私たちが世界一周したヨット「ホロホロ三世」は今も一か月に一度はエンジンを掛けています。
今日その為に行ってたんですが・・・
ヨットに乗り込むと窓を開けて風を通してからエンジンを掛け、ビルジポンプ(船内に溜まった水を吸い出す電動ポンプ)を三台回します。
ところが・・・一つのポンプのスイッチが壊れて入りませんでした。
ヨットは持っていても長い間航海に出てませんから・・・他のスイッチも壊れてないかと確認に全部のスイッチを入れてみると・・・三つのスイッチが壊れていました。
私のヨットはフランスで造ったヨットなんですが、エンジンは日本製のヤンマーですがこの様な電気製品はフランス製なんです。
そしてフランス製の電気製品は・・・なんでフランスが先進国に入っているのかと疑う位性能が悪いんです。
インストルメントパネルにスイッチが25余りあるんですが・・・10年余り経った頃から次々壊れ始めて・・・もう随分直しています。
それも最初に壊れたのはインドネシアの島でしたから・・・代用できるスイッチなんてありません。
ヨットで世界一周してたら「いつどこで何があってもそこで手に入るものを使って自分で解決する」のが基本ですから・・・
壊さないように気を付けながら外して・・・
次はどの様にしたら分解できるのかを慎重に見極めて分解しました(こう書くと簡単ですが、壊さないようにまた組み立てられる様に分解しなければならないので最初の一つは実際には殆ど一日がかりでした)
中を見てみると・・・部品が三つ壊れています
どうしたら機能するのかを考えると・・・スイッチを入れたら白い軸が上に上がれば・・・スイッチが入りますから・・・
なんでこんな複雑で壊れやすい機構にしてるのか不思議でした。
そこで私が考えたのは・・・インドネシアの島でも竹はありますから・・・太い竹を切って来て・・・この様に削って取り付けました。
スイッチが入ったところで止まらないといけないので少し複雑に凸凹を付けなければいけませんが・・・
そしてこの竹が当たる場所のプラスチックを切り取る必要がありますが・・・
これで修理したスイッチはいまだに一つも壊れず機能しています。
それで今回も三つのスイッチを竹で治して・・・完成です
右にあるのが壊れていたので取り出した部品です。
念のためにテープで止めていますが、止めなくても大丈夫です。
この様な修理は数えきれない位してるのが・・・世界一周するという事で、地球上にある殆ど全ての仕事をしなければ誰も助けてくれる人は居ませんから・・・
しかしこれは出航してからの事で・・・実際には私の場合10年以上準備しながら会社経営をしていました。
いつもヨットで世界一周する事を考えて役に立つと思うものは集め、必要と思う技術は出来る限り覚えました。
ただ人はしたいと思う気持ちが強ければいつの間にか必要な準備が出来るものだという事が分かりました。
「何をしたいのか」目標をしっかり決めて生きれば殆どの望みはかなえられると思っています。
さて昨日まで調子が良いと喜んでいた錦鯉の毛仔や稚魚ですが・・・エサのやり過ぎ?で水が悪化したのか・・・ちょっと調子が悪そうなのを見つけたので・・・
慌てて四つのタライの水を三割程掬って捨てて地下水を入れました。
それで落ち着いてる様なんですが・・・数日毎に幾分かの水は換えてやった方が良いように思いました。
そして650リットルの水槽は新水の注入量を増やして・・・全部の毛仔や稚魚のエサの量を減らしました。
まだ一匹も死んだのは見てないけど・・・やっぱり毛仔を育てるのは難しいです。