Sting - Englishman In New York
2016年8月号PART4「つまらない男、つまらない女」はこちら。
「自動車メーカーとしての実力を疑わざるを得ない」
燃費不正が拡大した三菱自動車について、国土交通省の担当者が発したことば。かなり激している。何度も何度も指摘を受けながら、しかしこの企業は何度も何度も「なことは何とでもなる」と無視し続けている。
OEMで軽自動車を提供されていた日産が、逆に三菱を子会社化したギャンブルにはびっくり。どうなんだろう。三菱をゴーンはうまく御せるんだろうか。
VWのクルマに乗っているわたしだから言わせてもらおう。卑怯な企業がつくったクルマに乗っているだけで、ハンドルを握る楽しさは明らかに減じた。ユーザーのその思いが三菱に届くことはないのかなあ。いまがVWの買い時だ!とちょっとだけ思ったことだけは告白しておきますけれども(笑)
「主人は大変わがままで知られておりましたが、そのわがままを補うほどの優しさを持っていました。優しくて、可愛らしかった。47年間、一緒にいられたこと、幸せに思っています。大変身体は強かったのですが、癌のほうが強かったようです。きょうは泣かないつもりで、明るい送り会にさせていただきたい。きょうは皆さんでほめて、天に送ってあげてください」
大橋巨泉を偲ぶ会における、妻の寿々子さんのあいさつ。巨泉はしあわせな人だとつくづく。映画ファンからすれば、鈴木清順の「けんかえれじい」において匂うように美しかった浅野順子をかっさらった憎き野郎ということになるのだが(完全に芸能界から引退して、浅野順子は大橋寿々子として暮らすことを選択した)。しかし彼女の美しさがまったく減じていないのを見て、そうか巨泉は彼女を本当にだいじにしていたんだなと納得。許す。何様だおれは。
本日の一曲はスティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」
先日、ALTたちと飲んだ二次会でカラオケへ。英語しばり。きっつー。でスティングも歌ったんだけれど、彼がものすごくキーが高いことを思い知らされました(笑)。サックスはブランフォード・マルサリス。か、かっこいい。それにしても、この曲がスティングの代表曲になると誰が予想したろう。「わたしは合法的エイリアンだ」は歴史的名言。
2016年10月号「オキナワ。」につづく。