それでは公務員派閥激突篇を。
・町長派と前町長派に分かれているそうです。どんな目に会うかは、さっぱりわかりません。ただ、町長派の人が実力以上の地位についてたりはするけど。(町役場 24歳)
・前に辞めた副知事一派は全部、次の人事で一掃されました。いまの課長も、副知事が辞めたとたん、ひと言もその人の名を出さなくなった。あと、派閥というより、バッジつき(議員)にコネのある職員は強いな、やっぱり。(県庁 36歳)
・市長、議長、有力議員、有力部長など、おえらいさんのゴルフ&飲むためのグループ「じゃがいもの会」というのに入ってると、じゃんじゃん昇進する。バカでも無能でも。「じゃがいもの会」に対抗する派閥はいまのところない。じゃがいも天下である。(市役所 25歳)
またまた新採の頃の話で恐縮だが、ゴリゴリの反動だった校長と共産党系バリバリの組合員が壮絶に反目していたその学校では、新人の私をめぐって一種奪い合うようなバトルが繰り広げられた(他人事)。田川には、当時(今もあるのかなあ)反県教組をうたう変な団体が存在し、管理職がそぉーっとそれに入らないかと誘うのだった。……ないんだろうな、今は。ちょっと不安。じゃがいもよりはマシな名前だったと思うんだが。
・市長派にあらずんば人にあらず。でも市長もいつまでも市長でいられるわけではないので見極めが肝心。前々回の選挙ではそれに失敗した人が外に飛ばされた。市長派のある女性は、毎日すっごーく高い店で飲んで、お代は市長の交際費で落としているそうです。(教育委員会 27歳)
・出身大学の派閥。巻き込まれると転勤でヘンなところに行かされたり、都会に出ることができたりする。前の校長がいなくなっても、一度忠誠を誓ったら、そいつに情報を教えたり(スパイみたいに)しなければならない。(養護学校 30歳)
・そりゃもちろん、日教組VS反日教組。私がいるところは日教組があんまり強くなかったので、オモテ向きは平穏でした。ひどいところだと、入学・卒業式のときに、日の丸、君が代問題で職員会が二時間三時間はザラだそうです。(中学校 32歳)
こういうヤツが多数派を占めてくるから(自分はいつも被害者なのね)、つくる会のような連中が調子にのるんだと思う。
・つまりは管理職(校長、教頭)VSヒラ教員。ほとんど男性のみに限られる。ヒラ組はなんとか足をひっぱろうとするし、邪魔したり揚げ足とったり、困らせようとする。管理職は細かいことにこだわり、教育委員会のリモコン状態である。(高校 24歳)
・やはり地元の大学系は強いでしょう。現場でも日常的に県外大学出身の人間は、たとえ県出身の人間でも疎外感を感じる。あー、それから日教組と非組合の先生はお茶を飲む場所が別。(小学校 25歳)
(笑)そういえば、若い頃は山大教育学部同窓会は出張扱いだったりしたなあ。
・私は校長サイドの派閥に入らなかったうえ、対立派閥に入っていたので飛ばされます。今度の異動で、対立派閥はみーんなどっかに行っちゃいます。(中学校 28歳)
娯楽、とさっき書いた。これはおそらく本質をついていると思う。派閥だの人脈だのといったしょーもない部分に、いい年をした連中が拘泥するのは、それが彼らにとって凄く“楽しい”からだ。逆に言えばそれぐらいしか娯楽がない、というか。んー思い切りネガティブになったところで紙数は尽きた。もっと言いたいことはたーくさんあるんだ。この問題はいつかまたやるぞ。乞うご期待。
画像は美しき公務員シリーズ最終回。
「機動警察パトレイバー」の南雲隊長。映画版の設定(かつての上司を慕い続ける)は説得力があった。がんばれカミソリ後藤!特車二課はしかし楽しそうだなあ。