アフリカ大陸南端の街ケープタウンに着岸しています。
眼の前には有名なテーブルマウンテンとライオンズヘッドが見えています。
ブラジルを出て南大西洋を横断してナミビアに着く前日に美由紀が高熱でダウンしました。
原因ははっきりしませんが横浜出港以来乗客の半数が常に風邪の様な状態や下痢で体調不良を続け、次々死者も出て10人程になってる気がします。
船医もコロナで昨日から自己隔離してるようで、コロナや肺炎、風邪にかからず今まで生き延びてるのは極僅かな人達でサバイバルゲーム状態です。
こじらせて1ヶ月寝込んでる人は100人は居ると思います。
美由紀がそうならないように食事は私が部屋に運んで安静にさせていますが今日で四日目となり何とか乗り越えれそうです。
多分コロナだと思うんですが持ていた解熱剤を続けているので最初の様な熱も出ず、食事もとれています。
私の方はブラジル辺りからデッキに出て身体を焼く様にしたら、常に風邪をひきそうな状態は続いていますが寝込まず済んでいます。
ただ船内のエアコンが強烈で幾ら言っても変えてくれません。
船外と船内の気温差が酷い時は15度もありますから全員が風邪気味だったり風邪をこじらせて死んでいくのは当然です。
綺麗事を並べてもピースボートは人命軽視が酷いと私は感じています。
そんな病人生産船ピースボートも後1ヶ月で逃げ出す事が出来ます。
私は二度と近づきたく無い会社です。
残り1ヶ月をなんとかして生き延びたいと考えています。
本当に死にそうな人が今も沢山個室に移されているんですよ。
乗った時は皆元気だったのに、風邪をこじらせたと言っていた知り合いも袋に入れられてナミビアで降ろされました。
パナマ船籍の船で殆ど治外法権の世界で、スタッフは何事も隠してなんの案内もありませんが次々死体は降ろされています。
とにかくこの船は怖いです。
でも4人部屋が沢山あって一人で参加できるドミトリーの様な安い値段で世界を周る客船は他にありませんから、参加希望者は多い様です。
全体の6割が1人参加と思ってたら7割以上の様です。
私には何割かは他に楽しいすることが無いかわいそうな人達に見えてしまったりもしています。