事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

戦後の音楽文化PART3 吹奏楽コンクール

2016-10-22 | 音楽

Eurythmics - Miracle Of Love (Remastered)

PART2「全日本吹奏楽連盟」はこちら

この吹奏楽コンクールはなかなかルールが複雑で、下位大会で金賞をとれば上に行けるというものではなく、とっても上に行けない金賞を「ダメ金」と呼ぶのだとか。わけがわからない。

まあ、芸術系の人たちの考えることはよくわからないからなあ、と嘆じていればいいわけではなくて、どうもこの吹奏楽のありようは、他の体育系ととてもよく似ているし、教員のヒエラルキーがそのまま吹連にシフトしているとすれば(よく知りませんけれど)、競技団体と一定の緊張関係にある体育系よりも、部活動として異様だと思われるのは無理がない。

高額化する部費、楽器運搬などの重い保護者負担、外部講師と顧問の微妙な関係など、日本のスポーツが学校体育によりかかりすぎているのとまったく同じ構図。部活動がいびつであることを、体育系よりも如実に示しているのではないか。

ことは吹奏楽だけでなく合唱にも及んでいて、その象徴がNHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)だ。こちらにも、面白い動きがあった。

NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)

2000年代後半からは、中学校の部を中心に「多くの中学生が自ら合唱に興味を持ち、歌いたいと思える曲を、という趣旨で、J-POPのアーティストによる課題曲の制作が続いている。2008年度のアンジェラ・アキ作詞作曲の「手紙」のように、オリジナル楽曲もヒットし、そのメッセージ性から卒業ソングとして人気を集める例も見られる。
J-POPの課題曲は、合唱音楽に精通した作曲家が合唱用に編曲するものの、この試みには指導者だけでなく児童・学生の間でも賛否両論あり、議論を呼んでいる。音楽のありようが多様化する今日、主催者が歌わせたい歌と子どもたちが歌いたい歌、その折り合いをどのようにつけていくのかが、コンクールの是非とともに問われている。

……是非は本当にともかく、合唱コンクールで歌われる曲のほとんどが、わたしのまったくあずかり知らない曲ばかりなのには毎年驚いています。本当に、是非はともかく。まあそういいながら、われらが鶴岡北高が日本一になったことは素直に喜んでおります。すげーな、おめでとう。以下次号

本日の一曲はユーリズミックスの「ミラクル・オブ・ラブ」愛の奇跡ですか!ヒデとロザンナですかっ。

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