事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第四十回 幸村

2016-10-09 | 大河ドラマ

第三十九回「歳月」はこちら

前回の視聴率は16.6%と的中。あまりうれしくはありませんが。

さて今回はまるで総集編ですか。九度山にこもる信繁が、その境遇に満足しながらなぜ大坂城に行くことになったのかを強引に納得させるにはこれしかなかったでしょうけれど。

昌幸、秀吉、三成などの声が、そして誰よりもきり(長澤まさみ)が信繁を奮い立たせる。かくて真田幸村誕生

もちろん結果論で考えれば、九度山に隠棲していればそれなりに信繁が幸福だったのは確実。でも立川文庫のスターになることはなかったわけだ。

きりが言うように、これまでの展開では、四十週間もかけて信繁はなにも成し遂げていないわけで(これ、作り手の側から発信されたのって初めてじゃないですか)、このままでは確かに困る(笑)。

しかし神の目をもったきりの発言はなお続く。戦上手の真田昌幸の息子なら、やっぱり戦上手なんだとまわりは思うんじゃないですかと。うわー、つまりあなたは(今のところは)フェイクでかまわないじゃないかと。電通か。こんな女性が近くにいてほしいですよね。

片桐且元(小林隆)がいっきに大坂城まわりの歴史を語る。あんたが徳川との関係をぶちこわしてるかのよう。これまでの胃痛は、すべてこの回のためにあったわけだ。

しかも大蔵卿局(峯村リエ……「超高速!参勤交代リターンズ」でもいい味だしてました)の息子として大野修理が登場して且元を責める。演じているのは今井朋彦。「新選組!」で徳川慶喜を演じたあの人。この時点で大阪方の敗戦決定(^o^)。

よく伝えられる方広寺の鐘銘事件だけど、ほんとに歴史を動かすような大事件だったんだろうか。文字にして遺しやすいから数多く伝えられてるだけじゃないかな。いまでもありますよね、よくわかんないけど大騒ぎ自体が主目的な話。盛り土がどうしたのとか。

薄味な話だけれど、だからこそ17%台まで復帰と読みました。

第四十一回「入城」につづく

コメント
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