飯の量も玉ひでよりはたっぷり。100円支払えば大盛もできる。



七味をたっぷり掛けた上で木の匙でフーフー言いながら頂くが、寒い日には持ってこいのメニューである。 



ワカメの入ったお汁はすこし生姜の香りがしてホッとする味付け。入口が開くたびに寒い風が入ってきてもこの温もりで癒される。

夜は鳥料理でメインは焼き鳥、鶏に関してはよく知っているお店の親子丼は美味しかった。ご馳走さまでした。





灯り家
中央区日本橋小舟町11ー7
0336390878


建国記念の日について再び考える

2023-02-11 05:00:00 | 日記
『建国記念の日』が今年もやってくる。日本人の曖昧さを表すのに最も適した例だと思うのは私だけだろうか。私は別に左翼でもキリスト教関係でもないが、この祝日には以前から不思議さを感じる。

第二次世界大戦以前は1872年の太政官布告により旧暦1月1日にあたる1月29日を『紀元節』として祝日とした。なぜ旧暦1月1日が選ばれた理由は日本神話の登場人物であり、古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日が1月1日であったとされるからである。

さらに翌年の1873年に太政官布告により2月11日に改められ、1874年から適用された。しかし、戦後はGHQの圧力で1948年から宮中行事は中止され、祝日に関する法律廃止に伴い、紀元節もなくなった。とはいえ1950年代には既に『建国記念日復活の運動』が始まり、1967年の祝日法の改正で国民の祝日に加えられた。



(絵画館前近くにある建国記念文庫)

不思議なことに他の祝日は祝日法で日付まで規定されているが、建国記念の日のみ政令で定めるとなっていた。というのは日付を定めるにあたり色々と議論があった。このため、建国日制定員会なるものを立ち上げ、1966年に答申を得て日付を決めた。さらに当時の佐藤内閣では元の法律にあった趣旨『建国をしのび、国を愛する心を養う』に加えて建国された事象そのものを記念する日であるとも解釈できるように『の』を加えたとされる。

まずは『の』を加えたことも趣旨を曖昧にしているし、2月11日自体も根拠がない。というのは例えば2023年の旧暦1月1日は1月22日であり、20日も前になる。明治初期は太陽暦導入で新暦と旧暦の差があったとしても旧正月が2月にずれ込むこと自体が不可解である。

世界各国には建国の日、独立記念日、解放記念日など名称は異なるが、明らかに根拠がはっきりしている。韓国は日本がポツダム宣言を受諾した8月15日が光復節となっているし、中国は1949年10月1日に毛沢東が天安門で新中国の建国宣言をした日が国慶節となっている。アメリカは1776年7月4日に大陸会議で独立宣言に署名された日が独立記念日となっている。
なぜ建国記念日が日本だけが神話の人物の即位日という明確ではない根拠によるもので、それを踏襲しているに過ぎないこと、また、もしそうだとしても旧暦の1月1日のはずだが、なぜか2月11日、これに疑問すら持たないのはやはり曖昧が好きなお国柄によるものなのだろうか。

日本橋長崎館〜日本橋ランチグルメ

2023-02-10 05:00:00 | グルメ
地方自治体の歳出削減策によるかはよくわからないが、自治体のアンテナショップの撤退が目立つ。奈良県、島根県、新潟県、群馬県と拍車がかかってきた。

その中で私がついつい寄ってしまうのが、『長崎館』である。元は小規模で四谷にあったのだが、日本橋に重心を移して来ている。販売品もかなりマニアック、皿うどんにピッタリの金蝶ソースも揃う。

喫茶・イートインコーナーではブリの醤油漬け丼などを食べる事ができるが、私のお目当ては月〜水曜日限定のちゃんぽん(900円)である。長崎新幹線が描かれた幕をくぐり、カウンター前に行く。前精算のため、『ちゃんぽん1つ』と注文する。数も限定されていて今まで2回売り切れだったため、今日は11時20分にやってきた。するとカウンター初の客だった。



まずはお冷やと白胡椒の缶が置かれる。それから待つこと7、8分。お待ちかねのちゃんぽん登場。大きくもない丼にキャベツがたっぷり、春キャベツなのだろうか硬めの部分も柔らかく甘い。
麺は太め、断面はまんまるである。胡椒をたっぷり振って頂くが、スープの味が深いと感じる。もやし、キクラゲに加え、エビ、アサリ、イカ、かまぼこ、豚肉などもちゃんと入っている。野菜の量に比べると若干他の具材は少ないようにも思えるが、ヘルシーな印象。味もあっさりしていて後味のよいチャンポンであった。まあ、食べログの書き込みにあるように冷凍品なのかもしれないが、本場の味ではあった。わ


席についていると長崎駅ホームの音がBGMに流れ、少し懐かしくなった。少ないと感じる人はデザートに福砂屋のカステラや平戸名物カスドースも良いのではないか。ご馳走さまでした。



今ちょうど行われているランタンフェティバルの赤い提灯がなつかしかった。
長崎館
中央区日本橋2ー1ー3
0362625352


小金井の坂⑥〜昨年12月に行きました

2023-02-09 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その169。小金井市の坂道⑥、武蔵小金井駅北口を出て北大通り周辺の坂道を歩く。『弥五ちゃんの坂』から元の道まで戻り、そのまままっすぐに歩く。すると上り坂になる。

(大日様の坂)
坂を上っていくも小さな祠があるが、これが『大日様の坂』。この祠に大日如来が祀られているためこの名前が付けられた。

祠を左に曲がると右側に大きな神社が出てくるが、これが山王稲穂神社であり、鳥居からまっすぐ伸びる山道の坂道が『山王山の坂』である。
(山王山の坂)

山王稲穂神社は1654年の500石新田開発に伴い、新田の守護神として江戸麹町山王宮より勧請創祀したもので国家国土、産業安泰の御神徳があるとされている。


明治になり山王社から現在の稲荷神社と改称されている。最近では平成18年の夏の甲子園で優勝した早稲田実業野球部がこちらの幸福守を身に付けていたことから有名になった。



神社にお参りした後、先ほどの『三五郎さんの坂』を左に曲がり、まっすぐ歩く。上水公園を越え、小金井支援学校の横からなだらかな上り坂となるが、これが『墓場山の坂』である。昔は支援学校あたりは中川家の墓地であったため、この名前がつけられた。

(墓場山の坂)

右に曲がり、小金井街道に出る。この辺りが『磯村の坂』である。赤い稲荷の坂の北側から小金井橋まで伸びる坂道で大正末期頃まで磯村貞吉という人の別荘があったため名付けられた。


(磯村の坂)
ここから武蔵小金井駅まで歩くが右側は大きな聖霊修道院の敷地となっていて緑がふんだんにある。



小金井街道の反対側にはまだまだ坂道はあるが、日が傾き、寒くなったので今回はここまでとした。




久しぶりの大塚駅、『ぐいのみ大』で呑む

2023-02-08 05:00:00 | グルメ
大塚駅付近には銘酒を飲ませてくれる名居酒屋が多くある。私にとって四谷三丁目、神泉、三軒茶屋と並んでいい店を探すならここというスポットである。

しかし、コロナ禍以降はなかなか飲みに行くと簡単に誘いにくい状態が長く続いてしまい、そのうちに無くなった店も少なくない。今日は2年ぶりに大塚駅で降りた。串駒や江戸一のような敷居の高い店ではなく、私のNo1は『ぐいのみ大』か『みや穂』である。本日は2年ぶりにぐいのみ大にお邪魔した。


店に入ると蔵元の前掛けが多数ぶら下り、雰囲気を醸し出している。まずはハートランド生で乾杯。お通しは3品、ニンジンのしりしり、小松菜と油揚げの煮浸し、はたの南蛮漬。いずれも優しい味である。



まずは『カワハギの肝あえ』『きんめの刺身』の2品、4人ではやや量が少ないが、珍味として頂く。いずれも美味い、カワハギはフグに劣らない味である。



ここで日本酒、『亀泉』(高知県)のうすにごりからスタート。もちろん2合頼む、濃厚で甘そうで甘くない。しっかりした味は肝あえにはよく合う。また、この店オリジナルの徳利も面白い。青、緑、白、茶色、赤など色も多い。



続いて名物の『鶏の唐揚げ』、カレー塩で頂く。これも5個入りを頼んだが瞬間蒸発。次の『揚げたて厚揚げ』、4つに切ってあったが、こちらもあっという間になくなった。

酒も無くなったので今度はスッキリ辛口の『開春』(島根県大田市)、『日高見』(宮城県石巻市)。

つまみにはシラス入りオムレツ、赤鬼(三軒茶屋)で出される貝柱入りオムレツも美味いが、なぜかオムレツのつまみは日本酒にベストマッチと思う。

先程の唐揚げだけでは足りない若手の要望でチキン南蛮を追加。このタルタルソースがよくできている。下北沢の両花と同じように甘くないように味付けされている。



ボリュームのあるつまみばかりだったのでここで珍味系『赤海鼠酢』『あん肝』。食感が変わり、ついつい箸が伸びる。


箸休めの漬物盛り合わせで一休み。
酒は『乾坤一』(宮城県)の冬の華、深みのある味わいでしっとりしている。さらに『仙禽』(栃木県)、こちらはやや酸が立ち、口の中に広がる。



つまみは白子焼き、シラスと大葉のピザ。酒は足りなくなり、『佐久の花』(長野県)を注文。



酒もつまみもレベルが高く、名物は流石に美味い。参加者は全て満足、変わらぬ旨さにホッとしたのである。ご馳走さまでした。

ぐいのみ大
豊島区南大塚3ー38ー9
0339856668