第1条~ケンメリはこちら。
渋滞する二つの道が合流する場合、都会では一台ずつ“迎え入れてやる”のが通例になっているのだそうだ。ほんとかなあ。都会人はそんなに冷静なの?
わたしだって大局に立てばその方が全体としての渋滞緩和につながることは理解できる。でも、10分近く待ってやっと手にした出羽大橋へのチケットを、わざわざ横から軽快に(そう見えるのです)やってきた堤防組にゆずってやるようなマネはわたしにはできなかった。そーだよ気持ちの小さい野郎だよオレはよ。
でも、時間の余裕があったある日、わたしは冒険して宿敵堤防組の経路を通ってみた。何より意外だったのは、その方が2㌔も距離が長くなるということ。しかしほとんど渋滞が存在しないため、燃費はのびるし気持ちがいい。で、問題のT字路に進入すると……やっぱり入れてくれるんですな。特にヤンキー系のクルマなんか。で、たまに入れてくれないヤツがいたりなんかすると「なんて心の狭い野郎なんだっ!」と(笑)。
結局、わたしが今通っている道は
布目→土崎→こあら→松原→鳥海自動車学園前→堤防→宮野浦
という、4月当初には思いもよらなかった経路になっている。で、所要時間25分。5分の短縮のために、オレは何をやってるんだか。
通勤路については、今までと大幅に変わったことがもうひとつある。ヤンキーぞろいの女子高生たちが“スカートの中なんか見えてもかまわないわよーん”状態にあることだ。どうやら宮野浦方面から出羽大橋に入る保護者たちもそう思っているようで
「あたしもねー、あれはどうかと思うのよ」
「だろう?」
「でもね、あれって見えてもかまわない下着をつけてるのよ」
それがわかっていながらも、つい動揺しちゃうのが情けないんじゃないか(T_T)
今日のクルマはわたしが乗った二台目のスカイライン。
4バルブDOHCがうなるうなるRS。いいクルマだったなあ。
でも次のクルマを買うとき、ディーラーは
「え?RS?それなら引き取れるかもしれないなあ……鉄仮面?」
「いえ、初代で……」
「あ、そりゃ残念」そうですか。
第3条~ゴルフにつづく。