<shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" o:preferrelative="t" o:spt="75" coordsize="21600,21600"></shapetype><stroke joinstyle="miter"></stroke><formulas></formulas><f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"></f><f eqn="sum @0 1 0"></f><f eqn="sum 0 0 @1"></f><f eqn="prod @2 1 2"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelWidth"></f><f eqn="prod @3 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @0 0 1"></f><f eqn="prod @6 1 2"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelWidth"></f><f eqn="sum @8 21600 0"></f><f eqn="prod @7 21600 pixelHeight"></f><f eqn="sum @10 21600 0"></f><path o:connecttype="rect" gradientshapeok="t" o:extrusionok="f"></path><lock aspectratio="t" v:ext="edit"></lock><shape id="_x0000_s1026" type="#_x0000_t75" style="MARGIN-TOP: 0px; Z-INDEX: 1; LEFT: 0px; MARGIN-LEFT: -54pt; WIDTH: 182.45pt; POSITION: absolute; HEIGHT: 258.7pt; TEXT-ALIGN: left"></shape><imagedata o:href="http://www.lims-pr.com/gegege/5000003/img/20070427143434.jpg" src="file:///C:/DOCUME~1/Hori/LOCALS~1/Temp/msoclip1/01/clip_image001.jpg"></imagedata><shadow offset="6pt,6pt" on="t"></shadow><wrap type="square"></wrap> 鬼太郎とのつきあいは長い。週刊少年マガジンに連載されていた当時(68年ごろだと思う)、親戚の家で読んでいたのがいちばん昔の記憶。ミイラ男みたいだった鬼太郎の父親の死体から目玉がポロリと落ち、例の目玉おやじになるシーンの奇怪さは、水木しげるの暗いタッチとあいまって忘れられない。当時のマンガは全体に暗かったが、そのなかでも突出して暗かったと思う。今でも語りぐさの「大海獣」の回など、鬼太郎はもう元の姿にはもどれないのか、と子ども心にもの悲しくなったのをおぼえている。
<shape id="_x0000_s1027" type="#_x0000_t75" style="MARGIN-TOP: 149.25pt; Z-INDEX: 2; LEFT: 0px; MARGIN-LEFT: 159.3pt; WIDTH: 177pt; POSITION: absolute; HEIGHT: 116.15pt; TEXT-ALIGN: left"></shape><imagedata o:href="http://shinshu.fm/MHz/00.76/images/J0vchRK5.jpg" src="file:///C:/DOCUME~1/Hori/LOCALS~1/Temp/msoclip1/01/clip_image003.jpg"></imagedata><wrap type="square"></wrap> 以降何度も何度もテレビ化され、そのたびに人気を集めたのは、なんといっても子どもはやはり妖怪が好きだからだろう。「妖怪大戦争」でもふれたように、隠微で、実は性的な存在である妖怪を、日本人の子どもたちは世代を超えて愛しているのだ。しかし時代にあわせて、鬼太郎もさすがに軽く、明るいものに姿を変えてきている。そんなところへ実写映画化。ねずみ男→大泉洋、砂かけ婆→室井滋、子泣き爺→間寛平……このあたりはイメージキャストだが(室井、ごめん)、鬼太郎のウェンツ瑛士は意表をついた。でも大正解。当初予定されていた堂本剛よりも、圧倒的な美男だからラブストーリーが似合うのだ。それでいて『日本語しかしゃべれないハーフ』としていじられキャラが確立しているので、悲恋があまり深刻にならずにすんでいる。
引率のオトナにとってもうれしいサプライズが。わたしが大好きな小雪が天狐役で(白髪が似合います)出演していてドキドキ。くわえていちばん笑いをとっていたのが輪入道役(年とった機関車トーマスだと思っていただければ)の西田敏行。利重剛の死人役もふくめて、意外にアダルトな配役で楽しませてくれる。
それでも鬼太郎のお約束は健在。チャンチャンコに下駄をはいて現代にあらわれる鬼太郎に、ヒロインが「どうして下駄を履いているの?」と基礎的な質問をして笑わせ、髪の毛が針になって攻撃するおなじみのアクションも、そのあと一瞬鬼太郎が丸坊主になってしまうシーンが挿入されて館内大爆笑。そりゃ、そうなるよな。
満員札止めの大盛況だから続篇の製作は必至。まもなく75才になってしまう声優の田の中勇さん(「おい、キタロー!」)が健在なうちに早くつくってくれ。鬼太郎における最大のスターはやっぱり目玉おやじなのを今回再確認したので。正座して小さな湯飲みでお茶を飲むおやじはマジでキュート。いい歳してフィギュアを買おうかと思ったぐらいざんす!