2014年5月28~29日
日本三百名山を完登している神戸の高橋氏に電話で聞くと、高橋氏は大無間山を「てしゃまんくの里」から日帰りしていて「三百名山中で一番厳しかった」と言いました
日本三百名山にコースタイムは14時間10分と書かれています
距離も長いし、累積標高差も大きくアップダウンの連続で、そのアップダウンも緩いものではありません。
体力が無い僕らの脚では、とても日帰り出来ないと判断して「避難小屋一泊」を計画しました
しかしこのコースは殆どすべてが稜線を歩くので、途中に全く水場がありません。
汗っかきの僕は、人より多めに水が必要なので、一番考えたのは重たい水の量でした
そして一人当たり清水を3リットル、アクエリアスを3リットルの合計6リットルにしました。(二人で12リットル)
寝袋、ガスやコンロ、食料などを含めると僕が12キロ、美由紀が10キロ程になりました
ヒマラヤのトレッキング以上の荷物ですが、とりあえず避難小屋までですから、何とかなるだろうと・・・
避難小屋までの標高差は1100メートル。登りばかりですが、急なのでコースタイムは短く3時間10分でした
運び上げる荷物を少しでも少なくする為に、晩御飯も翌日の昼飯も弁当としました。
出発は11時半で、早めの昼飯を食べてから鳥居を潜って登り始めました
避難小屋近くの急登はかなり厳しかったですが、何とか3時間半で到着。
一人当たりの水の消費は出発前に多量に飲んでたのが功を奏し500ミリリットルでしたが・・・夜中に喉が渇いて500ミリリットル
避難小屋はトタン板の質素な建物ですが、6~7人ならゆっくり泊まれます。(平日だったし、行きも帰りも誰も居ませんでした)
非常用の水がペットボトルに二本置いてありました。また緊急食糧としてカロリーメイトもありました
雨水を溜めるようにもしてあって、容器の底は枯葉が溜まっていますが、緊急時なら上澄み水を沸かせば使えると思いました。
味噌汁を作って弁当を食べ、コーヒーを入れたり、お茶を入れたりで二人で夕食時に1.5リットルの清水消費。
朝は3時半に起きて、カップヌードルとパン、コーンスープ、コーヒー等で1.5リットル消費。
4時過ぎに各自2リットルのアクエリアスと弁当を持って出発
P3、P2、P1とアップダウンを繰り返し、小無間山に登り始める所が崩壊していて、トラロープは張ってあるけど、特に下りはかなり一人一人が崩壊を起こしてしまう様な
状態で、かなり怖いです
その後の登りも崩壊の縁の崖を這い登る感じです。
頂上付近は残雪が残っていて、コースは解り難いけど高みに登って行けば頂上に到着しました
避難小屋から大無間山頂上までは、ほぼコースタイム通りで5時間。昼食休憩30分。
頂上から避難小屋までの帰路は4時間半。2リットルのアクエリアスは全て消費してました
避難小屋にデポしてあった水や荷物を入れて、下山開始。
16時丁度に「てしゃまんくの里」の駐車場に戻ってきました。水は二人で500ミリリットル余っていました。
避難小屋で一泊してなかったら、大無間山はとても登れなかったと思います。
体力度五つ星、危険度五つ星の立派な二百名山でした
ただ小無間小屋から大無間山の間の登山道の殆どで、ドコモの電波が入りましたから救助要請は出来ます。
そんな事で昨夜は下山してすぐビールを一本呑んだら・・・あえなくダウンとなりました。
今日は今から高塚山の登山口に向かいます
電波が入らないだろうと思うので、昼ごはんの時早めですがブログ書きました。
野鳥ですが・・・色々な鳥が非常に沢山居ましたが・・・荷物を減らすのにカメラは持って行きませんでした